最終更新日:2025/12/03

〈U〉地理,地理学 / 〈C〉地勢,地形 / 〈C〉地理学書

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元となった辞書の項目

geography

名詞

〈U〉地理,地理学 / 〈C〉地勢,地形 / 〈C〉地理学書

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地理学は、地球の地形、気候、植物、動物、人口の分布を研究する学問です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: geography

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): The study of the physical features of the Earth and its atmosphere, and of human activity as it affects and is affected by these.

意味(日本語): 「地理学」、つまり地球の自然環境や地域特性、人間の社会や文化・歴史的要素との関わりを研究する学問です。「地理」は単に場所や位置を把握するだけでなく、自然環境と社会・文化がどのように影響し合っているかを探ります。

「geography」という単語は、学校の教科としてもよく使われるほか、観光・ビジネス・学術など幅広い場面で使われます。人々の生活環境や地球上のさまざまな現象を理解するためには欠かせない単語です。


  • 活用形: 名詞なので、「geography」による活用形(複数形など)は基本的にはありません。「geographies」という複数形は学術的・特殊な文脈で使われることはありますが、日常的ではありません。

  • 他の品詞:


    • 「geographical」(形容詞)「地理に関する」

    • 「geographically」(副詞)「地理的に」


CEFRレベル目安:


  • B1(中級)〜B2(中上級): 学校でも習う基本的な名詞ではありますが、学問的・専門的な内容になると少し難易度が上がります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • geo-: 「地球」を意味するギリシャ語由来の接頭語

  • -graphy: 「記述・録音・研究」を表すギリシャ語由来の接尾語

これらが組み合わさって「地球の性質や特徴を記述・研究する」という意味合いを持ちます。

派生語や類縁語


  • geographic / geographical (形容詞): 「地理的な」

  • geographer (名詞): 「地理学者」

  • geology (名詞): 「地質学」 – 「geo-」は同じく「地球」の意味ですが、こちらは地球の内部構造や岩石などを扱う学問です。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. physical geography(自然地理学)

  2. human geography(人文地理学)

  3. world geography(世界地理)

  4. cultural geography(文化地理学)

  5. geography class(地理の授業)

  6. geography textbook(地理の教科書)

  7. regional geography(地域地理)

  8. geography curriculum(地理の教育課程)

  9. economic geography(経済地理学)

  10. urban geography(都市地理学)


3. 語源とニュアンス

語源:

“geography” は、古代ギリシア語の「geo-(地球)」と「-graphia(書くこと)」から生まれた言葉です。本来は「地球を書くこと・記述すること」の意味があり、そこから「地球の特徴を記述し、研究する学問」を表します。

ニュアンス / 使用時の注意点:


  • 学校の教科として用いられる際は、「地理」のように一般的に使われます。

  • ビジネスや観光業界では、地域情報や気候、インフラなど広範な情報を扱う際にも登場します。

  • 書き言葉・口頭どちらでも普通に使われ、特にフォーマル/カジュアルの大きな区別はありません。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞・不可算名詞:

    「geography」はたいてい 不可算名詞 として扱われます。ただし、研究分野として「the geographies of different regions(さまざまな地域の地理学的特性)」のように、複数の地理学的視点を表すときに “geographies” として可算扱いする場合もあります。

  • 一般的には「地理学」全般を指しており、学科名として「Geography」(大文字)を使うこともあります。

例: My favorite subject is Geography.(私の好きな教科は地理です)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’ve always been interested in geography, especially in different countries’ climates.”

    (私は昔から地理に興味があります。特にいろいろな国の気候に興味があります。)


  2. “My brother is studying geography to learn about world cultures.”

    (私の兄は世界の文化を学ぶために地理を勉強しています。)


  3. “Understanding geography helps you navigate when traveling.”

    (地理を理解していると、旅行のときに道に迷いにくいですよ。)


ビジネスでの例文


  1. “Our marketing strategy needs to consider the geography of our target market.”

    (我々のマーケティング戦略は、ターゲット市場の地理的条件を考慮する必要があります。)


  2. “We must take each country’s unique geography into account when expanding globally.”

    (グローバルに拡大する際には、それぞれの国の独自の地理的特徴を考慮しなければなりません。)


  3. “The new distribution center’s location was chosen based on local geography.”

    (新しい配送センターの立地は、その地域の地理的条件をもとに選ばれました。)


学術的な文脈での例文


  1. “Recent research in cultural geography explores the relationship between identity and place.”

    (最近の文化地理学研究では、アイデンティティと場所の関係が探求されています。)


  2. “Physical geography examines natural formations such as mountains and rivers.”

    (自然地理学では、山や川といった自然の形成物を調査します。)


  3. “Economic geography focuses on how economic activities are distributed across regions.”

    (経済地理学は、経済活動が地域ごとにどのように分布しているかに焦点を当てます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “earth science” (地球科学)


    • 地球全般を科学的に研究する学問で、地質学や気象学など広く含む語。


  2. “geology” (地質学)


    • 地球の物質的構造や歴史を扱う学問。地理学とは焦点が異なる。


  3. “cartography” (地図学)


    • 地図の作成・研究に特化した学問。


反意語

学問領域で直接的な「反意語」はありませんが、たとえば「history」(歴史)とは視点が異なる学問と言えます(時間的視点 vs. 空間的視点)。ただし正確には「対義的」というよりは「異なる学問領域」という程度の比較です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /dʒiˈɒɡ.rə.fi/ (イギリス英語), /dʒiˈɑː.ɡrə.fi/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 「-og-」の部分に強勢があります。

  • イギリス英語では /ɒ/(やや短いオの音)が、アメリカ英語では /ɑː/(開いたアーの音)になるという違いがあります。

  • よくあるミス: “geography” のつづりの途中で “g” と “o” の順番を間違えたり、発音で「ジョグラフィー」「ジオグラフィー」と混乱することがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「ge*o*graphy」の “o” を抜かしてしまう、あるいは “e” の位置を混同してしまうことが多い。

  • 同音異義語の混同: 類似する単語はあまり多くありませんが、地質学(geology)などと混同しがち。

  • 試験での出題傾向: 地理や社会科に関連する長文読解や説明文で使われやすいため、TOEICや英検などのリーディングパートで見かけることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “geo-” が「地球」を意味することを覚えておくと、類似の学問名(geology, geometry など)との関連性からイメージしやすくなります。

  • 語源を知ると学術用語のスペルや意味をつかみやすくなります。「地球を記録する・描く(graphy)」というイメージを思い浮かべると覚えやすいでしょう。

  • スペリングの覚え方の一例: “geo + graphy” と分けて覚えるか、“geo-gra-phy” と3つに区切るとミスを減らせます。


以上が名詞 “geography” の詳細な解説です。地球の特性から文化まで包括的に扱う重要な分野ですので、勉強するほどに世界の見え方が広がるでしょう。

意味のイメージ
geography
意味(1)

〈U〉地理,地理学

意味(2)

〈C〉地勢,地形

意味(3)

〈C〉地理学書

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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