【名/C】土手,堤 / 川岸 / (土手のように)長く盛り上がったもの / 傾斜 / 【動/他】を土手で囲う / …に土手を築く / …を土手のように積み上げる《up》 / 【動/自】積み重なる,層を成す《up》
bank
【名/C】土手,堤 / 川岸 / (土手のように)長く盛り上がったもの / 傾斜 / 【動/他】を土手で囲う / …に土手を築く / …を土手のように積み上げる《up》 / 【動/自】積み重なる,層を成す《up》
1. 基本情報と概要
単語: bank
品詞: 名詞(可算名詞)、動詞(他動詞・自動詞)
英語での意味
- 名詞: A financial institution where people deposit, withdraw, and manage money.
- 名詞: A raised area of ground along the edge of a river or a lake (river bank).
- 動詞: To deposit money in a bank, or to rely or depend on something (“to bank on”).
- 動詞: (飛行機などが)傾く、または傾けること。
日本語での意味
- 名詞: お金を預けたり引き出したりするための金融機関(銀行)。
→ 「給料を受け取ったら銀行に行って、貯金したり振り込んだりするような場面で使います。お金に関係する最も基本的な単語の一つです。」 - 名詞: 川や湖の土手・堤防のこと。
→ 「川や湖の岸辺、土地が盛り上がった部分のイメージです。」 - 動詞: お金を銀行に預ける、または頼りにする。
→ 「“bank on someone/something” で『~を当てにする』という表現です。」 - 動詞: (飛行機などが)旋回時に傾く、または傾ける。
→ 「飛行機や車がカーブを曲がるときに斜めになる状態を表現します。」
【CEFRレベルの目安】
- 「bank (銀行)」の名詞としての使い方は初級レベルから学ぶことが多いので A2: 初級 に相当します。
- 「bank (土手)」や動詞の用法は、もう少し上のレベルで出てくる場合もあるので B1: 中級 相当とも考えられます。
活用形の例
- 名詞: bank → banks (複数形)
- 動詞: bank → banked → banked → banking
他の品詞の形
- banker (名詞: 銀行員、銀行家)
2. 語構成と詳細な意味
- bank は現代英語では明確な接頭辞や接尾辞を含まない短い単語です。
- 語幹: bank
派生語や類縁語
- banker (銀行員、銀行家)
- banking (銀行業務)
- bankroll (資金援助する、資金) ─ “roll”が組み合わさって「資金繰り」の意味が派生
- riverbank (河岸、川岸)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- bank account → 銀行口座
- bank balance → 口座残高
- bank statement → 銀行取引明細書
- break the bank → 大きな出費になる / 金がかかりすぎる
- bank on someone/something → ~を当てにする / ~に頼る
- offshore bank → オフショア銀行(海外の銀行)
- blood bank → 血液銀行
- seed bank → 種子銀行(種子保存機関)
- go to the bank → 銀行に行く
- piggy bank → 貯金箱(特に子どもの貯金箱に使われる表現)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「bank (銀行)」は、イタリア語の “banca”(ベンチ)から来ており、元々は両替商や貸金を行う人がベンチを使って商売をしていたことに由来します。
- 「bank (土手)」はゲルマン系の語源を持ち、「地形が盛り上がった所」を表す意味から派生しているとされます。
- 「bank (銀行)」は、イタリア語の “banca”(ベンチ)から来ており、元々は両替商や貸金を行う人がベンチを使って商売をしていたことに由来します。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「bank (銀行)」は日常会話でもビジネスでも頻出するフォーマル/カジュアル問わず使う単語です。
- 「bank on ~」のように「~を当てにする」の表現はややカジュアルな口語表現でも使われますが、ビジネスでも「I’m banking on your support.(あなたのサポートを当てにしている)」などと活躍します。
- 「bank (銀行)」は日常会話でもビジネスでも頻出するフォーマル/カジュアル問わず使う単語です。
4. 文法的な特徴と構文
名詞 (bank)
- 可算名詞: a bank / many banks (数えられる銀行、複数の土手など)
- 文中で: “I visited the bank.”(私は銀行に行った)/ “We sat on the river bank.”(私たちは川の土手に座った)
- 可算名詞: a bank / many banks (数えられる銀行、複数の土手など)
動詞 (to bank)
- 他動詞の用法: “to bank money” → 「お金を銀行に預ける」
- 自動詞の用法: “The plane banked to the left.” → 「飛行機が左に傾いた」
- 他動詞の用法: “to bank money” → 「お金を銀行に預ける」
よく使われる構文やイディオム
(1) bank on + 名詞/代名詞
例: “I’m banking on you to finish this project on time.”
→ 「私はこのプロジェクトを時間通りに終わらせるのをあなたに期待しています。」(2) break the bank
例: “Don’t worry, it won’t break the bank.”
→ 「心配しないで、それほど大金はかからないよ。」(3) laughing all the way to the bank
例: “He made a fortune and is laughing all the way to the bank.”
→ 「彼は大金を儲けて、笑いが止まらない状態だ。」
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “I need to stop by the bank to deposit my paycheck.”
→ 「給料を預けるために銀行に寄らなくちゃ。」 - “We had a picnic on the river bank.”
→ 「川の土手でピクニックをしました。」 - “I’m banking on you to pick the kids up from school.”
→ 「子どもたちを迎えに行ってくれるのを頼りにしてるよ。」
ビジネスでの例文 (3つ)
- “Could you please check our bank statements for any inconsistencies?”
→ 「銀行取引明細に不一致がないか確認していただけますか?」 - “We plan to open a new corporate account with the local bank.”
→ 「私たちは地元の銀行で新しい法人口座を開設する予定です。」 - “We’re banking on increased sales in the next quarter.”
→ 「次の四半期で売上の増加を当てにしています。」
学術的な文脈での例文 (3つ)
- “The sediment on the river bank indicates a historical change in water flow patterns.”
→ 「川の土手の堆積物は、水の流れのパターンが歴史的に変化してきたことを示している。」 - “Researchers established a seed bank to preserve rare plant species.”
→ 「研究者たちは希少植物種を保護するための種子バンクを設立しました。」 - “Economic studies often focus on the role of central banks in controlling inflation.”
→ 「経済学の研究では、しばしば中央銀行のインフレ管理における役割に焦点が当てられます。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- financial institution (金融機関)
- 意味: 銀行のようにお金を扱う機関
- 違い: 定義としては広い概念で、銀行以外にも保険会社や証券会社など含む
- 意味: 銀行のようにお金を扱う機関
- shore (岸)
- 意味: 海や湖、川などの岸
- 違い: 土手というより「水辺の境界」という意味合いが強く、「bank」のように盛り上がっているニュアンスは薄い
- 意味: 海や湖、川などの岸
- trust (信託銀行)
- 意味: 資産管理のための銀行形態
- 違い: 銀行の中でも特に信託業務を中心とする機関
- 意味: 資産管理のための銀行形態
反意語 (Antonyms)
- 特定の明確な反意語はありませんが、「withdraw (引き出す)」と「deposit (預ける)」のように動詞としての反意のニュアンスがある表現は存在します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /bæŋk/
- アクセント: 単音節のため、特にアクセント位置の違いはありません。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 大きな違いはありませんが、アメリカ英語での /æ/ がイギリス英語では若干 /æ/ と /ɑ/ の中間的に聞こえることもあります。
- 大きな違いはありませんが、アメリカ英語での /æ/ がイギリス英語では若干 /æ/ と /ɑ/ の中間的に聞こえることもあります。
- よくある発音ミス:
- “ban-k” と「バンク」とはっきり発音しすぎると不自然になることがあるので、母音 /æ/ を意識するのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “banck” “bacnk” などのミスに注意。
- 同音・類似綴り語との混同:
- “bunk” (寝台) → 発音 /bʌŋk/ で「短いu」の音
- “bankrupt” (破産する) → “bank” という文字列が含まれるが別の意味
- “bunk” (寝台) → 発音 /bʌŋk/ で「短いu」の音
- 試験対策:
- TOEICや英検などでは、銀行関連の話題やイディオム “bank on” が出題される場合があります。
- ビジネスシーンでのメールのやり取りや口座開設資料など、実務的な文脈で登場しやすい単語です。
- TOEICや英検などでは、銀行関連の話題やイディオム “bank on” が出題される場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ベンチ (banca) から始まった『お金を扱う場所』」というストーリーで覚えると印象に残りやすいです。
- 「お金を貯めるところ、土が盛り上がったところ、飛行機が傾く」など、いろいろなイメージがあるため、絵や写真を見ながら連想すると定着しやすいです。
- 「break the bank(費用がかさむ)」というイディオムを覚えると、単語のイメージと関連づけて面白く学習できます。
以上が bank の解説になります。銀行関連や川の土手など複数の意味がありますので、それぞれの文脈で正しく使えるように意識してみてください。
土手,堤
川岸;《複数形で》(川の)両岸
州(す),浅瀬
(丘などの,通例けわしい)傾斜面,坂
(飛行機が施回するときの)傾斜
'を'土手で囲う(守る)
…‘に'土手を築く
…'を'土手のように積み上げる《+up+名,+名+up》
〈機体・車体〉'を'横に傾ける
積み重なる,層を成す《+up》
〈車・飛行機が〉横に傾く
(土手のように)長く盛り上がったもの
(長くもたせるために)〈火〉‘に'灰をかぶせる《+up+名,+名+up》