最終更新日:2025/11/20

カーテン,窓掛け / (劇場の)幕,どんちょう / 幕状のもの;仕切りの壁

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元となった辞書の項目

curtain

名詞

カーテン,窓掛け / (劇場の)幕,どんちょう / 幕状のもの;仕切りの壁

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日光を遮るためにカーテンを閉めました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: curtain

品詞: 名詞 (countable noun)

意味 (英語): A piece of material, usually cloth, hung to cover a window or to separate one part of a room from another.

意味 (日本語): 窓を覆ったり、部屋の一部を仕切ったりするために吊るす布のことです。部屋に光を入らなくしたり、視線を遮ったりする役割があります。「カーテンを閉める」「カーテンを開ける」のように、空間を仕切る感じで使われます。


  • 活用形:


    • 単数形: curtain

    • 複数形: curtains


  • 派生 **(※他品詞):**


    • 動詞 “to curtain” も存在しますが、日常的な使用頻度は高くありません。意味は「カーテンで覆う」「仕切る」などやや文語的です。


  • CEFRレベル: A2(初級)

    日常生活で頻出する名詞であり、家庭や職場などいろいろな場面ですぐに使える単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • curtain は接頭語や接尾語を含まない単語です。


  • 派生語や類縁語:


    • ドレープ (drape) - 窓などを覆う布全般

    • ブラインド (blind) - 窓に取り付けられる巻き上げ式や横型の覆い

    • 動詞の curtain off で「カーテンで仕切る」という意味に使うことがあります。


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):


    1. close the curtains(カーテンを閉める)

    2. draw the curtains(カーテンを閉める/開ける ※文脈による)

    3. open the curtains(カーテンを開ける)

    4. heavy curtains(厚手のカーテン)

    5. curtain rod(カーテン・ロッド/カーテンを吊るす棒)

    6. curtain call(カーテンコール/舞台の出演者が再度出てくること)

    7. net curtains(レースカーテン)

    8. middle curtain(舞台の中央カーテン)

    9. curtain tie-back(カーテン留め)

    10. behind the curtain(カーテンの後ろで=隠れた場所で)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • Middle English「curteyne」→Anglo-French「cortine」→Latin「cortina」に由来するとされています。

    • ラテン語の「cortina」は「大釜・円形の覆い(石造りのフタ)」などを意味し、形状や覆うイメージが発展して、窓や舞台を覆う布を指すようになりました。


  • ニュアンスや使用上の注意点:


    • 家庭や劇場など、非常に日常的・一般的な話題で用いられます。

    • 口語・文章問わず、フォーマルからカジュアルまで幅広く使えます。

    • 「set the stage」「draw the curtain」というフレーズは舞台用語として使われることもあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞:


    • “one curtain,” “two curtains” と数えられます。


  • 一般的な構文例:


    • “There is a curtain covering the window.”(窓を覆うカーテンがある。)

    • “She hung new curtains in her bedroom.”(彼女は寝室に新しいカーテンを掛けた。)


  • イディオム的表現:


    • “draw the curtain on something”=「何かを終了させる/幕を引く」

      例: “It’s time to draw the curtain on this project.”(このプロジェクトに幕を下ろす時が来た。)


  • フォーマル/カジュアル:


    • どちらの場面でも使えますが、舞台・劇場に関する表現ではややフォーマル感が高まる傾向があります。



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文


  1. “Could you please close the curtains? It’s too bright in here.”

    (カーテンを閉めてもらえますか? ここが明るすぎるので。)


  2. “I want to replace these old curtains with something more colorful.”

    (この古いカーテンを、もっとカラフルなものと交換したいな。)


  3. “The wind is blowing the curtains around. Let me fix that.”

    (風がカーテンを揺らしているから、ちょっと直してくるね。)


5.2 ビジネスシーンでの例文


  1. “We’ve installed blackout curtains in the conference room for presentations.”

    (プレゼンのために会議室に遮光カーテンを取り付けました。)


  2. “Could we draw the curtains during the video call to reduce glare on the screen?”

    (画面の反射を減らすために、ビデオ通話の間だけカーテンを閉められますか?)


  3. “Please note that the new office design includes automated curtains for privacy.”

    (新しいオフィスのデザインには、プライバシー保護のため自動カーテンが含まれていることにご注意ください。)


5.3 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The study examined the thermal insulation properties of various curtain fabrics.”

    (この研究では、さまざまなカーテン生地の断熱効果を調査しました。)


  2. “A thick theatrical curtain is used to separate the stage from the audience.”

    (厚手の劇場用カーテンが舞台と観客を仕切るために用いられます。)


  3. “When the curtain falls, the performance officially concludes.”

    (カーテンが降りると、その公演は正式に終了となります。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. drape(ドレープ)


      • より装飾性が高く、生地がたっぷりある印象。


    2. blind(ブラインド)


      • 細い板や布が折りたたみ式になったもので、光を調整する仕組み。


    3. screen(スクリーン)


      • 光や視線を遮る仕切りや投影用の幕。



  • ニュアンスの違い:


    • “curtain” は主に布で作られる、開閉が可能なものを指します。

    • “blind” は横型や縦型にスラットがついたタイプやロールスクリーンを指し、家庭やオフィスでもよく見られます。

    • “drape” はカーテンとほぼ同義ですが、「垂れ下がり方が美しい布」というニュアンスが強めです。


  • 反意語:


    • 明確な「反意語」はありませんが、 “uncover” や “expose” のように「覆いを取る」イメージの動詞が対照的な使い方になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語 (UK): /ˈkɜː.tɪn/

    • アメリカ英語 (US): /ˈkɝː.t̬ən/


  • 強勢(アクセント)の位置:**


    • 最初の音節 “cur-” に強勢が置かれます。「CUR-tain」と発音します。


  • よくある発音の間違い:


    • “cur-tain” の t 音を曖昧にして “cur-en” のように発音しやすい点。

    • アメリカ英語では /t/ がやや弱く /d/ のように聞こえる場合があり、“cur-dən” のように聞こえることもあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “curtain” のつづりを “curtian” としてしまうミスが時々あります。

  • 同音異義語との混同: 類似の発音の単語はあまりありませんが、“certain”(確信している)と見た目が少し似ているため混同しないように注意。

  • 試験対策: TOEIC や英検のリスニングで、日常会話やオフィスのシーンで登場する可能性が高いです。スペル問題や穴埋め問題でも出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “curtain” の頭文字 “C” は “Cover” の “C” と結びつけると、物を覆う(coverする)もの、というイメージで覚えやすいかもしれません。

  • 舞台が始まったり終わったりするときにカーテンが上がったり下がったりするイメージを持つと、「物事の始まりと終わりに関係する」単語として記憶に定着しやすいです。

  • スペリングは “cur + tain”。 “tain” は “maintain” “obtain” などにも使われる語尾ですが、ここでの意味的つながりはあまりありません。つづりを繰り返し書いて慣れるのが一番です。


以上が“curtain”の詳細な解説です。窓や舞台を覆う布、または物事を仕切るイメージで、日常からビジネス、舞台用語にいたるまで幅広く使われる単語ですので、ぜひいろいろな例文で使ってみてください。

意味のイメージ
curtain
意味(1)

(劇場の),どんちょう

意味(2)

幕状のもの;仕切りの壁

意味(3)

カーテン,窓掛け

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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