最終更新日:2025/09/04

〈C〉《複数形で》(容器などにはいっている) 中身,内容物 / 含有量,(容器の)容量 / 〈U〉(書物・演説などの)趣旨

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元となった辞書の項目

content

名詞

〈C〉《複数形で》(容器などにはいっている) 中身,内容物 / 含有量,(容器の)容量 / 〈U〉(書物・演説などの)趣旨

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解説

以下では、名詞として使われる「content(内容)」を中心に、できる限り詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: content

品詞: 名詞 (他の品詞として形容詞・動詞もありますが、ここでは名詞を中心に扱います)

意味(英語): the information, ideas, or substance contained in something

意味(日本語): 何かに含まれている情報・考え・中身・内容

「content」という単語を名詞で使うときは、「作品や記事、動画などの『内容』」という意味で使われます。たとえば、書籍の内容(the content of a book)や、ウェブサイトのコンテンツ(website content)などに使われる表現です。特にデジタルの文脈では「コンテンツを配信する」という意味合いで非常によく登場します。

活用形

名詞としての “content” には、しばしば複数形で “contents” が使われることもあります。


  • “content” (単数) : 全体としての内容

  • “contents” (複数) : 個々の要素としての内容、目次など

他の品詞の例


  • 形容詞 “content” : 「満足している」という意味(例: I am content with my life.

  • 動詞 “content” : 「満足させる、納得させる」(例: He contented himself with a simple life.

  • 名詞 “contentment” : 「満足感」という意味

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級): 新聞・記事・研究論文など、少し専門的な内容のテキストを読んだり書いたりする際に必要な語彙として扱われることが多いです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • con- : 「共に、完全に」などを表す接頭辞 (ラテン語由来)

  • tent(tenere): ラテン語「tenere(保つ、持つ)」に由来すると考えられており、「何かの中に保持されているもの」というイメージ

詳細な意味


  • 「情報やアイディア」

  • 「書籍やドキュメントに掲載されている内容」

  • 「Web、SNS、動画プラットフォームで配信されるコンテンツ」

  • 「容器やパッケージの中身」

意味合いとしては「何かに含まれるものや要素全体」を指して使われることが多いです。

関連語やコロケーション(10個)


  1. “high-quality content” – 質の高い内容

  2. “online content” – オンラインコンテンツ

  3. “content creation” – コンテンツ作成

  4. “user-generated content” – ユーザー生成コンテンツ

  5. “content marketing” – コンテンツマーケティング

  6. “table of contents” – 目次

  7. “content provider” – コンテンツ提供者

  8. “content management system (CMS)” – コンテンツ管理システム

  9. “to share content” – コンテンツを共有する

  10. “to consume content” – コンテンツを消費する


3. 語源とニュアンス

語源

「content」はラテン語の “contentus”(containの過去分詞形に相当)から来ており、「含まれているもの」「内部に保持されているもの」という意味を持っていました。英語での使用初期から「満たされた状態」「満足している状態」を表す形容詞としても使われており、その意味合いが名詞にも波及して「中身」「内容」として定着していったと考えられています。

ニュアンス・使用上の注意


  • カジュアルかフォーマルか

    名詞としての「content(内容)」は、ビジネスシーンから日常会話、学術まで幅広く使われます。特にIT関連の場では「デジタルコンテンツ」や「SNSの投稿内容」としてカジュアルに使われることが多いです。

  • 感情的な響き

    たとえば形容詞「content(満足している)」は、ポジティブな感情を表すことがありますが、名詞の場合は感情というより「含まれているもの」を客観的に示す語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算


    • 多くの場合 “content” は不可算名詞として扱われます。「中身」「内容」とまとめて言及する場合に使われることが多いからです。

    • 個別要素を強調する場合は複数形の “contents” を用いることがあります。こちらは可算として扱われる場合もあります。たとえば “the contents of the bag(カバンの中身それぞれ)” のように、一つひとつを数えるイメージです。


  • 一般的な構文


    • “the content of + 名詞” : ~の内容

    • “content on + 場所/プラットフォーム” : ~にあるコンテンツ

    • “content about + テーマ” : ~についての内容


  • イディオムなど


    • “table of contents” : 書籍や論文の「目次」を指す決まり文句



5. 実例と例文

ここでは「日常会話」「ビジネス」「学術」の3つの文脈それぞれに3例ずつ提示します。

日常会話シーン


  1. “I love the content you share on social media—it’s always fun and inspiring.”

    (あなたがSNSで共有するコンテンツ、大好きです。いつも楽しくて刺激的。)


  2. “The contents of this box are a surprise for my sister’s birthday.”

    (この箱の中身は、妹の誕生日用のサプライズなの。)


  3. “Could you please check the content of my email before I send it?”

    (私が送る前に、メールの内容を確認してくれる?)


ビジネスシーン


  1. “We need to update the website content to reflect our latest products and services.”

    (最新の製品やサービスを反映させるため、ウェブサイトの内容を更新する必要があります。)


  2. “Our marketing strategy focuses on producing high-quality content for our audience.”

    (私たちのマーケティング戦略は、オーディエンス向けに質の高いコンテンツを作ることに注力しています。)


  3. “Can you review the table of contents for our new brochure?”

    (新しいパンフレットの目次を確認してもらえますか?)


学術シーン


  1. “The content of this journal article discusses recent advancements in artificial intelligence.”

    (この学術論文の内容は、人工知能の最近の進歩について論じています。)


  2. “Please refer to the table of contents to locate the specific chapter on data analysis.”

    (データ分析の特定の章を探すには、目次を参照してください。)


  3. “We should analyze the content critically before drawing any conclusions.”

    (結論を出す前に、内容を批判的に分析すべきです。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “substance” (実質、中身)


    • 若干フォーマル寄りで、議論の「核心」や「実質的な部分」を示すのに使われます。

    • 例: “The substance of his argument was compelling.” (彼の主張の核心は説得力があった。)


  2. “material” (素材、資料)


    • コンテンツとしての素材を指すときに使われます。

    • 例: “We need more visual material for the presentation.” (プレゼン用にもっと視覚資料が必要です。)


  3. “subject matter” (主題、テーマ)


    • 議論や記事などの主要テーマ本体を指します。

    • 例: “The subject matter of this book is quite technical.” (この本の主題はかなり専門的です。)


反意語

名詞としての「content」の明確な反意語は日常の中ではあまり使われませんが、あえて言うなら「void(空虚、空所)」や「absence(欠如)」が対比的な意味を持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈkɒn.tent/ (イギリス英語), /ˈkɑːn.tent/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 第1音節にストレスが置かれます (CON-tent)。

  • 発音の違い:


    • イギリス英語: [kɒn] と “o” の部分が「コッ」に近い発音

    • アメリカ英語: [kɑːn] と “a” の部分がより「カー」に近い発音


  • よくある間違い: 形容詞/動詞の “content” (満足している/満足させる) の場合、アクセントが第2音節 (con-TENT) になるため、名詞とは区別して発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “content” の綴り自体はシンプルですが、複数形 “contents” のつづりmis(mis→誤)などに注意。

  2. 同音異義語との混同: 同スペルでも形容詞/動詞とアクセントが変わります。形容詞・動詞の「(to be) content」(アクセントは後ろ) と名詞の「content」(アクセントは前) を混同しないように注意。

  3. 試験対策: TOEICや英検では、ビジネスメールや記事の内容に言及する問題として「the content of the email」という形で出題されることがあります。単数形/複数形の使い分けや、形容詞/動詞かどうかの識別に注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “CON-tent” で「中身」、 “con-TENT” で「満足」 のように、アクセントの位置で意味を切り替えると覚えやすいです。

  • 「容器の中に入っているもの = content」というイメージを思い浮かべると、「内容」という意味を捉えやすくなります。

  • スペルが短いので覚えやすいですが、アクセントの違いが重要なので何度も声に出して練習するとよいでしょう。


以上が、名詞「content」を中心とした詳細解説です。ビジネスや日常生活、学術的場面でも幅広く使われる重要な単語なので、ぜひしっかり覚えて活用してください。

意味のイメージ
content
意味(1)

〈C〉《複数形で》(容器などにはいっている)中身,内容物,(記録・書物などの)目次

箱の内容はラベルに表示されている。

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意味(2)

〈U〉(書物・演説などの)趣旨

意味(3)

〈C〉《~》《修飾語を伴って》含有量,(容器の)容量

褐炭は炭素含有量が低く、水分含有量が高い石炭の一種です。

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