nap
1. 基本情報と概要
単語: nap
品詞: 名詞 (動詞としても使われる)
意味(英語): a short sleep, especially during the day.
意味(日本語): 短い仮眠、うたた寝。日中などに少しだけ眠るときに使われる単語です。気軽に「ちょっと寝る」というニュアンスがあります。
名詞としての活用:
- nap (単数形)
- naps (複数形)
- nap (単数形)
動詞としての活用例:
- nap (原形)
- napped (過去形・過去分詞形)
- napping (進行形)
- nap (原形)
CEFRレベル目安: A2〜B1
- A2(初級)~B1(中級)レベルの学習者にもよく使われる語です。「短かったり軽い睡眠」を表す身近な単語なので、日常会話でよく登場します。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- nap は元々短い語で、はっきりした接頭語・接尾語はありません。
類縁語・派生語
- nap (動詞): うたた寝をする
- power nap: ごく短い仮眠(10~20分ほど)
- catnap: 猫のように短い仮眠をとること
よく使われるコロケーション・関連フレーズ10選
- take a nap
- (日本語) 仮眠をとる
- (日本語) 仮眠をとる
- have a nap
- (日本語) うたた寝をする
- (日本語) うたた寝をする
- a quick nap
- (日本語) 短い仮眠
- (日本語) 短い仮眠
- an afternoon nap
- (日本語) 午後の昼寝
- (日本語) 午後の昼寝
- a refreshing nap
- (日本語) すっきりするほどの仮眠
- (日本語) すっきりするほどの仮眠
- a power nap
- (日本語) 短めの仮眠でエネルギーを回復する
- (日本語) 短めの仮眠でエネルギーを回復する
- nap time
- (日本語) 仮眠(寝る)時間
- (日本語) 仮眠(寝る)時間
- catch a nap
- (日本語) 素早く仮眠をとる
- (日本語) 素早く仮眠をとる
- sneak a nap
- (日本語) こっそりと仮眠する
- (日本語) こっそりと仮眠する
- need a nap
- (日本語) 仮眠が必要だ
- (日本語) 仮眠が必要だ
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “hnappian” (うたた寝をする) が語源といわれています。
- ニュアンス: 「短く軽い眠り」を表し、カジュアルな日常表現としてよく使われます。フォーマルな文章よりは、日常会話や軽いビジネスシーンなどで好まれます。深い眠りというよりは「軽く休む」のイメージが強いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞として: 可算名詞 (a nap / naps)
- 例: I took a nap. (私は仮眠をとった)
- 例: I took a nap. (私は仮眠をとった)
- 動詞として: 自動詞 (意図的に「うたた寝する、仮眠する」という行為)
- 例: I often nap after lunch. (私は昼食後によくうたた寝をします)
一般的な構文・イディオム
- take/have a nap: 仮眠をとる
- どちらもカジュアルなシーンでよく使われる
- どちらもカジュアルなシーンでよく使われる
- catnap: 短時間のうとうとした睡眠(くだけた言い方)
5. 実例と例文
1) 日常会話
“I’m so tired. I think I’ll take a quick nap before dinner.”
(疲れたなあ。夕食の前にちょっと仮眠をとろうかな。)“She usually has a nap in the afternoon to recharge.”
(彼女は午後に充電のためによく昼寝をしているよ。)“I fell asleep on the couch for a short nap and woke up an hour later.”
(ソファでちょっと寝るつもりが、一時間後に目が覚めたんだ。)
2) ビジネスシーン
“Working long hours can be exhausting, so a quick nap is sometimes helpful.”
(長時間働くと疲労がたまるから、短い仮眠はときどき役立ちます。)“If you’re feeling drowsy, take a power nap and come back fresh.”
(眠気を感じるなら、短時間の仮眠をとってリフレッシュして戻ってきてください。)“Some companies provide nap rooms for employees to rest.”
(従業員が休めるように、仮眠室を用意している会社もあります。)
3) 学術的・フォーマルな文脈
“Research suggests that a brief nap can improve cognitive function.”
(研究によると、短い仮眠が認知機能を向上させる可能性があると示唆されています。)“In many cultures, an afternoon nap is considered a healthy practice.”
(多くの文化において、午後の昼寝は健康的な習慣と考えられています。)“The study concluded that a 20-minute nap helps with memory retention.”
(その研究は、20分間の仮眠が記憶保持に役立つと結論づけました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
doze (うたた寝する)
- 短い時間、浅い眠りをするという点で似ていますが、doze はぼんやりした状態の「うとうと」に近いニュアンスです。
snooze (少し眠る/うとうと眠る)
- nap よりも軽い印象があり、目覚ましの「スヌーズ機能」のイメージにもあるように、ちょっと寝直す感覚です。
rest (休む)
- 必ずしも「眠る」ことを指さず、眠らなくても体を休める意味合いで幅広く使われます。
反意語
- wakefulness (覚醒状態)
- nap(睡眠状態)の反対に当たる「起きている状態」を表します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /næp/
- アクセント: 英語の単音節語なので特に移動する強勢はなく、“nap” 全体を強くはっきり発音します。
- アメリカ英語: /næp/(ナップ)
- イギリス英語: /næp/(同じくナップ、ほぼ同音)
- よくある間違い: /nʌp/(ナップではなくナップ“ah”と中途半端に発音してしまう)などに注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「うたた寝」の意味を表す動詞として使う場合も、名詞として使う場合も綴りは同じ “nap” です。
- スペルミスで “map” と書いてしまうことがあるので要注意。
- TOEICなどでも日常生活に関連するテーマで「nap」が出題される場合があります。特に「take a nap」「power nap」は実用的に覚えておくと役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「Nap = Nighttimeの一部じゃない、昼のNap」 と覚えると、短い睡眠というイメージがしやすいかもしれません。
- 「パワーナップ」(power nap) という流行語から逆に “nap” を連想するのも良いでしょう。
- スペルは “nap” で非常に短いので、「なっぷ」とそのまま発音して覚えやすい単語です。慣れないうちは「take a nap = 昼寝を取る」としてセットで覚えると使いやすくなります。
以上が名詞「nap」の詳細な解説です。短時間の仮眠やうたた寝のイメージをつかむことが大切なので、ぜひ「take a nap」「power nap」などとセットで覚えてみてください。
(特に日中の)ひと眠り,昼寝