最終更新日:2025/10/23
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〈C〉錠剤 / (菓子・石けんなどの)板状小片 / 銘板 / (はぎ取り式の)メモ帳

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元となった辞書の項目

tablet

名詞

〈C〉錠剤 / (菓子・石けんなどの)板状小片 / 銘板 / (はぎ取り式の)メモ帳

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私はタブレットを使って本を読んだり映画を見たりします。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: tablet

品詞: 名詞 (可算名詞)

活用形: 単数形 “tablet”、複数形 “tablets”

意味 (英語・日本語)


  1. (主に電子機器としての) タブレット: a portable computing device with a touchscreen (タッチスクリーンを備えた携帯型のコンピューター)

    → スマートフォンより大きめで、ノートパソコンよりは軽く、タッチパネルで操作する端末を指します。カジュアルにもビジネスにも使われる便利な端末です。


  2. (薬の) 錠剤: a small, round piece of medicine (薬効成分を固めて丸や四角形にしたもの)

    → 飲んで服用する固形の薬を指します。医師から処方されたり、市販でも購入する場面で使います。


  3. (古代・中世における) 板状の書き物: a flat slab of stone, clay, or wood used for writing (文字や図表を刻むための板)

    → 歴史的に、重要な記録を刻むための石板や粘土板などを指します。やや専門的な・歴史的な文脈で登場します。


CEFRレベル目安: B1(中級)

日常会話やビジネス、メディアなど多くの場面で目にする語彙です。文脈によって意味が変わるため、少し慣れが必要ですが、比較的覚えやすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “table” → ラテン語の「板」を意味する “tabula” に由来

  • 接尾語: “-et” → フランス語由来の小型・小形を表す接尾語 (例: booklet, ticket)

※ 現代では “tablet” 全体がまとまって一つの単語として認識されていますが、歴史的には “table + et” という感覚が少し残っていると考えられます。

派生語や関連単語


  • tablet computer / tablet PC: タブレット端末(携帯型コンピューター)

  • tablets (plural): タブレット(端末)の複数形、または錠剤の複数形

  • to tablet (あまり一般的ではない用法): 古い文献では「(粘土板などに)刻む」という意味がありましたが、現代にはほぼ使われません。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. take a tablet (錠剤を飲む)

  2. swallow a tablet (錠剤を飲み込む)

  3. digital tablet (デジタルタブレット)

  4. tablet device (タブレット端末)

  5. tablet computer (タブレット・コンピュータ)

  6. stone tablet (石板)

  7. tablet form (錠剤の形)

  8. tablet screen (タブレットの画面)

  9. ancient tablet (古代の板碑や石板)

  10. tablet stand (タブレット用スタンド)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語 “tabula”(板・平らな板状のもの) → 古フランス語 “tablette” を経由 → 中英語で “tablet” として定着。

  • 元々は「板状のもの」を指し、古代では書き込みに使う粘土板や石板を意味しました。

  • 近現代では「錠剤」「タブレット端末」の意味が加わり、多義語となっています。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「薬の錠剤」を指す場合は医療・日常生活シーンでよく使います。

  • 「タブレット端末」を指すときはIT関連やビジネス会話で用いられます。

  • 「板状の書き物」の意味は会話よりも歴史や学術文献での使用が中心です。

  • カジュアルにもフォーマルにも使われますが、文脈によって結構意味が変わるため注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント:


  • 可算名詞: “a tablet” / “tablets”

  • 薬の錠剤や板状のもの・タブレット端末など、いずれの意味でも普通は可算名詞扱いになります。

一般的な構文やイディオム:


  • “take a tablet for …” (…のために錠剤を飲む)

  • “on a tablet” (タブレット端末上で/タブレット端末を使って)

  • “carve into a tablet” (板や石板に刻む) → 歴史的・学術的文脈

使用シーン:


  • フォーマル/カジュアル両方で広く使えます。文脈・前後の説明で意味を明確にする必要があります。


5. 実例と例文

日常会話での使用例 (3つ)


  1. “I have a headache, so I’m going to take a tablet.”

    (頭が痛いから、錠剤を飲むつもりだよ。)


  2. “My kids love playing games on the tablet.”

    (うちの子たちはタブレットでゲームをするのが大好きなんだ。)


  3. “Can you pass me that tablet of vitamins?”

    (そのビタミンの錠剤を取ってくれる?)


ビジネスシーンでの使用例 (3つ)


  1. “We’ve developed a new tablet designed specifically for graphic designers.”

    (グラフィックデザイナー向けに特化した新しいタブレットを開発しました。)


  2. “Please make sure to update the software on your tablet before the meeting.”

    (ミーティングの前に、タブレットのソフトウェアをアップデートしておいてください。)


  3. “We’ll present our latest product demo using a tablet to showcase its features.”

    (タブレットを使って最新製品のデモを行い、その機能をお見せします。)


学術的・専門的な文脈での使用例 (3つ)


  1. “Archaeologists discovered an ancient clay tablet inscribed with cuneiform writing.”

    (考古学者たちは楔形文字が刻まれた古代の粘土板を発見しました。)


  2. “This medical journal suggests that taking iron tablets can help reduce anemia.”

    (この医学誌によると、鉄の錠剤を服用することで貧血の改善に役立つそうです。)


  3. “In many museums, you can find stone tablets dating back thousands of years.”

    (多くの博物館では、数千年前の石板を見ることができます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (シーン別)


  1. pill (錠剤)


    • 「丸薬、錠剤」の意味が強調される。医薬品としての一般的な呼び方。

    • “pill” は形状や使い方は「飲む薬」という点で “tablet” に似ていますが、 “tablet” の方が平っぽい印象です。


  2. slate (石板)


    • 石の板や、昔の筆記用板を指す。歴史的ニュアンスで似た意味。

    • 学校などで書くための板としても使われましたが、“tablet” よりかなり古風です。


  3. device (装置、機器)


    • “tablet” が指す「タブレット端末」を総合的に呼ぶときには “device” も使えます。

    • ただし “device” はあらゆる機器を含む広い概念です。


  4. iPad (アップルのタブレットブランド名)


    • iPad は特定のブランド名。一般的な「タブレット端末」はスキャンダラスになりすぎないよう中立的な表現“tablet”を使います。


反意語


  • はっきりした反意語はありませんが、薬の場合は “injection” (注射) や “liquid medicine” (液体の薬) は対照的かもしれません。

  • デバイスとしては “desktop computer” (デスクトップコンピューター) や “laptop” (ノートパソコン) は機能的には対比される存在です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈtæb.lət/

  • アクセントの位置: 最初の “tab” の部分に強勢があります。


    • アメリカ英語: [ˈtæb.lət] (タブレット)

    • イギリス英語: [ˈtæb.lət] (タブレット)


  • よくある間違い: “table” と発音してしまい、「テーブル」と勘違いされないように注意。


    • “tab-let” と2音節で発音し、“a” を短く、しっかり “l” の後に “ət” 音を入れるのがポイントです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “tablet” の “t” を落として “table” と綴ってしまうミス。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが “table” に近い響きのため、混乱を招きがち。

  • 試験対策: TOEIC・英検などで、「薬としての錠剤」なのか「電子機器」としてのタブレットなのか、文脈をしっかり捉えて意味を判断することが重要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源を意識: “tabula” (板) → “tablet” で、「平たい板」をイメージすると覚えやすい。

  • 発音: “タブ・レット” と2拍に分けてイメージしておくと、「テーブル(table)」と区別しやすいです。

  • 覚え方: ノートパソコン(laptop)と対比して「平らな携帯端末」と捉えるといいでしょう。薬の場合も「小さな平たいかたまり」としてイメージすると結びつけやすいです。


以上が “tablet” の詳細解説です。錠剤やタブレット端末、歴史的には石板や粘土板など多義的に使われる語なので、文脈に合わせて正しく理解・使用してください。

意味のイメージ
tablet
意味(1)

錠剤

意味(2)

(チョコレート・石けんなどの)板状小片

意味(3)

(銘文などを彫り込む,金属・石の)銘板

意味(4)

(昔文字を記した粘土などの)書字板

意味(5)

《まれ》(はぎ取り式の)メモ帳,便せん帳(pad)

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