最終更新日:2025/11/18
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〈U〉《...への》服従,屈服,降伏《to ...》 / 従順 / 〈C/U〉(考慮・決定を求めて)《書類などの》提出,提示《of ...》
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元となった辞書の項目
submission
解説
1. 基本情報と概要
単語: submission
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベル: B2(中上級)
英語での意味
- Submission: the act of giving something for consideration or decision, or accepting the authority or control of someone else.
日本語での意味
- 「提出」あるいは「服従・降伏」として使われる名詞です。たとえば書類を「提出する」という場面や、相手に「服従・降伏する」というニュアンスを表すときに使います。
概要
- 「submission」という単語は、相手に対して何かを差し出す(提出する)、あるいは相手の権威を受け入れる(服従する)という状況で用いられます。文脈にもよりますが、ビジネスシーンでは書類の提出を指し、戦いや議論などでは相手に屈する、降参する、というニュアンスがあります。
活用形
- 名詞のため、基本的に形は “submission” のみです。
- 複数形は “submissions” です。
他の品詞の形
- 動詞: “submit” (提出する,服従する)
- 形容詞: “submissive” (従順な)
- 副詞: “submissively” (従順に)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語 (sub-): 「下へ」「下に」を意味する接頭語
- 語幹 (miss): ラテン語由来で「送る」という意味を持つ “mittere” が語源
- 接尾語 (-ion): 名詞化を表す接尾辞
関連語・派生語
- submit (動詞): 提出する、服従する
- submissive (形容詞): 従順な
- submissiveness (名詞): 従順さ
コロケーション(10個)
- “submission deadline” : 提出期限
- “submission form” : 提出用紙/提出フォーム
- “request for submission” : 提出依頼
- “call for submissions” : 投稿募集
- “online submission” : オンライン提出
- “final submission” : 最終提出
- “acceptance of submission” : 提出物の受領/受理
- “submission process” : 提出手続き
- “review of submissions” : 提出物の査読/審査
- “submission to authority” : 権威への服従
3. 語源とニュアンス
語源
- 「submission」はラテン語の “submittere” (sub- 「下に」 + mittere 「送る」) に由来しています。「下に送る」というイメージから、相手の権威に屈して自分を下げるニュアンスが出てきました。
ニュアンス・使用上の注意
- 提出: フォーマルな文脈で書類や作品を提出する際に使われます。
- 服従: 「降参」「屈服」のイメージがあるため、より強い受け身の状態を表す場合や、権威ある立場にひれ伏すようなニュアンスを伝えます。
- 口語か文章か:
- 「提出」の意味では公式書類やビジネス文書でも多用。
- 「服従」の意味では、少しフォーマルまたは文語的な響きがあります。
- 「提出」の意味では公式書類やビジネス文書でも多用。
4. 文法的な特徴と構文
可算・不可算
- 「submit a submission」という表現はやや重複感があるためあまり使いませんが、文脈によっては使われます。たとえば「複数の提出物がある」場合には可算名詞として “submissions” を使います。
- 一方、「服従」を表す場合には不可算名詞的に扱われることもあります。
- 「submit a submission」という表現はやや重複感があるためあまり使いませんが、文脈によっては使われます。たとえば「複数の提出物がある」場合には可算名詞として “submissions” を使います。
慣用的な構文例
- “The deadline for submission is next Monday.”
- “He showed complete submission to his superiors.”
- “The deadline for submission is next Monday.”
フォーマル/カジュアル
- 「提出」の意味のとき、ビジネスメールや大学でのレポート提出要領などフォーマルな場面でよく使います。
- 「服従」を表す場合は、やや文語的・フォーマルな響きが強いです。
- 「提出」の意味のとき、ビジネスメールや大学でのレポート提出要領などフォーマルな場面でよく使います。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (カジュアル)
- “Did you finish your submission for the photo contest?”
- 「写真コンテストの提出物、終わった?」
- “I need to make my submission for the recipe competition by Friday.”
- 「金曜までにレシピコンテスト用の提出物を作らないといけないんだ。」
- “His submission to his older brother is hilarious sometimes.”
- 「彼が兄に服従してるの、時々面白いよね。」
ビジネスシーンでの例文 (フォーマル)
- “Please ensure your submission arrives before the deadline.”
- 「提出物が締め切り前に届くようにしてください。」
- “We received a large number of submissions for the design project.”
- 「デザインプロジェクトには多数の提出物がありました。」
- “Any late submissions will not be accepted.”
- 「期限後の提出物は受け付けません。」
学術的な文脈での例文
- “The committee is reviewing all submissions for the conference.”
- 「委員会は、学会発表のためのすべての提出物を審査中です。」
- “After revision, the paper will be ready for final submission.”
- 「改訂後、その論文は最終提出の準備が整います。」
- “The professor demands complete submission to academic standards.”
- 「その教授は学問的基準への完全な準拠(服従)を要求しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “application” (申請)
- 提出物という観点では似ていますが、「応募」や「申請」といった使い方で用いることが多いです。
- 提出物という観点では似ていますが、「応募」や「申請」といった使い方で用いることが多いです。
- “entry” (応募作品)
- コンテストなどへの参加作品を指す際は「entry」を使います。よりカジュアルな印象です。
- コンテストなどへの参加作品を指す際は「entry」を使います。よりカジュアルな印象です。
- “surrender” (降伏)
- 「服従」のニュアンスがより強く、特に軍事や戦いの文脈で使われることが多いです。
反意語 (Antonyms)
- “resistance” : 抵抗
- “refusal” : 拒否
- 服従・降伏の反対として使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /səbˈmɪʃ.ən/
- アメリカ英語: [suhb-MIH-shuhn]
- イギリス英語: [suhb-MIH-shuhn] (アメリカ英語とほぼ同じですが、母音の微妙な差がある場合もあります)
- 強勢: “mi” の部分に強勢があります。
- よくある発音の間違い: “sub-mis-sion” で最初の “sub” を短く発音せずに、強く読みすぎることがあります。注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「submition」と途中の “s” が抜けたスペルミスに気をつけましょう。
- 動詞 “submit” との混同: “submit” (動詞) と “submission” (名詞) を文中で混同しないよう、文の構造を確認しましょう。
- TOEICや英検での出題傾向: 冠詞や前置詞と合わせて出題されることが多いです。たとえば “the submission of documents” のように使われる場合など。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “Submission” = “Sub + mission”
- 「下に + 送り出すミッション」→ 権威に下り、差し出す / 服従する イメージ。
- 「下に + 送り出すミッション」→ 権威に下り、差し出す / 服従する イメージ。
- “SUB” を「サブ(下)に控える」とイメージすると、「下に置く→服従」「送り出す→提出」と覚えやすいです。
- “‘submission’ は ‘surrender’ と似ているが、よりフォーマル・広義に使える” と思い出すと、用法の区別が頭に入りやすいでしょう。
以上が、名詞 “submission” の詳細解説です。書類の提出と服従という二つの意味をしっかり区別して身につけてください。
意味のイメージ
意味(1)
服従,屈服,降伏
意味(2)
従順
意味(3)
(考慮・決定を求めて書類などの)提出,提示《+of+名》