最終更新日:2025/11/15
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〈C〉袖, たもと / スリーブ(機械の棒軸などをはめ込む金具)

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元となった辞書の項目

sleeve

名詞

〈C〉袖, たもと / スリーブ(機械の棒軸などをはめ込む金具)

このボタンはなに?

彼女は袖をまくり上げて仕事に取り掛かった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: sleeve

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): The part of a garment that covers the arm, or a protective cover for things such as records or documents.

意味(日本語): 服の腕の部分、またはレコード・書類などを保護するカバーのことです。

「袖」の意味として、シャツやコートの腕を覆う部分を指しますが、レコードや書類などを入れる「スリーブ」としても使われます。日常的にもビジネスシーンでもよく登場する単語です。

活用形:


  • 特に名詞なので、単数形 “sleeve”、複数形 “sleeves” となります。

  • 動詞形や形容詞形は一般的には使われませんが、形容詞的には “long-sleeved” (長袖の) などの形を取ることがあります。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

普段から身につける衣類に関する単語なので、日常会話レベルの語彙として扱われますが、複数の意味があるため中級程度の理解が必要です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (root): sleeve


    • もともとは「袖」を意味する言葉で、衣類の腕の部分を指します。


  • 派生語や関連形:


    • long-sleeved:長袖の

    • short-sleeved:半袖の

    • sleeveless:袖のない


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(例と日本語訳を合わせて10個):


    1. roll up one’s sleeves (袖をまくり上げる)

    2. short-sleeved shirt (半袖シャツ)

    3. long-sleeved sweater (長袖のセーター)

    4. sleeve design (スリーブデザイン/袖のデザイン)

    5. record sleeve (レコードのジャケット)

    6. plastic sleeve (ビニールスリーブ・カバー)

    7. have an ace up one’s sleeve (切り札を隠し持っている)

    8. sleeve length (袖丈)

    9. sleeve notes (レコードやCDなどの解説・ライナーノーツ)

    10. sleeve packet (封筒状の袋/封入パッケージ)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語の slǣf から来ており、「腕を覆う部分」を指していました。

  • 歴史的使用: 中世から一貫して衣服の袖を指す言葉として使われてきました。後に「覆い」や「カバー」としての抽象的な意味にも広がりました。

  • ニュアンス: 「袖」に関する具体的な物理的イメージが強いですが、「have something up one’s sleeve(隠し持っている・秘策がある)」のように比喩的な使い方もあります。

  • 使用時の注意点: 「袖」の意味以外に、「レコードや書類の入れ物」としてもよく使われるので、文脈によっては服なのかカバーなのかを区別する必要があります。

  • フォーマル / カジュアル: 衣類の袖という日常単語なので、公式文書でもカジュアル会話でも幅広く使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun) なので、複数形は “sleeves” となります。


    • 例: “I need to shorten the sleeves.” (袖を短くする必要がある)


  • よくある構文・イディオム


    • roll up one’s sleeves: 袖をまくり上げて本腰を入れる(やる気になるイディオム)

    • have an ace up one’s sleeve: 何か隠し持っている(奥の手を持っている)


  • 使用シーン: 日常会話からビジネスまで幅広く使われ、特に「roll up one’s sleeves」は物理的にも比喩的にも頻出フレーズです。


5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文


  1. “Could you help me roll up my sleeves? They’re too tight.”

    (袖がきついからまくるの手伝ってくれない?)

  2. “I love wearing short-sleeved T-shirts in summer.”

    (夏は半袖のTシャツを着るのが大好きなんだ。)

  3. “Your jacket’s sleeves are a bit long. Maybe you should get them altered.”

    (ジャケットの袖が少し長いね。お直ししたほうがいいかも。)

5.2 ビジネスシーンでの例文


  1. “We need branded plastic sleeves to store our company documents.”

    (会社の書類を保管するのに、ブランドロゴ入りのビニールスリーブが必要です。)

  2. “He always keeps an ace up his sleeve during negotiations.”

    (彼は交渉のとき、いつも奥の手を隠し持っている。)

  3. “Could you pass me the record sleeve designs for our presentation?”

    (プレゼン用に用意したレコードスリーブのデザインを渡してもらえますか?)

5.3 学術・専門的な文脈での例文


  1. “The sleeve design on these historical garments illustrates the evolution of medieval fashion.”

    (これら中世衣装の袖のデザインは、中世のファッションの進化を示しています。)

  2. “The protective sleeve for the archival documents must be acid-free.”

    (アーカイブ資料の保存用スリーブは酸を含まないものでなければなりません。)

  3. “Our engineering team developed a new type of sleeve bearing to reduce friction.”

    (エンジニアチームが摩擦を軽減する新たなスリーブベアリングを開発しました。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. arm covering(腕を覆うもの)


      • ただし「袖」よりも広く、腕全体を覆うもの全般を指す場合があります。


    2. cover / casing(カバー、ケース)


      • 物を覆う「カバー」という意味で、「レコードスリーブ」のように使われる場合に近いニュアンスがあります。



  • 反意語 (Antonyms)


    • 袖を持たない服には “sleeveless (袖なしの)” という形容詞があり、厳密な反意語というよりは特性の対比となります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /sliːv/

  • アメリカ英語: [スリーヴ]

  • イギリス英語: [スリーヴ](大きな違いはほとんどありません)

  • 強勢(アクセント): “スリーヴ” の 1音節なので、特にアクセントの移動はありません。

  • よくある発音の間違い: 末尾の [v] を [f] と混同しやすいことがあるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「sleeve」を「sleve」や「sleevee」と書き間違えないように注意。

  • 同音異義語との混同: 特に同音異義語はありませんが、「leave(去る)」と字面が似ているので混同に注意。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検で「袖をまくる」イディオム (roll up one’s sleeves) や「隠し持っている」イディオム (have an ace up one’s sleeve) がフレーズ問題で出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「袖ですりーぶ」とカタカナで読むと、日本語の「スリーブ」と同じでピンと来やすいです。

  • イメージとしては「Tシャツの腕の部分」や「レコードを保護するカバー」が頭に浮かぶと覚えやすいでしょう。

  • 「袖をまくり上げる」は英語で “roll up one’s sleeves” と覚えておくと、単語だけでなくイディオムも一緒に暗記できます。

  • 1日5回は袖をまくって(動作しながら) “roll up my sleeves” と口に出してみるなど、実際の動作とセットで覚えると定着しやすいです。


以上が、名詞 “sleeve” の詳細な解説です。洋服の袖からレコードや書類を保護するスリーブまで、幅広い文脈で使える便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
sleeve
意味(1)

そで(袖),たもと

意味(2)

スリーブ(機械の棒軸などをはめ込む金具)

TOEIC英単語(TSL) / 和訳 / 単語カード問題

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