最終更新日:2025/11/12

〈U〉〈C〉(精神的・感情的な) 緊張 / 強勢, アクセント / 〈U〉《...に対する》強調《on ...》 / (一般に) 圧迫

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元となった辞書の項目

stress

名詞

〈U〉〈C〉(精神的・感情的な) 緊張 / 強勢, アクセント / 〈U〉《...に対する》強調《on ...》 / (一般に) 圧迫

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解説

名詞 “stress” の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: stress

品詞: 名詞 (可算/不可算両方で使われる場合がある)

意味(英語):

1) Mental or emotional strain or tension resulting from adverse or demanding circumstances.

2) Emphasis laid on a particular syllable or word when speaking.

3) Physical pressure or tension exerted on a material object.

意味(日本語):

1) 精神的・感情的な圧力や負担、緊張

2) 発話の際に特定の音節や単語に置く強勢

3) 物理的な圧力

「『ストレス』は、精神的な負担を示すときによく使われます。また、強調したい音節や単語の“強勢”を表すときにも使われます。日常会話、ビジネス、学術的な場面まで幅広く使われる重要単語です。」

活用形(名詞の数):


  • 単数形: stress

  • 複数形: stresses

他の品詞形:


  • 動詞: to stress (“強調する / ストレスを与える”)

  • 形容詞: stressful (“ストレスが多い、心身を圧迫するような”)

  • 派生形: stressor (“ストレスの原因”), distress (“苦悩、苦痛”) など

CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • B2: 日常会話から仕事・専門的文脈まで比較的自由に扱える語彙


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹

「stress」という単語単体には、はっきりとした接頭語や接尾語は含まれません。ラテン語の “stringere(締めつける)” に由来しており、語幹 “stress” に“ful”などの接尾辞をつけて “stressful” などを作ります。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “reduce stress” – 「ストレスを減らす」

  2. “deal with stress” – 「ストレスに対処する」

  3. “stress management” – 「ストレス管理」

  4. “work-related stress” – 「仕事関連のストレス」

  5. “under stress” – 「ストレス下にある」

  6. “stress the importance” – 「重要性を強調する」

  7. “chronic stress” – 「慢性的なストレス」

  8. “stress level” – 「ストレスの度合い」

  9. “put stress on” – 「〜に負担・圧力をかける、〜を強調する」

  10. “stress point” – 「ストレスがかかる点/重要部分」


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 中英語 “stresse”、「圧迫や緊張」を意味する古フランス語 “destresse” に由来。さらにラテン語の “stringere(締めつける、引き締める)」が語源となっています。

歴史的な使用:


  • もともとは“圧迫”や“強迫”を表す言葉として使われ、物質的な圧力や精神的な負担の両方をカバーする意味に広がっていきました。

ニュアンス、使用時の注意点:


  • 「精神的なストレス」を意味する場合はカジュアルにもフォーマルにも使われます。医師やカウンセラーなどの専門家が使う場合から、日常会話で「もうストレス溜まってる!」という言い方をするところまで幅広い場面で利用可能です。

  • 「強調する」の意味で、音声学的・言語学的にも使われるため、文脈で意味が異なることに注意しましょう。


4. 文法的な特徴と構文

1) 可算・不可算


  • 不可算: “Stress is a common problem these days.”(ストレスは現代ではよくある問題だ)

  • 可算: “There are many stresses in his life.”(彼の生活には多くのストレス要因がある)

    ※「さまざまな種類のストレス要因」という意味で複数形にすることもできます。

2) 他動詞/自動詞の使い分け(動詞 “to stress” の場合)


  • 他動詞として“to stress something”は「〜を強調する」。

  • 自動詞用法はあまり一般的ではありませんが、口語で “Don’t stress!”(ストレスを感じないで!)のように「ストレスを感じる」の意味でも使われることがあります。

3) イディオムや構文


  • “to lay stress on (something)” = 「〜を特に強調する」

  • “Stress out” (口語) = 「ストレスでまいる、ストレスが限界になる」


5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I have so much stress from my exams right now.”

    (今、試験のせいでめちゃくちゃストレスがあるよ。)

  2. “Don’t stress too much about it. Everything will be fine.”

    (そんなにストレスを溜めないで。大丈夫だよ。)

  3. “I like to take a walk to relieve my stress after work.”

    (仕事の後、ストレスを解消するために散歩に出かけるのが好きなんだ。)

(2) ビジネス


  1. “We need a good stress management program to keep our employees healthy.”

    (社員の健康のために、優れたストレス管理プログラムが必要です。)

  2. “Excessive workload often leads to stress in the workplace.”

    (過剰な業務量は、職場におけるストレスを引き起こすことが多いです。)

  3. “He stressed the importance of clear communication during the meeting.”

    (彼は会議で明確なコミュニケーションの重要性を強調しました。)

(3) 学術的な文脈


  1. “This study examines the effects of chronic stress on mental health.”

    (この研究は、慢性的なストレスがメンタルヘルスに与える影響を調査しています。)

  2. “The experiment measured the stress put on the metal rod.”

    (その実験では、金属棒にかかる圧力(ストレス)を測定しました。)

  3. “Researchers have identified stress as a key factor in heart disease.”

    (研究者たちはストレスを心臓疾患の主要な要因のひとつとして特定しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. pressure (プレッシャー)


    • 物理的な圧力にも精神的な重圧にも使える。より直接的に「圧迫」をイメージさせる。


  2. strain (ストレイン)


    • 肉体的・精神的に引っ張られているニュアンスを強調。


  3. tension (テンション)


    • 緊張状態や、物体が引っ張られてピンと張っている様子。


  4. anxiety (不安)


    • 不安感や心配を指すが、ストレスとはやや別の感情的成分が強い。


反意語 (Antonyms)


  1. relief (安堵、解放)

  2. relaxation (リラクゼーション、くつろぎ)

  3. calm (落ち着き、不安や心配のない状態)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA): /strɛs/


  • アメリカ英語: [strɛs] (母音がやや広め)

  • イギリス英語: [stres] (母音がやや狭め)

強勢:


  • 一音節語なので特に強勢は前後の言葉とのリズムで強めに読まれる場合もありますが、単独で読む場合はそのまま「ストレス」とはっきり発音します。

よくある発音ミス:


  • /sʧrɛs/ のように最初の子音の並びを混乱させること。

  • “stretch” (ストレッチ) と混同しないように注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “strees,” “stresse” など。

  2. 同音異義語との混同: “stressed” (形容詞) と “destress” (動詞、ストレスを解消する) の区別を意識。

  3. TOEICや英検でも頻出: 「ストレス管理」「業務上のストレス」「強調する」などの文脈で出題されることが多いため、状況に応じた訳出が求められます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ストレス」は、「締めつける(stringere)」というイメージを思い出すと覚えやすいです。

  • スペリングは「st」+「r」+「e」+「ss」と母音は “e” ひとつだけ。

  • 「ストレス」と聞くと、頭を締めつけるイメージを思い浮かべると、英単語と感覚が結びつきます。

学習の際は、精神的なストレスと、強調を表すストレス(音声学上の“強勢”)と、物理的圧力としてのストレスの 三つの用法 があることを覚えておくと便利です。

意味のイメージ
stress
意味(1)

〈U〉〈C〉(精神的・感情的な)緊張,ストレス

意味(2)

〈U〉(…に対する)強調,力説《+on+名》

意味(3)

〈C〉〈U〉強勢,アクセント

意味(4)

〈U〉(一般に)圧迫,圧力

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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