wheelchair
1. 基本情報と概要
単語: wheelchair
品詞: 名詞 (名詞形のみで使われるのが一般的)
- 英語の意味: A chair mounted on wheels for use by individuals who cannot walk or have difficulty walking.
- 日本語の意味: 車いす。歩行困難な人や歩けない人が座って移動するための、車輪の付いたいすです。
- 病院や介護施設で目にするように、足が不自由な人が移動するための道具を指す単語です。
- 日常生活や施設で使われますが、ニュアンスとして専門用語というよりは、一般に誰でも使う日常的な単語です。
- 病院や介護施設で目にするように、足が不自由な人が移動するための道具を指す単語です。
活用形
- 単数形: wheelchair
- 複数形: wheelchairs
他の品詞への派生は基本的にありませんが、会話や文脈によっては「wheelchair-bound」という形容詞表現(車いすを必要とする様子を示す形容詞)があります。
CEFRレベル: A2(初級)
- 「wheelchair」は、日常の中でよく登場する具体的な物の名前であり、初級レベルでも学ぶ機会が多い単語です。とくに医療や介護など実生活との関わりが深いです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「wheel」(車輪) + 「chair」(いす) の組み合わせから成っています。
- 英語の中でも直感的に意味を理解しやすい合成語です。
- 「wheel」(車輪) + 「chair」(いす) の組み合わせから成っています。
派生語・類縁語
- 「wheelchair-bound」(形容詞): 車いすを使っている(ただし最近は「wheelchair user」など、ポジティブな表現が推奨される傾向があります)。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ
- electric wheelchair(電動車いす)
- manual wheelchair(手動の車いす)
- wheelchair accessibility(車いす利用者への施設の対応)
- wheelchair user(車いす利用者)
- foldable wheelchair(折りたたみ式車いす)
- wheelchair ramp(車いす用のスロープ)
- wheelchair lift(車いす用リフト)
- wheelchair basketball(車いすバスケットボール)
- to transfer to a wheelchair(車いすに移乗する)
- wheelchair-friendly(車いす対応の、車いすに優しい)
- electric wheelchair(電動車いす)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「wheel」は古英語の「hweol」やゲルマン語派の語源から派生し、「車輪」を意味します。
- 「chair」はフランス語の “chaire” が変化した語で、「いす」を意味します。
- その2つが組み合わさって「wheelchair」という語になりました。
- 「wheel」は古英語の「hweol」やゲルマン語派の語源から派生し、「車輪」を意味します。
ニュアンス・感情的な響き・使用上の注意
- 日常会話でもよく使われる、非常にベーシックな単語です。
- 「車いす利用者(wheelchair user)」と表現するとき、ややフォーマル・丁寧な印象になります。
- 「wheelchair-bound」には「拘束されている」というややネガティブな響きが含まれるため、最近は配慮が求められる場合があります。
- 日常会話でもよく使われる、非常にベーシックな単語です。
口語/文書表現での使い分け
- 口語でも文書でも幅広く使われます。車いすにまつわる場面で自然に使える単語です。
- カジュアルからフォーマルまで問題なく使えます。
- 口語でも文書でも幅広く使われます。車いすにまつわる場面で自然に使える単語です。
4. 文法的な特徴と構文
名詞としての使い方
- 可算名詞です。単数・複数形を持ちます。
- 例: “I see a wheelchair.” (私は車いすを見かける) – 単数形
“There are many wheelchairs in the hospital corridor.” (病院の廊下にたくさんの車いすがある) – 複数形
- 可算名詞です。単数・複数形を持ちます。
イディオムや一般的な構文
- 直接的なイディオムはあまりありませんが、「in a wheelchair」(車いすに乗っている状態)などがよく使われます。
例: “He has been in a wheelchair ever since the accident.” - 他動詞・自動詞の問題はありません(「wheelchair」は名詞なので動詞としての使い分けは特にありません)。
- 直接的なイディオムはあまりありませんが、「in a wheelchair」(車いすに乗っている状態)などがよく使われます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“My grandmother uses a wheelchair when we go shopping.”
(おばあちゃんは買い物に行くとき、車いすを使っています。)“Do you need help folding the wheelchair?”
(車いすを折りたたむのを手伝いましょうか?)“He can move around the house with his electric wheelchair.”
(彼は電動車いすで家の中を動き回れます。)
(2) ビジネスシーンでの例文
“Our office installed a wheelchair ramp to improve accessibility.”
(当社ではバリアフリー化のために車いす用スロープを設置しました。)“We should ensure all conference rooms are accessible by wheelchair.”
(すべての会議室が車いすで行き来できるようにすべきです。)“Please let us know if you require a wheelchair or special assistance.”
(車いすや特別なサポートが必要でしたらお知らせください。)
(3) 学術的・医療的な文脈での例文
“The study analyzed the physical strain associated with prolonged wheelchair use.”
(その研究は長時間の車いす使用に伴う身体的負担を分析しました。)“Proper wheelchair design can significantly improve patients’ quality of life.”
(適切な車いすの設計は患者の生活の質を大幅に向上させる可能性があります。)“Researchers compared manual and electric wheelchairs in terms of mobility and comfort.”
(研究者たちは移動性と快適性の観点から、手動式と電動車いすを比較しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “mobility aid” (可動補助具)
- 車いすを含む、歩行器や松葉杖など幅広く移動補助に使われる用具を指します。
- 車いすを含む、歩行器や松葉杖など幅広く移動補助に使われる用具を指します。
- “invalid carriage” (古い表現)
- かつて使われていた言い方ですが、現代ではほとんど使われません。やや差別的な響きがあるため注意が必要です。
- かつて使われていた言い方ですが、現代ではほとんど使われません。やや差別的な響きがあるため注意が必要です。
- “mobility aid” (可動補助具)
反意語
- 直接的な反意語はありませんが、あえて挙げるなら “walking” (歩くこと) や “on foot” (徒歩で) などが対比として考えられます。
ニュアンス・使い方の違い
- “mobility aid” は車いすに限らず、幅広い移動補助具を指す総称。
- “wheelchair” は車輪付きのいすのみ。
- “invalid carriage” は現代では推奨されない表現。
- “mobility aid” は車いすに限らず、幅広い移動補助具を指す総称。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈwiːl.tʃɛr/
- イギリス英語: /ˈwiːl.tʃeə(r)/
- アメリカ英語: /ˈwiːl.tʃɛr/
強勢(アクセント)の位置
- 最初の音節 “wheel” にアクセントがあります (“WHEEL-chair”)。
- 最初の音節 “wheel” にアクセントがあります (“WHEEL-chair”)。
アメリカ英語とイギリス英語での違い
- イギリス英語では “chair” の部分が /tʃeə/(エア)に近い発音
- アメリカ英語では /tʃɛr/(チェア)に近い発音
- イギリス英語では “chair” の部分が /tʃeə/(エア)に近い発音
よくある発音の間違い
- “wheel” を “will” のように短く発音してしまう、あるいは “chear” のように綴ってしまうことがあるので注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “wheel” の “h” を抜かしたり、 “chair” を “char” と書いてしまうミスに注意してください。
- “wheel” の “h” を抜かしたり、 “chair” を “char” と書いてしまうミスに注意してください。
- 同音異義語との混同
- 特にありませんが、“wheel” が “we’ll (we will)” と混同されないように気をつけましょう。
- 特にありませんが、“wheel” が “we’ll (we will)” と混同されないように気をつけましょう。
- 試験対策や資格試験での出題傾向
- TOEICや英検などでは、リスニングパートでの施設案内や介護施設に関する話題で耳にする場合があります。語彙として覚えておくと役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「wheel(車輪)」と「chair(いす)」を組み合わせた、文字通り“車輪の付いた椅子”というイメージを思い浮かべると覚えやすいです。
- スペルを覚えるときは “wheel” の “h” に注目し、 “-chair” が「椅子」を意味することを結びつけて記憶しましょう。
- 実際に車いすをイメージしたり、身近なところで見かけたときに英語の単語を思い出す練習をすると、定着しやすいです。
以上が名詞 “wheelchair” の詳細な解説です。日常生活でも医療・介護の文脈でも頻出する、覚えておきたい単語です。
〈C〉車いす