最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

textbook

名詞

教科書

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授業に教科書を持ってくるのを忘れてしまった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: textbook

品詞: 名詞(形容詞的に「教科書的な」という意味でも使われる)


  • 英語での意味: A book used as a standard source of information on a particular subject, especially in schools or colleges.

  • 日本語での意味: 教科書、あるいは標準的な学習用の本。学校や大学などで授業の教材として使われる本のことを指します。

「教科書」というと、学校の授業で使う本をイメージします。英語でも「textbook」は、学習や教育の場面で使われる本を指し、“標準的な”“模範的な”というニュアンスも持ちやすい単語です。

活用形

名詞のため、通常「textbook」「textbooks(複数形)」の形をとります。

他の品詞になった例


  • 形容詞的用法: “That’s a textbook example of good communication.”

    (それは良いコミュニケーションの教科書的な例だ。)

CEFRレベルの目安


  • A2(初級): 学校教育や学習に関連して、日常的によく登場するため、このレベルでも一度は目にするでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • text(文章、本文) + book(本)

    二つの単語が結合してできた合成語です。接頭語や接尾語というよりは、二つの独立した名詞が組み合わさった形です。

関連語や派生語


  • textbook example: 模範的な例

  • textbook case: 典型的な事例

  • coursebook: コースで用いる学習用図書(“textbook”とほぼ同じ意味だが、学校以外でも使われる場合がある)

よく使われるコロケーション(共起表現)


  1. “textbook example” — 「教科書的な例」

  2. “textbook case” — 「典型的な事例」

  3. “digital textbook” — 「デジタル教科書」

  4. “standard textbook” — 「標準的な教科書」

  5. “advanced textbook” — 「上級者向け教科書」

  6. “school textbook” — 「学校の教科書」

  7. “university textbook” — 「大学の教科書」

  8. “textbook publisher” — 「教科書の出版社」

  9. “textbook edition” — 「教科書の版」

  10. “outdated textbook” — 「時代遅れの教科書」


3. 語源とニュアンス

語源

“textbook”は、古くは「text + book」という形で、特定の学問的内容を記した本のことを指し始めました。学術的な文章(text)をまとめた書物(book)という、非常にストレートな名前です。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 典型・模範的という意味合いを持つこともある

    例: “It’s a textbook approach to solving this problem.”(これはこの問題を解決する上で教科書的なアプローチです)

  • 主に学校や学習環境で使う言葉ですが、一般的に“standard”や“typical”という意味合いで比喩表現としても使われます(例:「教科書的対応」など)。

フォーマル/カジュアル


  • フォーマル/カジュアル両方で使われるが、比喩的な用法で使う場合はカジュアル文脈にも登場しやすいです。

  • 学校教育の場面やビジネスシーン(学習関連のプロジェクト)など、幅広く使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞です。数えられるので、複数形は“textbooks”となります。

  • “a textbook” “the textbook” “many textbooks”など、冠詞や数量詞と一緒に使われます。

  • 形容詞的用法: “textbook”を形容詞のように使う場合、 “textbook example”や“textbook approach”など、「教科書的な」=「模範的な」という意味になります。

一般的な構文・イディオム


  • “This is a textbook example of …”

  • “It’s a textbook approach to …”

  • “… turned out to be a textbook case of …”


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I forgot my textbook at home, so I have to share with a friend.”

    (家に教科書を忘れちゃったから、友達と共有しなくちゃ。)

  2. “Do you have an extra textbook for this class? I lost mine.”

    (この授業の教科書が余ってる?なくしちゃったんだ。)

  3. “My younger sister just got her new textbooks for the semester.”

    (妹が今学期の新しい教科書を手に入れたよ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to decide on a textbook for the employee training program.”

    (従業員研修プログラムで使う教科書を決める必要があります。)

  2. “Our publishing team is discussing a new textbook project for the finance department.”

    (出版チームは財務部向けの新しい教科書プロジェクトを検討しています。)

  3. “Developing a textbook for corporate ethics classes could be beneficial for our training.”

    (企業倫理のクラス用の教科書を作るのは、研修に役立つかもしれません。)

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “This textbook provides a comprehensive overview of quantum mechanics.”

    (この教科書は量子力学の包括的な概要を提供しています。)

  2. “According to the textbook, the theory has evolved significantly since the 1980s.”

    (教科書によると、この理論は1980年代以降大きく発展してきました。)

  3. “He recommends a graduate-level textbook for anyone serious about microeconomics.”

    (彼はミクロ経済学を本気で学びたい人に大学院レベルの教科書を勧めています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • coursebook(コースブック): 指定されたコースに沿って使う本。大学や専門のコースで使われることが多い。

  • manual(マニュアル): 取り扱い説明書や実用的な手引きを示す本(教科書とはやや異なる)。

  • workbook(ワークブック): 演習問題、練習用に書き込みができる形式の本。

微妙な違い


  • “textbook”は主に内容が理論・知識の解説部分を中心に構成された書籍。

  • “manual”はやり方や操作方法をまとめた実用書。

  • “workbook”は練習問題が主体の学習補助教材。

反意語

厳密な反意語は存在しませんが、教科書ではなくfiction book(小説などの娯楽書)magazine(雑誌)あたりが対比しやすい例といえます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈtɛkst.bʊk/

  • アメリカ英語: アクセントは “TEXT-book” のように“text”の部分が強く発音されます。 /ˈtɛkst.bʊk/

  • イギリス英語: 基本的に同様ですが、/tɛkst/ の母音や /bʊk/ の母音にわずかな差があります。

  • よくある発音の間違い: “text” の最後の “t” と “book” の “oo” 音を曖昧にしがちです。「テクストブック」ではなく“テクスト”(tとsの間をしっかり発音)+ “ブック”が基本です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “textbook” と “text book” の区別。原則、一語で表記します。

  • 同音異義語との混同はあまりありませんが、“text”とのみ部分的に混同してしまわないように注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで“textbook example”という熟語や、“standard textbook”のようなコロケーションが出題されることがあります。意味を正確に理解しておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “text” + “book” = 「文章+本」→ 「学習用の本」を思い浮かべると覚えやすいでしょう。

  • 「教科書」というと、学生時代に誰もが使ってきたものなので、身近なイメージを思い出すだけでも記憶に残りやすいはずです。

  • 勉強テクニックとしては、“textbook”の「text」の部分を強調してイメージすると、文章メインの勉強本という感覚で定着させやすいでしょう。


以上が “textbook” の詳細な解説です。学校や学習環境で頻繁に登場しますが、日常会話やビジネスシーンでも比喩的に「教科書的だ」「典型的だ」という意味で広く使われる便利な単語ですよ。ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
textbook
意味(1)

教科書

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