最終更新日:2025/11/29

ガソリン,揮発油(《英》petrol)

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元となった辞書の項目

gasoline

ガソリン,揮発油(《英》petrol)

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私は車にガソリンを入れる必要があります。

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解説

以下では、英単語 gasoline をできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: gasoline

品詞: 名詞 (noun)

活用形: 単数形 gasoline、複数形は通常意識されないが、文脈によっては gasolines とされる場合もごくまれに存在

英語での意味: A liquid fuel used primarily in internal combustion engines.

日本語での意味: 内燃機関(車やバイクなど)で主に使われる液体燃料。

こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です:

「gasoline」は、主に車を走らせる燃料としてアメリカ英語圏で広く使われる言葉です。イギリス英語では「petrol」と呼ぶことが多いです。ガソリンスタンド(gas station)で入れる燃料をイメージすると分かりやすいです。

CEFR レベルの目安: B1(中級)


  • 日常生活でよく使われる単語ですが、多少専門的ニュアンスがあります。ガソリン=燃料というイメージが強いので、中級程度でもしっかり押さえておくと便利です。

他の品詞に変化する例


  • 形容詞形:特には一般的に用いられないが、gasoline-powered(ガソリン動力の~)のように複合語で形容詞として使われることがある。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • gas + -ol- + -ine


    • gas は気体を意味する「ガス」から派生

    • 語尾の -ine は化学物質名などにもよく使われる接尾辞


派生語・類縁語


  • gas (名詞):気体、アメリカ英語での「ガソリン」の略としても使われる

  • gasoline-powered (形容詞):ガソリン動力の

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. gasoline station → ガソリンスタンド

  2. gasoline price → ガソリンの価格

  3. premium gasoline → ハイオクガソリン

  4. leaded/unleaded gasoline → 有鉛/無鉛ガソリン

  5. gasoline engine → ガソリンエンジン

  6. gasoline consumption → ガソリン消費量

  7. run on gasoline → ガソリンで動作する

  8. gasoline tank → ガソリンタンク

  9. gasoline-powered vehicle → ガソリン車

  10. gasoline fumes → ガソリンの蒸気/ガソリン臭


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「gasoline」は、19世紀に「ガス(燃焼用ガス)」と化学物質を示す語尾「-ine」を組み合わせて作られたといわれています。もともとは石油精製物の一種として、いくつか異なる商品名が混在していました。後に「燃料として使われる液体(ガスの派生品)」という意味で一般化しました。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 「gasoline」はアメリカ英語が中心。イギリス英語圏では「petrol」と言うのが一般的です。

  • カジュアルな場面では「gas」で済ませることが多いです。

  • 口語でもビジネスシーンでも頻出ですが、アメリカ英語圏かイギリス英語圏かで言い方が異なるので注意しましょう。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算 (countable/uncountable)

    「gasoline」は不可算名詞として扱うことが圧倒的に多いです。ハイオク・レギュラーなど種類ごとに語る場合でも、「types of gasoline」のように不可算名詞として扱います。


  • 一般的な構文例


    • Gasoline is getting more expensive.(ガソリンがますます高くなっている)

    • The car runs on gasoline.(その車はガソリンで動く)


  • イディオム


    • 特定のイディオムというよりは、「add fuel to the fire」(火に油を注ぐ)のように別の燃料を指す表現はあるが、「gasoline」を直接使った決まり文句は少ないです。



5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈での例文をそれぞれ3つずつ示します。

日常会話


  1. I need to stop at the station to get some gasoline before we hit the road.

    (出発する前にガソリンを入れにスタンドに寄らないと。)


  2. Gasoline prices went up again this week – it’s so frustrating!

    (今週またガソリン価格が上がったよ。ほんと困るよね!)


  3. How much gasoline do we have left in the tank?

    (タンクにガソリンはあとどのくらい残ってる?)


ビジネスシーン


  1. Our logistics costs have increased due to the rise in gasoline prices.

    (ガソリン価格の上昇により、物流コストが増加しています。)


  2. The company is considering a switch from gasoline-powered to electric vehicles for its fleet.

    (当社は車両をガソリン車から電気自動車に切り替えることを検討しています。)


  3. We need to summarize the monthly gasoline consumption for budget planning.

    (予算計画のために、月ごとのガソリン消費量をまとめる必要があります。)


学術的な文脈


  1. The combustion of gasoline releases carbon dioxide and other pollutants into the atmosphere.

    (ガソリンの燃焼によって二酸化炭素やその他の汚染物質が大気中に放出される。)


  2. Researchers are exploring alternatives to gasoline in order to reduce carbon emissions.

    (研究者たちは炭素排出を減らすためにガソリンの代替案を模索している。)


  3. Gasoline’s energy density makes it a highly efficient fuel for internal combustion engines.

    (ガソリンのエネルギー密度の高さは、内燃機関用燃料として非常に効率的であることを意味する。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. petrol(英国式の「ガソリン」)


    • ほぼ同じ意味だが、イギリス英語圏で一般的。


  2. fuel(燃料)


    • より広い意味で、ガソリンだけでなくディーゼルや電気なども含む総称。


  3. diesel(ディーゼル)


    • 類義語というより、ガソリンとは異なる種類の燃料。車の種類が異なるので注意。


反意語


  • ガソリンの厳密な「反意語」は特にありませんが、文脈によっては「electricity(電気)」など「ガソリンと対比されるエネルギー源」を反対概念として挙げることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /ˈɡæsəliːn/ または /ˌɡæsəˈliːn/

    • イギリス英語: /ˈɡæsəliːn/ または /ˌɡæsəˈliːn/ (一般的には「petrol」を使うため、gasoline はあまり使われない)


  • アクセント(強勢)


    • ガ・ソ・リーン。「-line」の部分をやや強めに発音します。

    • 米国ではしばしば「ガスリーン」のように /ɡæsəˈliːn/ と発音し、真ん中の “o” がほとんど曖昧母音(シュワー)になります。


  • 発音のよくある間違い


    • 「ガソライン」などと母音をはっきり入れすぎてしまう

    • 日本語の「ガソリン」っぽく “gasorin” と発音してしまう



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “gasoline” を “gasolin” などと、最後の “e” を落としてしまうミスがある。


  • 同音異義語との混同


    • gas には「気体」や「面白いもの(俗語)」の意味もあるので、文脈で混同しないように注意。


  • 試験での出題傾向


    • TOEIC や英検では、ビジネス文脈で「燃費」「物流コスト」などと併せて出ることが多いです。

    • CEFR B1 〜 B2 レベルのリーディングやリスニングで「ガソリン価格・ガソリンスタンド」などの内容が登場する場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ


    • 「gas (気体)」+「-oline(物質名)」=「気体から作られた液体の燃料」というイメージ。


  • 勉強テクニック


    • 車社会のイメージと結びつけると覚えやすいです。「アメリカで車に'gas'を入れる」という短いイメージを頭に置くと自然に定着します。

    • スペルは「gas」から始まり「-oline」と繋がると覚えておくと最後のeを落としにくくなります。



以上が gasoline の詳細な解説です。アメリカ英語では日常的に「gas」と略されることがとても多いので、そちらも合わせて押さえておくとさらに便利です。スピーキングやリスニングで「get some gas」などの表現を耳にすることが多いので注意してみてください。

意味のイメージ
gasoline
意味(1)

ガソリン,揮発油(《英》petrol)

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

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