cartridge
1. 基本情報と概要
英単語: cartridge
品詞: 名詞 (countable noun)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
意味(英語): A small container or case that holds something, such as ink, film, or bullets.
意味(日本語): インクやフィルム、弾丸などを収める小型の容器・カートリッジ。
「部品を交換するだけで使いまわすことができる容器」というニュアンスで、プリンターのインクカートリッジや銃の弾倉など、さまざまな分野で使われます。
活用形と他の品詞
- 名詞: 「cartridges」(複数形)
- 他品詞化はあまり一般的ではありません。
例) 形容詞化・動詞化などは通常行いません。
2. 語構成と詳細な意味
「cartridge」は、明確な接頭語や接尾語を含まない単語で、語幹は「cartridge」の部分全体です。派生語としてはあまり多くありませんが、「ink cartridge (インクカートリッジ)」「toner cartridge (トナーカートリッジ)」「cartridge case (弾丸の薬莢)」などの複合的な表現は多く見られます。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選
- ink cartridge(インクカートリッジ)
- toner cartridge(トナー・カートリッジ)
- replace a cartridge(カートリッジを交換する)
- bullet cartridge(銃弾/弾薬のカートリッジ)
- cartridge case(カートリッジのケースや弾薬筒)
- video game cartridge(ビデオゲームのカートリッジ)
- shell cartridge(空薬莢)
- printer cartridge(プリンターのカートリッジ)
- remove the cartridge(カートリッジを取り外す)
- install a new cartridge(新しいカートリッジを装着する)
3. 語源とニュアンス
「cartridge」の語源は、フランス語の “cartouche (紙筒、カートリッジ)” に由来すると言われています。古くは弾薬を入れる紙製の筒のことを指しており、そこから転じて「小型容器」の意味全般へと広がりました。
- 使用時の注意点・ニュアンス
- 弾薬関連、プリンターのインク、ゲーム機のROMなど、特定のアイテムを収納する容器を指すときに使われることが多いです。
- 口語というよりは、日常会話でもよく使われますが、機械部品や装填物などやや専門的な文脈でも使われます。
- フォーマル・インフォーマルを問わず使われますが、専門用語の要素が強い場面ではより正確に使われる傾向があります。
- 弾薬関連、プリンターのインク、ゲーム機のROMなど、特定のアイテムを収納する容器を指すときに使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (countable): “a cartridge” / “two cartridges” のように可算名詞として扱います。
- 一般的な構文:
- “to replace the cartridge” (カートリッジを交換する)
- “to run out of cartridges” (カートリッジを使い切る)
- “to replace the cartridge” (カートリッジを交換する)
- イディオム: cartridge を含む特定のイディオムはあまり多くありませんが、「cartridge belt (弾帯)」などの関連フレーズが見られます。
5. 実例と例文
日常会話
- “I need to buy a new ink cartridge for my printer.”
(プリンター用の新しいインクカートリッジを買わなきゃ。) - “Do you still have that old game cartridge from the 90s?”
(90年代のあのゲームカートリッジ、まだ持ってる?) - “My pen is out of ink, but the cartridge is easy to replace.”
(ペンのインクが切れたけど、カートリッジは簡単に交換できるよ。)
ビジネス
- “We need to reorder toner cartridges for all the office printers.”
(オフィスのプリンター全台用にトナーカートリッジを追加注文する必要があります。) - “Please check if the cartridge is properly aligned before printing.”
(印刷の前にカートリッジが正しくセットされているか確認してください。) - “The cost of replacement cartridges should be included in the budget.”
(交換用カートリッジの費用を予算に含めるべきです。)
学術的/専門的
- “The ballistic test results showed that the cartridge had unique markings.”
(弾道テストの結果、そのカートリッジには固有の刻印があることがわかった。) - “Historical records indicate the use of paper cartridges in early firearms.”
(歴史的記録によると、初期の火器では紙製カートリッジが使われていた。) - “This old film camera needs a special cartridge to operate properly.”
(この古いフィルムカメラを正常に動作させるには、特別なカートリッジが必要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “cassette” (カセット)
- カセットテープやビデオカセットなどの容器を指しますが、一般的に音声や映像の記録メディアに特化した意味です。
- カセットテープやビデオカセットなどの容器を指しますが、一般的に音声や映像の記録メディアに特化した意味です。
- “container” (容器)
- より広範に「物を入れる容器」という意味で使われますが、cartridgeほど特定の用途を暗示しません。
- より広範に「物を入れる容器」という意味で使われますが、cartridgeほど特定の用途を暗示しません。
反意語
- “empty slot” (空のスロット) など、明確な単語としての反意語はありませんが、「何も入っていない状態」という意味で対比されることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈkɑːr.trɪdʒ/ (米国英語), /ˈkɑː.trɪdʒ/ (英国英語)
- アクセント: 最初の “car” の部分に強勢があります(“CAR-tridge”)。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では “r” の発音がやや強めになる傾向があります。
- よくある間違い: “car-tri-de” のように母音を間違えたり、語末を “cartrige” と綴ってしまうスペリングミスに注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “cartrige” と “d” を抜かしてしまうミスが多いので、注意してください。
- 同音異義語との混同: “cartridge” は同音異義語はありませんが、発音が似た “cartilage(軟骨)” と混同しないように注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検などではビジネス文脈(インクカートリッジの交換など)で出題されることがあります。専門用語としての意味を問われる場合もあるので注意してください。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “cartridge” の中に “cart” の文字列が含まれているので、荷車(cart)が物を運ぶイメージから「物を入れて運ぶ容器」を連想してみると覚えやすいかもしれません。
- スペリングを覚えるときは “car-tri-d-ge” と分解して覚えるのも効果的です。
- インクや弾薬など特定の用途を思い浮かべると、「必要に応じて入れ替える小さな容器」というイメージがつきやすいです。
以上が名詞 “cartridge” の詳細解説です。インクから弾丸まで、さまざまな分野で使われる興味深い単語ですね。ぜひ使う場面や文脈をイメージしながら覚えてみてください。
弾薬筒,薬包
(インク・フィルム・レコード用針など差し換えができる)カートリッジ,(録音・録画テープの)カセット