最終更新日:2025/12/04

〈C〉公報 / (学会の)会報,紀要

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元となった辞書の項目

bulletin

名詞

〈C〉公報 / (学会の)会報,紀要

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解説

以下では、英単語 bulletin(名詞)について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: bulletin

品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

意味:


  • (英) A short news report on radio or television, or a short official statement.

  • (日) 短いニュース公報、または公式に発表・告知される短い文書。

「bulletin」は、ニュースや情報を手短に要点だけまとめて伝えるときに使われます。

例えば、テレビやラジオの「臨時ニュース速報」や「公式発表書」をイメージするとわかりやすいです。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 公的な場面での文書や発表を取り扱う内容であるため、比較的フォーマルな文章や公共の場で見聞きする機会が多い単語です。

活用形:


  • 単数形: bulletin

  • 複数形: bulletins

なお、「bulletin」は名詞として使われることがほとんどで、他の品詞形はあまり一般的ではありませんが、日本語でいう「公報する」「掲示する」のようなニュアンスで派生的に動詞として使われることもまれにあります (例: “The organization bulletined the changes.” というような用例)。しかし日常的にはあまり見かけないため、基本は名詞として理解しておけばOKです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語根: bullet(もともとの語源としては「小さな球体」などの意)

  • 接尾語: -in(フランス語由来で、新しい文書や小冊子などを示す音の変化)

bulletin は、もともとフランス語(bulletin)を経由して英語に入ってきた単語で、英語の bullet(弾丸)とは形が似ていますが、直接の意味的つながりは薄いです。

意味の詳細


  1. 短い公式発表や公報

    政府・団体・企業などが公式に発表する文書や声明を指します。

  2. ニュース速報の短い報道

    テレビ番組やラジオ、インターネットの短いニュース項目を指します。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. news bulletin(ニュース公報)

  2. bulletin board(掲示板)

  3. issue a bulletin(公報を発行する)

  4. read the bulletin(公報を読む)

  5. special bulletin(特別公報)

  6. weather bulletin(気象公報)

  7. bulletin update(速報の更新)

  8. board bulletin(掲示板のお知らせ)

  9. emergency bulletin(緊急公報)

  10. official bulletin(公式のお知らせ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • フランス語 bulletin(小さな票、短い公報)

  • さらにイタリア語 bulletino を経て、ラテン語の bulla(公的な印)、すなわち「公文書」の意味合いを持つ単語が由来とされています。

歴史的には、政府や公共機関が発行する「公文書の要約」を指す場面で使われており、そこから転じて「手短にまとめられたニュースや情報のお知らせ」を意味するようになりました。

ニュアンスや注意点


  • フォーマル〜半フォーマル: 公式発表を想起させるため、文書や正式な場面で使われることが多い。

  • 口語での使用: 口語でも「bulletin board(掲示板)」などは幅広く使われるため、比較的日常的な言い回しにもなっています。

  • 情報が短く端的であるイメージが強い単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞: 可算名詞 (a bulletin / bulletins)。

  • 「bulletin of A (Aに関する公報)」のように前置詞 of と一緒に使い、何の情報かを示す構文がよく使われます。

  • フォーマルな文書や校内・社内などで、張り出される「bulletin board」は日常的でもあり、かつ公私にわたるさまざまな場面で使われます。

イディオムや定番表現


  • put up a bulletin(お知らせを掲示する)

  • issue a bulletin(公報を発行する)

  • a bulletin came in(速報が入った)


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. Did you see the new bulletin on the community board about the upcoming fair?

    (今度の祭りについての新しいお知らせ、掲示板で見た?)


  2. They posted a bulletin regarding the lost cat in our neighborhood.

    (私たちの近所で迷い猫の情報が載ったお知らせを掲示していたよ。)


  3. I found a job posting on the university bulletin board.

    (大学の掲示板で仕事の募集を見つけたよ。)


ビジネス (3例)


  1. The company issued a bulletin announcing the merger with another firm.

    (会社は別の企業との合併を発表する公告を出した。)


  2. Our department will release a bulletin on the new safety measures next week.

    (来週、私たちの部署は新しい安全対策に関する公報を出す予定です。)


  3. Please check the latest bulletin for updates on the project timeline.

    (プロジェクトのスケジュール更新情報は最新の公報を確認してください。)


学術的 (3例)


  1. The university published a research bulletin summarizing the recent findings.

    (大学は最近の研究成果をまとめた研究公報を発行した。)


  2. An academic bulletin was released to highlight the ongoing studies in archaeology.

    (考古学の進行中の研究を紹介する学術公報が発行された。)


  3. Please refer to the monthly bulletin for conference details.

    (学会の詳細は月例の公報を参照してください。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. notice(お知らせ)


    • 特定の場や掲示に限られやすく、自由度が低い印象。やや短くカジュアル。


  2. announcement(告知)


    • 口頭でも文書でも使え、単純に「お知らせする行為」に重きがある。


  3. statement(声明)


    • 公式な文書としての意味が強いが、必ずしも短いわけではない。


  4. newsletter(会報)


    • 組織やクラブなどが定期的に出す文書で、「bulletin」よりも内容が長めなイメージ。


反意語 (Antonyms)


  • 特に bulletin の反意語は定義しにくいですが、あえて挙げるなら「long report(長い報告書)」などが「短い公報」という意味合いの反対イメージです。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • 米: /ˈbʊlɪtɪn/(ブリティン、ブリテンのような音)

  • 英: /ˈbʊlətɪn/(ブレティンに近い)

アクセント (stress):


  • 最初の音節「bul」に強勢があります。

  • 2音節目、3音節目はあまり強く発音しません。

よくある間違い:


  • 語尾の -tin-teen のように長く引っぱりすぎない。

  • bullet(弾丸)とはスペルが似ていますが発音・意味は異なるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリング: bulletin-in-en-ine と間違えやすい。

  • 発音: 「ブルレティン」となりがちなので、アクセント位置をしっかり覚えておく。

  • 同音異義語: 直接の同音異義語はありませんが、bullet(弾丸)と混同しやすい。

  • 試験対策: TOEICや英検などのリスニングで「ニュース速報」や「公報」を表す文脈に出ることがあるため、聞き取りの際に注意が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「bulletin board(掲示板)」という表現で一緒に覚えると印象に残りやすいです。

  • 「bullet(弾丸)」とはスペルが似ていますが、実際には新しい情報を“ピンポイント”で伝える感覚、という風に連想するとイメージしやすいでしょう。

  • 短い発表=弾丸のように“的確で素早い情報”とイメージすると定着しやすいです。


以上が bulletin についての詳細な解説です。ぜひ「短い公式のお知らせ」や「速報」としての意味合いを意識しながら使ってみてください。

意味のイメージ
bulletin
意味(1)

公報;速報

意味(2)

(学会の)会報,紀要

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

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