glove
1. 基本情報と概要
単語: glove
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英語): A piece of clothing worn on the hand, usually with separate sections for each finger.
意味(日本語): 手を覆うために着用する衣類で、通常は指ごとに分かれた部分があるもの。
「寒い時や作業時に手を保護するために使われる単語です。日常的にも、スポーツや特別な場面でもよく使われます。」
活用形
- 単数形: glove
- 複数形: gloves
他の品詞になったときの例
- gloved (形容詞): グローブをはめた状態を形容するときに使用します。
例: He raised his gloved hand.(彼はグローブをはめた手を上げた。) - to glove (動詞): “手袋をはめる”という動作を表す場合がありますが、日常ではあまり一般的ではありません。
CEFRレベルの目安
- A2(初級): 「衣類」に関する基本単語のため、初級レベル程度で習うことが多いです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: なし
- 語幹: “glove”
- 接尾語: なし
この単語自体は、はっきりとした接頭語や接尾語を含まない、短い語形です。
派生語や類縁語など
- glove compartment: 自動車のダッシュボードの前にある小物入れ(日本語では「グローブボックス」)
- gloved: グローブをはめた状態を指す形容詞表現
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ
- winter gloves(冬用手袋)
- leather gloves(革の手袋)
- rubber gloves(ゴム手袋)
- surgical gloves(手術用手袋)
- baseball gloves(野球用グローブ)
- boxing gloves(ボクシンググローブ)
- driving gloves(運転用手袋)
- gardening gloves(園芸用手袋)
- a pair of gloves(手袋一組)
- to put on/take off gloves(手袋をはめる/脱ぐ)
3. 語源とニュアンス
語源
“glove”は古英語の「glōf」または古ノルド語の「glofi」に由来するとされ、ゲルマン系の起源をもつ言葉です。もともと手を覆う意図で作られた手袋の概念が古くからあったことがわかります。
ニュアンスや使用時の注意点
- 手を保護するため、温めるため、または特定の作業・スポーツに対応して使用されます。
- カジュアル・フォーマルともに使用される単語です。冠婚葬祭では白手袋などが使われるケースもあります。
- 口語でも文章でもよく見られる一般的な単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a glove, two gloves, many gloves のように数えられます。
- 全般的に単数形よりも複数形 (gloves) で使用することが多いです。
- イディオム/構文:
- “fit like a glove”: 「ぴったり合う」(衣類や何かが完璧にフィットする様子)
- “hand in glove (with someone)”: 「(人と)密接に協力して、ぐるになって」というニュアンスの表現
- “fit like a glove”: 「ぴったり合う」(衣類や何かが完璧にフィットする様子)
使用シーンにおいては、カジュアルな会話からフォーマルな文章まで広く使われる、非常に日常的な単語です。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “You should wear gloves; it’s freezing outside!”
(手袋をはめたほうがいいよ、外はとても寒いから!) - “I always lose one glove and end up with mismatched pairs.”
(いつも手袋を片方なくして、合わない組み合わせになっちゃう。) - “Do you have any extra gloves I could borrow?”
(予備の手袋を貸してもらえる?)
ビジネスでの例文
- “Please remember to wear your protective gloves in the lab.”
(研究室では必ず防護手袋をはめるようにしてください。) - “Our company supplies high-quality medical gloves to hospitals.”
(当社は高品質の医療用手袋を病院に供給しています。) - “We need to ensure all items are handled with gloves to maintain cleanliness.”
(清潔を保つために、すべての品物は手袋をはめて扱う必要があります。)
学術的な文脈での例文
- “Wearing gloves decreases the risk of contamination in clinical experiments.”
(手袋を着用することで臨床実験における汚染のリスクを低減できます。) - “The study compared the effectiveness of different glove materials.”
(この研究では異なる材質の手袋の効果を比較しました。) - “Gloves should be disposed of safely to avoid biohazard issues in the lab.”
(実験室での生物学的危害を避けるため、手袋は安全に廃棄されるべきです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- mitten(ミトン)
- 手袋ではあるが、指先は親指だけが分かれ、それ以外の指は一緒になっているタイプ。寒冷地向け。
- 手袋ではあるが、指先は親指だけが分かれ、それ以外の指は一緒になっているタイプ。寒冷地向け。
- gauntlet(ガントレット)
- 前腕まで覆う長い手袋。保護や儀礼的目的も。
- 前腕まで覆う長い手袋。保護や儀礼的目的も。
- mitten(ミトン)
反意語 (直接の反意語は存在しませんが、対比として以下が考えられます):
- barehanded(素手の)
- 手袋をしていない状態を表す形容詞・副詞的用法。
- barehanded(素手の)
それぞれの違いとして、mittenは指が分かれていない手袋、gloveは指が5本それぞれ分かれている手袋、という点に注目してください。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ɡlʌv/
- アクセント: 英米ともに1音節の単語で、語頭の /ɡl/ に注意して発音します。
- アメリカ英語とイギリス英語での違い: 大きな違いはほとんどありませんが、イギリス英語ではあまり口を大きく開かずやや硬めに /ʌ/ を発音する傾向があります。
- よくある発音の間違い: /ɡroʊv/(grove)と誤って発音してしまう例がありますので、短い母音 /ʌ/ を意識してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “golve” や “glovee” のように余分な文字を入れないように注意。
- 同音異義語との混同: “grove(小さな森)” はスペルも発音も異なります。
- 試験対策: TOEICなどの日常的なビジネス表現や、英検のリスニングで聞き取り問題として出題されることがあります。日常単語として特に難しくはありませんが、聞き落としに注意が必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “glove” の中には “love” が含まれているので、「手を愛するもの=手を守るもの」とイメージすると覚えやすいかもしれません。
- スペリングは “g + love” と考えればミスを防ぎやすいです。
- 冬に必須のアイテム、スポーツの道具など、身近な場面を思い浮かべて覚えると定着しやすいです。
以上が、名詞 “glove” の詳しい解説です。手を保護・温めるために欠かせないアイテムとして、多くの状況で使われる重要単語です。ぜひ覚えておきましょう。
(五指の分かれている)手袋
(野球で)〈ボール〉‘を'グローブで捕る
(野球の)グローブ;(ボクシング用の)グラブ
…‘に'手袋をはめる