最終更新日:2025/11/24

《文修飾》(別の提案を切り出して)あるいは,または / そうではなくて,その代わりに / (2つ以上のうち)いずれかで

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元となった辞書の項目

alternatively

副詞

《文修飾》(別の提案を切り出して)あるいは,または / そうではなくて,その代わりに / (2つ以上のうち)いずれかで

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解説

1. 基本情報と概要

単語: alternatively

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): in another way; as another option or possibility

意味(日本語): 「別の方法として」「あるいはその代わりに」といった意味を持ち、他の選択肢や可能性を提示するときに使われる副詞です。たとえば、「この方法がだめなら、別の方法を試す」というような文脈で使われます。話し言葉や文章でも、別案や代替方法を示すときに便利な単語です。

CEFRレベル: B2(中上級)

・ある程度英語に慣れてきて、複数の選択肢を表現したいときに使える語です。

活用形


  • 副詞なので、通常は “alternatively” の形のみで使われます。

  • 形容詞形は “alternative” です(例: “alternative option”)。

他品詞例


  • 形容詞: alternative(別の、代替の)

    例: alternative plan, alternative solution

  • 名詞: alternative(代案、選択肢)

    例: We have two alternatives.


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “altern” - ラテン語の「alter(他の)」が語源

  • 接尾辞(形容詞を作る): “-ative” → “alternative” となり、「もう一つの / 別の」という形容詞の意味を担います。

  • 接尾辞(副詞を作る): “-ly” → “alternatively” となり、「別の方法で / 別の選択肢として」の副詞となります。

詳細なニュアンス


  • “alternatively” は、何かを提案した後に「別の方法や案としては~という選択肢もある」と付け加えるときによく使われます。会話から論文まで幅広い場面で使用されます。

よく使われるコロケーションと関連フレーズ(10個)


  1. “Alternatively, you can …”

    (あるいは、あなたは…することもできます)

  2. “Alternatively, we might …”

    (別の案として、私たちは…できるかもしれません)

  3. “Alternatively, consider …”

    (別案として、…を考慮してください)

  4. “Alternatively stated …”

    (別の言い方をすると…)

  5. “You could alternatively …”

    (あなたは…という方法もとれます)

  6. “Alternatively, if that fails …”

    (もしそれがうまくいかないなら別の手として…)

  7. “Alternatively, try to …”

    (別の手段として…を試してみてください)

  8. “Alternatively, one could argue …”

    (別の見方として…という主張も成り立ちます)

  9. “Alternatively, we should …”

    (別の案として、私たちは…すべきです)

  10. “Alternatively, there is a possibility …”

    (別の手段として、…という可能性もあります)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “alter(他の)” に由来し、「もう一つの選択肢や方法」を示す概念が含まれます。

  • “alternative” は「二つのうちどちらかを選ぶ」「代わりの」という意味で使われてきました。そこから副詞形の “alternatively” は「代替的に」「別の方法で」となっています。

微妙なニュアンスや使用上の注意


  • 口語でも文章でも使えますが、提案・説明調でよく使われるため、ややフォーマル寄りです。カジュアルな会話でも “Instead” や “Or” を使うことが多いですが、作りたい文脈や丁寧度によって “alternatively” の方がより「追加のオプションを示す」印象になります。

  • 感情的な強調というよりは、論理的に複数の選択肢を提示するときに便利です。


4. 文法的な特徴と構文


  • “alternatively” は副詞なので、文頭または文中に置かれることが多いです。文末に置くことも可能ですが、文頭で使う方が「別の案を強調する」ニュアンスが出やすいです。

  • フォーマル度: ややフォーマル寄り。カジュアルには「Or, …」で済ませる場合も多いです。

一般的な構文例


  1. 文頭に置いて提案を切り替えるパターン


    • “Alternatively, you can download the file from our server.”


  2. 文中で追加の選択肢を示すパターン


    • “You can book a hotel in advance or, alternatively, stay with a friend.”



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Let’s go to the new cafe. Alternatively, we could just order delivery if you’re tired.”


    • 新しいカフェに行こうよ。疲れてるなら、代わりにデリバリーを頼むこともできるよ。


  2. “I can cook dinner tonight. Alternatively, you could cook if you have time.”


    • 今日の夕食は私が作るよ。もしかして時間があるなら、あなたが作るという手もあるよ。


  3. “We can watch a movie at home. Alternatively, we could check out that new theater.”


    • 家で映画を見るのもいいし、別の手としては新しい映画館に行くのもありだね。


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “We could proceed with the original plan. Alternatively, we might consider outsourcing part of the project to save time.”


    • 元の計画で進めることもできますが、代わりに、時間を節約するためにプロジェクトの一部を外注するという案も考えられます。


  2. “Please share your feedback via email. Alternatively, you can join our weekly meeting to discuss your ideas.”


    • メールでフィードバックをください。あるいは、毎週のミーティングに参加して意見を出すこともできます。


  3. “You can contact the sales department for more information. Alternatively, our support center can assist with any product-related inquiries.”


    • 詳しい情報が必要であれば営業部門にご連絡ください。あるいは、製品関連のお問い合わせであればサポートセンターでも対応可能です。


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The hypothesis can be tested through a controlled experiment. Alternatively, we could conduct a longitudinal study to observe changes over time.”


    • この仮説は管理された実験でテストできます。別の選択肢としては、長期的研究を行い、時間経過による変化を観察する方法もあります。


  2. “We propose a model based on existing theories. Alternatively, a data-driven approach may yield more empirical insights.”


    • 私たちは既存の理論に基づくモデルを提案します。別案としては、データ主導のアプローチからより実証的な知見を得られるかもしれません。


  3. “Researchers might focus on the quantitative analysis. Alternatively, qualitative methods could reveal deeper psychological factors.”


    • 研究者は定量分析に力を入れるかもしれません。別の方法としては、質的手法によってより深い心理的要因を明らかにすることができるでしょう。



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. otherwise(そうでなければ / そうしない場合は)


    • 事情や条件が変わったときに使う。「それ以外の場合」というニュアンス。


  2. instead(その代わりに)


    • 一つの代案に置き換えるイメージ。カジュアルな場面でもよく使う。


  3. on the other hand(一方で)


    • 二つの対比を示すが、必ずしも「代替案」というわけではなく、視点の切り替えを強調。


  4. as an alternative(別の選択肢として)


    • “alternative” の名詞形を用いた表現。


  5. optionally(選択肢としては / オプションとして)


    • 必須ではなく一つの手段としてありうる、という意味合い。


反意語(Antonym)


  • 直接的な反意語はありませんが、強制的・唯一の選択肢であることを示すような語として “necessarily” や “inevitably” などが対照的に使われる場合もあります(「他の選択肢はない」ニュアンス)。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • イギリス英語: /ɔːlˈtɜː.nə.tɪv.li/

    • アメリカ英語: /ɑːlˈtɝː.nə.tɪv.li/


  • アクセント: “al-TER-na-tive-ly” と “TER” の部分に強勢がきます。


  • よくある発音の間違い: “alter-natively” の “a” を曖昧にしてしまう場合があります。母音や“r” の音に注意を払うとよいでしょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “alternativly” などと “e” を抜かして書いてしまう間違いが多いです。

  • 同音 / 似た形との混同:


    • “alternately” は「交互に」という意味で、綴りも似ていますが意味が異なります。誤用に注意しましょう。


  • 試験対策: TOEICや英検などでも「代わりの案を示す」「論理展開を複数示す」際に使われる接続副詞は狙われやすいです。文頭で使うか、文中に挿入して使うかといった文法項目でも問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源「alter(他の)」をイメージ: “alternative” は「他の選択肢」を意味するので、その副詞形 “alternatively” は「他の方法で」のイメージです。

  • スペリングのポイント: “-alter- + -native + -ly” の組み合わせを意識しましょう。“e” を落とさないようにすることがコツ。

  • 勉強テクニック: “Instead” や “Otherwise” と同じグループでまとめて学ぶと使い分けが覚えやすくなります。「ORグループ」として頭に入れておくと、会話の中でスッと出しやすくなるでしょう。


短いながらも「別の選択肢」として活用しやすい便利な副詞です。何かを提案した後、「他の方法もあるんだけどね」というニュアンスで添えたいときは、ぜひ “alternatively” を使ってみてください。

意味のイメージ
alternatively
意味(1)

そうではなくて,その代わりに

意味(2)

(2つ以上のうち)いずれかで / 二者択一的に

意味(3)

《文修飾》(別の提案を切り出して)あるいは,または

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

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