最終更新日:2025/12/03
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元となった辞書の項目

postal

形容詞

郵便の

このボタンはなに?

この荷物を送るために郵便局に行かなければなりません。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: postal

品詞: 形容詞(adjective)

意味(英語): Relating to the mail system, the post office, or postal services.

意味(日本語): 郵便の、郵便局や郵便サービスに関する。

「postal」は、郵便や郵便局、郵便サービスなどに関連する場面で使われる形容詞です。たとえば「郵便番号」(postal code)、「郵便システム」(postal system)のように、郵便に関わる情報を表すときの形容詞です。

活用形

形容詞なので、基本的にそのまま「postal」として用いられ、比較級や最上級は普通は作りません。また、名詞形や動詞形などは通常ありませんが、口語表現において「go postal」(怒りを爆発させる)という動詞句で用いられることがあります。

CEFRレベルの目安

B2(中上級)程度

(「郵便」にまつわる専門的・公的サービスを表す語であり、日常生活でも目にしますが、形容詞自体はビジネスや正式な文書でも使われやすい単語です。)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • post-: 郵便、郵便局、郵便サービスを示す要素

  • -al: 「〜に関する」「〜の」という意味を付与する形容詞の接尾辞

「postal」は、「post(郵便)」+「-al(〜の)」 で、「郵便に関する」という意味になります。

派生語や類縁語


  • post (名詞/動詞): 郵便物を送る、郵便物/ポスト

  • postage (名詞): 郵便料金

  • postcard (名詞): 郵便はがき

  • postbox (名詞): 郵便ポスト

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10個


  1. postal service(郵便サービス)

  2. postal system(郵便システム)

  3. postal address(郵便住所)

  4. postal code(郵便番号)

  5. postal rates(郵便料金)

  6. postal insurance(郵便保険)

  7. postal worker(郵便局員)

  8. postal delivery(郵便配送)

  9. postal scale(郵便用のはかり)

  10. postal reform(郵政改革)


3. 語源とニュアンス

語源:

「postal」は、フランス語の postal やイタリア語の posta(郵便、駅伝)に由来し、さらにラテン語の postum(置く、配置する)などと関連があると言われています。歴史的には、国内外の通信手段として「駅伝制」(馬を乗り継いで連絡を運んだ制度)や「ポストを置いて手紙を受け渡した」仕組みが「post」という言葉の起源に深く関わっています。

ニュアンス・使用時の注意:


  • 「postal」は、正式文書や業務文脈で多用される形容詞です。

  • 口語表現では、それほど頻繁には単体で使われませんが、「go postal」というイディオムで「(特に職場で)激しく怒りや暴力を爆発させる」という俗な意味があり、比較的カジュアルまたはスラング気味な言い方として定着しています。

  • フォーマルな文脈で使う場合は、郵便事業や行政組織に関する形容詞として使用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞としての用法:


    • 「postal address」や「postal code」のように、名詞を修飾して「郵便に関する〜」という意味を作ります。


  2. 口語イディオム「go postal」:


    • 「go postal」は自動詞的に使われ、激怒して暴力的になる、などの意味があります。カジュアルやスラング表現のため、フォーマルな場面では使用を避けます。

    • 例: He went postal when he heard the bad news.

      (その悪い知らせを聞いて、彼は激怒してしまった。)


  3. 文法上の注意点:


    • 「postal」は可算・不可算とは無縁で、名詞や代名詞を修飾する形容詞です。比較級や最上級は通常作られず、そのまま使用します。

    • 「go postal」のようなイディオムを除けば、もっぱら形容詞的な立場で使われます。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I forgot to write my postal code on the envelope.”

    (封筒に郵便番号を書くのを忘れてしまった。)

  2. “Do you have her postal address? I need to send her a letter.”

    (彼女の郵便住所を知ってる? 手紙を送りたいんだ。)

  3. “The postal worker delivered the package early this morning.”

    (郵便局員が今朝早く荷物を届けてくれました。)

ビジネスでの例文


  1. “Please confirm your postal address for our official records.”

    (公式記録のために郵便住所をご確認ください。)

  2. “They are discussing new postal regulations to improve international shipping.”

    (国際配送を改善するため、新しい郵便規制について彼らは協議しています。)

  3. “We need to calculate the postal charges before mailing these documents.”

    (これらの書類を郵送する前に、郵便料金を計算する必要があります。)

学術的な文脈での例文


  1. “The postal system has played a crucial role in cultural exchange throughout history.”

    (歴史を通じて、郵便システムは文化交流において重要な役割を果たしてきた。)

  2. “A comparative study of postal services in different countries reveals diverse strategies.”

    (各国の郵便サービスを比較した研究は、多様な戦略を明らかにしている。)

  3. “The digitization of the postal sector has significantly enhanced efficiency.”

    (郵便分野のデジタル化は効率を大幅に高めました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. mail-related(郵便に関する)


    • 「postal」のように「郵便に関する」を表しますが、口語的・説明的な言い回しです。会話や文脈によっては使われることがあります。


  2. post-office(郵便局の〜)


    • 「post-office regulations」などのように、具体的に郵便局そのものに関連する場合に使うが、「postal」はもう少し広範な概念にも使えます。


反意語

「郵便」に対する直接的反意語(opposite)はありませんが、通信手段の対比としては、以下のような語を挙げる場合があります:


  • digital(デジタルの)

  • electronic(電子的な)

  • online(オンライン上の)

「postal」は物理的な手紙などを扱う郵便を指し、「digital/electronic/online」はインターネットやデジタル通信など「非郵便」を指します。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語(US): /ˈpoʊstəl/ (ポウ-stəl)

  • イギリス英語(UK): /ˈpəʊstəl/ (ポウ-stəlに近い発音)

強勢(アクセント)は、第1音節「po」に置かれます。

よくある発音の間違い


  • 「post*al」と「poster*」を混同してしまうことがあります。末尾は「-al」で終わることに注意してください。

  • 強勢を第2音節に移して「po-STAL」としないようにしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「postel」「postall」などと書き間違える。末尾は必ず「al」です。

  2. 同音異義語との混同: 類似した語の「coastal(海岸の)」などとは意味が全く異なるので注意が必要です。

  3. イディオム「go postal」: スラング的で乱暴な印象を与えるため、ビジネスや正式な場面では使用を控えたほうがよいでしょう。

  4. 試験対策: TOEICや英検のような試験では、郵便システムや国際物品の発送などの文脈で登場する可能性があります。特に「postal charges」「postal service」のような熟語が出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「post + al」で「郵便に関する」と単純に覚えると理解しやすいです。

  • 「postal code」という英語表現は日本の「郵便番号」に相当し、旅先や海外通販など、実生活でもよく目にするので関連づけて覚えましょう。

  • 「go postal」のような面白い(しかしやや危険な)イディオムもあるので、頭に残りやすいキーワードとして使うと覚えやすくなります。

以上が「postal」の詳細解説です。郵便に関連するシーンでぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
postal
意味(1)

郵便の

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

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