最終更新日:2025/11/08

〈U〉《...の》 指導;教育 《in ...》 / 命令,指図

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元となった辞書の項目

instruction

名詞

〈U〉《...の》 指導;教育 《in ...》 / 命令,指図

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先生は生徒たちに明確な指示を与えました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: instruction

品詞: 名詞 (countable: 可算名詞)

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • 「instruction」は「指示」や「説明」、「教え」を意味する英単語です。

  • 英語では “instruction” という形で、何かを行うための手順や方法を示す場面で使われます。

  • 日本語では「指示」「説明書」「取扱説明」「教育」などの意味合いで、やや文書的・正式なニュアンスが強いです。「こうしてほしい」「こうやってください」という指示・指南をまとめて表現するときに用いられます。

活用形や他品詞


  • 単数形: instruction

  • 複数形: instructions → 「指示・説明(の文書や手順)」という意味で、一連の作業手順などを表すときによく使われる形です。

関連品詞


  • 動詞: instruct(指示する、教える)

  • 形容詞: instructional(教育の、指示用の)


    • 例: instructional materials(教材)



2. 語構成と詳細な意味

instruction は、以下のパーツに分けられます。


  • 接頭語: in- (「中に」「~へ」を示すことが多い接頭語ですが、ここでは強い意味合いとして機能)

  • 語幹: struct(「組み立てる」「構造を作る」の意)

  • 接尾語: -ion(名詞を作る語尾)

もともとは「構築すること(構築させること)」→「教える」「導く」「指示する」という意味合いが加わってきた単語です。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. follow the instructions → (指示に従う)

  2. give instructions → (指示を与える)

  3. written instructions → (書面による指示、文書の説明書)

  4. detailed instructions → (詳しい手順や指示)

  5. safety instructions → (安全上の注意・作業指示)

  6. assembly instructions → (組み立て方法の説明)

  7. operating instructions → (操作手順・使用説明書)

  8. instructions on how to … → (~のやり方に関する指示)

  9. leave instructions → (指示を残す、伝言を残す)

  10. ignore instructions → (指示を無視する)


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の instructio(教え、組み立てること) からきています。ラテン語 “instruere” (組み立てる、配置する、教育する) が元となっています。

ニュアンス・使用上の注意


  • 「instruction」はビジネス文書や公式説明書など、少しフォーマルな場面で使われることが多いです。

  • 日常会話でも、「具体的な手順を示す」という文脈で使われますが、会話では “instructions” のように複数形になることが多いです。

  • 「命令」寄りではなく、もう少し「注意書き」「忠告」「指示」程度のニュアンスで使われることが一般的です。


4. 文法的な特徴と構文


  • instruction は可算名詞なので、単数形・複数形に注意します。複数形で “instructions” と言うと、「(全体としての)手順や説明書一式」を指すことが多いです。

  • フォーマル・中立的な語彙であり、指示・手順・マニュアル文脈でよく用いられます。

  • 文章だけでなく、口頭の指示(口頭での説明)も “instructions” と表現可能です。

よく使われる構文


  • give + someone + instructions + (on/about) 〜


    • 例: “The teacher gave us instructions on how to complete the assignment.”


  • follow + the instructions


    • 例: “Please follow the instructions carefully.”


イディオム・言い回し


  • under instruction (from someone): (誰かからの指示を受けて)


    • 例: “He’s acting under instruction from the manager.”



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “My mom left instructions on how to cook the pasta while she’s away.”


    • 「母が留守中にスパゲッティの作り方を書き置きしてくれたよ。」


  2. “Could you give me instructions on how to set up this new coffee machine?”


    • 「この新しいコーヒーメーカーの設定方法を教えてもらえますか?」


  3. “I followed the instructions to reboot my phone, and it finally worked.”


    • 「スマホの再起動手順に従ったら、やっと動くようになったよ。」


ビジネスでの例文


  1. “Please read the safety instructions before starting the machine.”


    • 「機械を動かす前に、安全上の指示を読んでください。」


  2. “The manager gave us clear instructions on how to handle client complaints.”


    • 「マネージャーは顧客のクレーム対応について、はっきりとした指示をくださいました。」


  3. “We need to prepare detailed instructions for the new employee training program.”


    • 「新入社員研修のために詳細な手順書を用意する必要があります。」


学術的な文脈での例文


  1. “The laboratory manual provides explicit instructions for conducting the experiment.”


    • 「実験マニュアルには、実験の進め方が明確に記載されています。」


  2. “Please read the instructions on ethical guidelines before starting your research.”


    • 「研究を始める前に、倫理ガイドラインについての指示を読んでください。」


  3. “All participants were given identical instructions to ensure consistent data collection.”


    • 「一貫したデータ収集をするために、すべての参加者には同じ指示が与えられました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. direction(s) (指示)

  2. guideline(s) (指針、ガイドライン)

  3. guidance (案内、指導)

  4. command(s) (命令)

  5. order(s) (命令、指示)


  • “instruction” はわりと丁寧・フォーマルな表現で、やや教示的なニュアンスがあります。

  • “command” や “order” は、上の立場から下の立場への「命令」というニュアンスが強いです。

  • “guidance” や “guideline(s)” は、細かい指示よりも「助言」「方向性」を示すような感じが強いです。

反意語(Antonyms)


  • confusion (混乱)

  • ignorance (無知、知らない状態)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪnˈstrʌk.ʃən/

  • アクセント (強勢): 「-struc-」の部分にアクセントがあります(in-STRUC-tion)。

  • アメリカ英語 / イギリス英語 ともに、概ね同じ発音ですが、アメリカ英語では [ɪnˈstrʌk.ʃən]、イギリス英語では [ɪnˈstrʌk.ʃən] と母音の響きが微妙に異なる程度です。

  • /ʌ/ の音を /æ/ と混同しないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「instru*c*tion」 の c を抜かして “instrution” にならないように注意してください。

  • 単数・複数: 通常は複数形 “instructions” の形で使うことが多いです。調理本やマニュアルなど、一連の指示や手順を示すときは複数形を用いるのが自然です。

  • 使い分け: “instruction” と “explanation” を混同しないようにしましょう。 “instruction” は「指示」や「手順」を強調し、“explanation” は「説明」に重点があります。

  • 試験での出題傾向: TOEIC や英検などで “follow the instructions” や “give instructions” などのフレーズがリスニングや読解中に登場することがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 構造(struct)と関係がある → 何かを組み立てるように指示が並ぶイメージで覚えると理解しやすいです。

  • 「in-」+「struct」+「-ion」 で「中に構築すること」、すなわち「手順を組み立てる・伝える」感覚を思い出してください。

  • スペリングは “instruction” の中ほどに “struc” があることを意識すると覚えやすいでしょう。

  • 何かをやるときに「説明書」や「手順書」を見るイメージで単語全体の意味を思い出せます。


以上が instruction の詳しい解説です。手順や指示を示すのに非常に便利な単語ですので、日常生活からビジネス、研究まで幅広く使いこなしてください。

意味のイメージ
instruction
意味(1)

〈U〉(…の)教育,教授(teaching)《+in+

意味(2)

《複数形で》命令,指図(orders, directions);(…せよとの)命令《+to do》

意味(3)

〈U〉(教えられた)知識,教訓

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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