最終更新日:2024/06/11

/dʒɛnərəlaɪˈzeɪʃən/

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generalization

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元となった辞書の項目

generalization

名詞

〈U〉一般化すること,概括すること / 〈C〉一般的な考え(説明,法則),一般論

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解説

1. 基本情報と概要

単語: generalization

品詞: 名詞 (noun)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

英語での意味: The act or process of making a broad statement or conclusion based on specific cases or limited evidence.

日本語での意味: 具体的な事例や限られた情報をもとに、大まかな結論や一般的な主張を導き出すこと。

「generalization(ジェネラライゼイション)」は、個々の事例から全体に当てはまるようにまとめたり、一連の傾向を抽出して広く適用しようとする際に使われる言葉です。たとえば「ある数例を見ただけで世の中すべてがそうであると決めつける」ような文脈でも使われます。ややアカデミックで論理的な場面でよく使われます。


  • 動詞形: to generalize(一般化する)


    • 現在形: generalize / generalizes

    • 過去形: generalized

    • 現在分詞: generalizing


  • 他の品詞の例:


    • 形容詞: generalized(一般化された)

    • 名詞: generality(一般性・大まか)



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (root): general(「一般的な」を意味する形容詞)

  • 接尾辞 (suffix): -ization(「~化」「~にすること」の名詞化を表す)

したがって「generalization」は「一般的な状態にすること」「一般化の行為」を指す名詞です。

関連する派生語や類縁語


  • general (形容詞):「一般的な」

  • generality (名詞):「一般性、大まかさ」

  • generalize (動詞):「一般化する」

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(各10個)


  1. make a generalization(一般化する)

  2. broad generalization(大まかな一般化)

  3. sweeping generalization(極端な一般化)

  4. avoid generalization(一般化を避ける)

  5. a valid generalization(妥当な一般化)

  6. a hasty generalization(性急な一般化)

  7. based on generalization(一般化に基づいて)

  8. lead to generalization(一般化につながる)

  9. draw a generalization(一般化を導き出す)

  10. an overgeneralization(過度な一般化)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「general(一般的な)」というラテン語由来の単語に、名詞形を付加する -ization が付いてできた言葉です。

  • 歴史的な使われ方: 学術的・科学的な文書で、観察結果や実験結果から得られた結論を示す場面で使用されます。社会学や心理学、言語学など、幅広い分野で「個々の事実から共通点を導く」というときに多用されてきました。

  • ニュアンス: 日常会話で使うと「早とちり」「決めつけ」のようなネガティブな響きを持つことがありますが、アカデミックな場面では純粋に「理論構築のための一般化」という中立的な意味で理解されます。

  • 使用時の注意点: カジュアルな会話では「sweeping generalization(大雑把すぎる一般化)」というように、批判的な文脈でよく登場します。一方、フォーマルな文脈では推論や分析の一手段として用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算/不可算): 「a generalization」「generalizations」と可算名詞として使われるのが一般的です。

  • 一般的な構文例:


    • “This is a generalization based on limited data.”

    • “One must be cautious when making generalizations.”


  • イディオムに近い表現:


    • “to make a sweeping generalization” (大雑把な一般化をする) – 批判的に「一部の特殊な事例だけを見て、全体を決めつける」という意味合いで使われます。



5. 実例と例文

日常会話


  1. “That’s just a generalization. Not everyone feels that way.”

    「それは単なる一般化だよ。みんながそう感じているわけじゃないから。」


  2. “I try not to make generalizations about people’s personalities.”

    「人の性格について、あまり決めつけないようにしているんだ。」


  3. “Be careful with generalizations; each case can be different.”

    「一般化には気をつけて。ケースごとに違うこともあるから。」


ビジネス


  1. “We should base our marketing strategy on real data, not on broad generalizations.”

    「私たちのマーケティング戦略は、大まかな一般化ではなく実際のデータに基づかせるべきです。」


  2. “It’s easy to fall into the trap of generalization when analyzing consumer behavior.”

    「消費者行動を分析する際、一般化の罠にはまりやすいですよね。」


  3. “We must avoid hasty generalizations about the market before we conduct thorough research.”

    「十分な調査をする前に、市場について性急な一般化をしてはいけません。」


学術的な文脈


  1. “The study aims to draw a reliable generalization from the collected data.”

    「この研究は、収集したデータから信頼できる一般化を導き出すことを目的としています。」


  2. “Researchers must ensure their generalizations are supported by robust methodology.”

    「研究者は、一般化を行う際に強固な方法論で裏付けされていることを確認しなければなりません。」


  3. “A valid generalization requires a sufficiently large and diverse sample size.”

    「妥当な一般化を行うには、十分に大きく多様なサンプルサイズが必要です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “oversimplification” (過度な単純化)


    • 「複雑な物事を単純化しすぎる」を意味しますが、批判的・ネガティブなニュアンスが強めです。


  2. “general statement” (一般的な主張)


    • 「generalization」よりも日常的で軽い表現。深い学術的意味合いはあまりありません。


  3. “categorization” (分類化)


    • 「分類すること」。やや意味が異なりますが、特定のグループにまとめる場合に使われます。


反意語


  1. “specific detail” (具体的な詳細)

  2. “particularization” (個別化)


    • 「特定の事例や個々の要素に注目する」意味合いで、一般化の反対です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌdʒenərəlaɪˈzeɪʃən/

  • アクセント: “ge-ne-ral-i-ZA-tion” の “za” のところに強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • アメリカ英語: /ˌdʒenərəlaɪˈzeɪʃən/

    • イギリス英語: /ˌdʒenərəlaɪˈzeɪʃ(ə)n/ (末尾の「シュン」の母音が弱まることがあります)


  • よくある発音の間違い: “generLIEzation” の部分を “ジェネラレイゼーション” と途中で音を落としてしまうミスが起きやすいです。しっかり /raɪ/ と発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: イギリス英語では “generalisation”、アメリカ英語では “generalization” と綴る違いに注意しましょう。

  • 早とちり表現: “overgeneralization” はさらに否定的な意味合いを持つため、混同しないように。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、ビジネス文脈で「一般的な理解」「大雑把な結論」を指す際に登場することが多いです。文脈によっては、ネガティブに「安易な決めつけ」として出てくることもあるので注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「general + ization」=「全体をざっくりまとめてしまうこと」と覚えるとわかりやすいです。

  • 関連ストーリー: 「少数の例から何でも決めてしまうと痛い目にあう」という話をイメージしておくと、generalization のニュアンスが腹落ちしやすいでしょう。

  • 勉強テクニック: 「generalization」は長い単語なので、“general + i + za + tion” と音節ごとに区切って発音を練習するとミスが減ります。


以上が、名詞「generalization」の詳細な解説です。個々の事例から普遍的な結論を導き出すアカデミックな文脈から、日常会話での「早合点・決めつけ」のニュアンスまで幅広く使われる単語です。使うときは、批判的な響きやフォーマルな場面など、文脈に合わせて気をつけてください。

意味のイメージ
generalization
意味(1)

〈C〉一般的な考え(説明,法則),一般論

意味(2)

〈U〉一般化すること,概括すること

一般化は機械学習における重要な概念です。

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学術英単語(NAWL) / 発音問題

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