最終更新日:2025/02/25
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conserve

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元となった辞書の項目

conserve

【動/他】大切に使う,(損傷・腐敗などしないように)を保存する, を保護する / 《文》(果物)をジャムにする / 【名/U/C】 (果物の)砂糖煮,ジャム

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干ばつ時には水を節約することが重要です。

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解説

以下では「conserve」について、学習者にとってわかりやすいように詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: conserve

品詞: 動詞 (他動詞)

意味(英語):

• to protect something from harm or destruction, or to use something carefully so as not to exhaust it

意味(日本語):

• 物や資源を大切に保護すること、あるいは使いすぎないように節約して使うこと

「conserve」は、「自然や資源などを守る」「使いすぎないように控える」というニュアンスがあります。環境保護の文脈でよく使われる単語です。

活用形


  • 原形: conserve

  • 三人称単数現在形: conserves

  • 現在分詞・動名詞: conserving

  • 過去形: conserved

  • 過去分詞: conserved

他の品詞形


  • 名詞: conservation (保護、保存、節約)


    • 例: “conservation of energy” (エネルギーの保護/節約)


CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 環境問題や資源の保護といった、やや専門的なトピックでも使われる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: con-


    • 「いっしょに」「完全に」のニュアンスを持つ接頭語


  • 語幹: serve


    • 「保つ」「仕える」のようなニュアンス


  • それらが合わさって「しっかりと保つ」「守る」という意味を持ちます。

関連・派生語


  • conservation (名詞): 保存、保護、節約

  • conservative (形容詞): 保守的な

  • conservator (名詞): 修復家、管理人(美術品や文化財を保存する専門家など)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. conserve energy


    • エネルギーを節約する


  2. conserve water


    • 水を節約する


  3. conserve resources


    • 資源を守る/節約する


  4. conserve wildlife


    • 野生生物を保護する


  5. conserve fuel


    • 燃料を節約する


  6. conserve electricity


    • 電気を節約する


  7. conserve historic buildings


    • 歴史的建造物を保存する


  8. conserve artifacts


    • 文化財(工芸品)を保護する


  9. conserve nature


    • 自然を保護する


  10. conserve one’s strength


    • 体力を温存する(控え目に体力を使う)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の“conservare”に由来します。con-(共に)+ servare(保つ)で、「いっしょに保つ・守る」という意味がありました。

  • 歴史的背景: 環境保護や文化財保護の議論が強まるにつれて、日常的にも使われるようになった単語です。

  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「保護する」「節約する」という、ややフォーマルなトーンがあります。環境問題や資源保護を語る際によく用いられます。

    • 会話でも使われますが、新聞記事やレポート、説明文など、やや硬い文章にもよく登場します。



4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞 (他動詞): conserve + 目的語


    • 例: “We should conserve water.”


  • 主にフォーマルや文章で使われる傾向


    • 会話でも「We need to conserve energy.」といった固めのトーンに。


  • 名詞形: conservation (不可算名詞で使われることが多い)


    • 例: “Energy conservation is crucial.”


一般的な構文例


  • conserve A for B: AをBのために取っておく/温存する


    • 例: “We must conserve these funds for emergencies.”



5. 実例と例文

日常会話


  1. “Let’s conserve electricity by turning off the lights when we leave the room.”


    • 部屋を出るときに電気を消して、電気を節約しよう。


  2. “I’m trying to conserve some money for my trip next month.”


    • 来月の旅行のためにお金を節約しようとしているんだ。


  3. “We should conserve water during the drought.”


    • 干ばつの間は水を節約すべきだよ。


ビジネスシーン


  1. “Our new policy aims to conserve resources in the production process.”


    • 当社の新しい方針は生産工程における資源の節約を目指しています。


  2. “We need to conserve our budget to fund future projects.”


    • 将来のプロジェクトに資金を回すため、予算を節約する必要があります。


  3. “Please conserve energy by using efficient machinery and processes.”


    • 効率的な機械やプロセスを使って、エネルギーを節約してください。


学術的シーン


  1. “It is essential to conserve biodiversity for the sake of ecological balance.”


    • 生態系のバランスを保つために、生物多様性を守ることが不可欠です。


  2. “Researchers strive to conserve endangered species through breeding programs.”


    • 研究者たちは繁殖プログラムを通じて絶滅危惧種を保護しようと努めています。


  3. “Conservation efforts must address climate change to effectively conserve marine life.”


    • 海洋生物を効果的に保護するには、気候変動に取り組むことが欠かせません。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. preserve (保持する・保存する)


    • conserveよりも「そのままの状態を長期にわたって保つ」というニュアンスが強い


  2. maintain (維持する)


    • 状態を変えずに続けるというイメージで、リペアや管理の意味を含むこともある


  3. protect (守る)


    • 危害から守る。広範囲に使われる言葉


  4. save (節約する、救う)


    • 日常的・口語的に「節約する」という意味合いでも使われる


  5. safeguard (保護する)


    • よりフォーマルに「保護する」「安全を守る」というニュアンス


反意語 (Antonyms)


  1. waste (浪費する)

  2. spend (使う) ※文脈によっては「浪費する」の意味もとりうる

  3. squander (乱費する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号):


    • イギリス英語: /kənˈsɜːv/

    • アメリカ英語: /kənˈsɝːv/


  • 強勢(アクセント)の位置: con-SERVE のように第2音節にアクセント

  • よくある発音の間違い:


    • 最初の [kən-] を [kon-] と濁らせてしまう、あるいは強く発音しすぎるケース

    • 第2音節“serve”の母音 ɜː / ɝː を “ar” や “er” と不正確に発音してしまうケース



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “conserve” の “s” の後に “e” を入れ忘れる、あるいは “converve” のように誤って書いてしまうこと。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、“conserve” と間違えやすい単語として “converse (会話する / 逆の)” などのスペルの似た単語があります。

  • 試験対策:TOEICや英検、大学入試でも、環境や資源の話題で “conserve” が登場しやすいです。「節約する」「保護する」という意味を押さえておくと文脈が取りやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源から覚える: con- (共に) + serve(保つ) → みんなで保つ → 「一緒に守る・節約する」というイメージ

  • “save” とのつながりを意識: “serve”と“save”はスペリングや意味の響きが似ていますが、どちらも「保つ・守る・節約する」イメージがあると関連づけやすいです。

  • 保存瓶のイメージ: ジャムを“conserve”と呼ぶこともあり(イギリス英語では “conserve” は果物の保存食を指す場合があります)、置いておくイメージで覚えるとわかりやすいでしょう。


少しフォーマルで、環境・資源保護の文脈に強い語ですが、日常会話でも使える便利な単語です。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
conserve
意味(1)

(損傷・腐敗などしないように)…'を'保存する,保護する

意味(2)

《文》〈果物〉'を'砂糖煮にする,ジャムにする

意味(3)

(果物の)砂糖煮,ジャム

学術英単語(NAWL) / リスニング問題

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