最終更新日:2025/02/25
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bucket

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元となった辞書の項目

bucket

名詞

バケツ,手おけ;(井戸の)つるべ / バケツ状の物;(水車・タービンなどの)水受け;(ポンプの)吸い子 / バケツ1杯(の…)(bucketful)《+of+名》

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: bucket

品詞: 名詞 (時に動詞としても用いられる)

CEFRレベルの目安: A2(初級)

意味(英語)


  • A container, typically made of metal or plastic, with a handle, used for carrying liquids or other materials.

意味(日本語)


  • 金属やプラスチックなどでできた取っ手の付いた容器のことで、水や他の物質を運搬したり貯蔵したりする際に使われます。

  • 日常生活でバケツを使うシーンをイメージするとわかりやすいですね。水を汲んだり、掃除道具を入れたり、一時的に物を入れておくときに役立つ道具です。

活用形


  • 単数形: bucket

  • 複数形: buckets

他の品詞例


  • bucket (動詞): “to bucket down” (雨が激しく降る)や “to bucket” (速いペースで進む、荒々しく動く)などのイディオム的用法。


    • 例: “It’s bucketing down outside.”(外は土砂降りの雨だ)



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • 「buck-」という接頭辞や接尾辞のはっきりとした分割はなく、語源的には古い英語に由来するとされます。接頭語・接尾語での意味付けは特にないため、全体として「バケツ」を意味する単語として覚えるのがよいでしょう。


  • 派生語や類縁語


    • bucketful(名詞): バケツ1杯分

    • bucketeer(あまり使われないが、「バケツを使う人」という意味合いの形)


  • よく使われるコロケーション (共起表現) 10選



  1. fill a bucket(バケツを満たす)

  2. empty a bucket(バケツを空にする)

  3. carry a bucket(バケツを運ぶ)

  4. plastic bucket(プラスチック製のバケツ)

  5. metal bucket(金属製のバケツ)

  6. bucket of water(水が入ったバケツ)

  7. bucket list(やりたいことリスト)

  8. mop and bucket(モップとバケツ)

  9. kick the bucket(「死ぬ」の俗語的表現)

  10. bucket handle(バケツの取っ手)


3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • 「bucket」は中英語の “buket” に由来すると言われています。さらに古フランス語 “buquet” などが起源にあるとされ、はっきりとした由来は諸説ありますが、中世頃より「液体を汲む容器」として用いられてきました。


  • ニュアンスや使用時の注意点


    • 基本的には日常的でカジュアルな単語で、フォーマルな文脈でも普通に使えます。

    • “kick the bucket” はスラング的表現で「死ぬ」を意味しますが、直接的に「死」という言葉を回避するための遠回しな表現でもあるので、場面によっては失礼に当たるかもしれません。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞


    • “bucket” は物理的な容器なので可算名詞です。複数扱いの場合には “buckets” となります。

    • 例: “I bought two new buckets.”(新しいバケツを2つ買った)


  • 動詞としての用法


    • rainが動主語のとき “It’s bucketing down.”(雨が激しく降っている)のように、口語で使われる表現があります。


  • イディオム・慣用表現


    1. “kick the bucket” - (俗)死ぬ

    2. “bucket list” - 人生でやりたいことリスト

    3. “to bucket down (with rain)” - 土砂降りが降る


  • フォーマル/カジュアル


    • 通常の用法はカジュアルから標準的です。特別にフォーマル・カジュアルを区別する必要はありませんが、比喩やイディオムになると口語的ニュアンスが強くなることがあります。



5. 実例と例文

ここでは、3つの場面ごとに3例ずつ提示します。

(1) 日常会話


  1. “Could you hand me the bucket? I need to wash the floor.”

    (バケツを取ってもらえる? 床を掃除しないといけないの。)


  2. “We filled the bucket with sand to make a castle.”

    (砂でバケツをいっぱいにして、お城を作ったよ。)


  3. “I left my buckets outside. I hope it doesn’t rain.”

    (外にバケツを置きっぱなしにしてしまった。雨が降らなければいいけど。)


(2) ビジネスシーン


  1. “Can you prepare a bucket of water and some cleaning supplies for the workshop?”

    (ワークショップに備えて、水の入ったバケツと掃除用品を用意してもらえますか?)


  2. “We need a new bucket for disposing of waste in the break room.”

    (休憩室のゴミを捨てるために、新しいバケツが必要です。)


  3. “The facility manager requested three buckets for the maintenance team.”

    (施設管理者はメンテナンスチーム用にバケツを3個依頼してきました。)


(3) 学術的・専門的文脈


  1. “When measuring water displacement, ensure the bucket does not leak.”

    (水の体積を測定するときは、バケツに漏れがないことを確認してください。)


  2. “The experiment involved transferring chemicals from containers to a metal bucket.”

    (その実験では容器から金属製バケツに薬品を移す作業が含まれていた。)


  3. “In this study, we used a calibrated bucket to measure rainfall.”

    (この研究では、降水量を測定するために較正済みのバケツを使用しました。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. pail(パイル) – 同じく「バケツ」を意味するが、より古風・地方的な響き。

    2. container(コンテナー) – 物を入れる容器全般を指す一般的な語。


  • 反意語 (Antonyms)


    • バケツの直接的な反意語はあまりありませんが、目的と素材で言えば「basket(かご)」は形は似ていますが編みや網で造られ、水を運ぶ用途には向かないものです。対比的に紹介されることがあります。


  • ニュアンスや使い分け


    • 「pail」はアメリカ英語でときどき使われる表現ですが、「bucket」のほうが一般的です。

    • 「container」は幅広い意味なので、具体的にバケツを指したいときは「bucket」が適切です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • 【米音】/ˈbʌkɪt/

    • 【英音】/ˈbʌkɪt/


  • アクセント


    • 最初の “bu-” に強勢が置かれます。 “BÚ-cket” と発音するイメージです。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • 発音上はほとんど差がありませんが、若干イギリス英語の方が /ʌ/ が純粋に聞こえる場合があります。


  • よくある発音ミス


    • 「バケット」のように /ə/ の部分を濁らせて長く引いてしまうケースがあるため注意しましょう。短く “bʌk-” と切るイメージが大切です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “bucket” の “u” と “e” の位置を入れ替えて “buckte” としてしまうことがあるので注意。


  • 同音異義語との混同


    • “buck”(ドルの俗称)などと混同しないようにする。


  • 試験での出題傾向


    • TOEICや英検では頻出単語というわけではありませんが、日常生活や会話を描写する設問で出る可能性があります。


  • イディオム誤用


    • “kick the bucket” を直訳して使うと誤解を招くので注意。冗談混じりで「死ぬ」を意味するスラングと理解しておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 音とスペリングのポイント


    • “b-u-c-k-e-t” で、「バ+か」で “buck” という音が入ることでイメージしやすくなります。


  • イメージ・ストーリー


    • バケツに水を“たっぷり”汲むイメージを思い浮かべると、両手で重いバケツを持っている様子が脳裏に残り、記憶に定着しやすくなります。


  • 勉強テクニック


    • キッチンやバスルームなど、実生活のいろいろな場所に“bucket”が置いてある場面を想定したり、写真で見たりして、視覚的に単語と物を結びつけると覚えやすいでしょう。



以上が “bucket” に関する詳細な解説です。日常生活でよく使われる基本的な名詞なので、実際にバケツを見たときに音読してみたり、短いフレーズを声に出して言ったりすることで、理解を深められます。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
bucket
意味(1)

バケツ,手おけ;(井戸の)つるべ

意味(2)

バケツ状の物;(水車・タービンなどの)水受け;(ポンプの)吸い子

意味(3)

バケツ1杯(の…)(bucketful)《+of+

学術英単語(NAWL) / リスニング問題

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