最終更新日:2025/11/11
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(…に対する)反対,異議,異論《+to(against)+名(doing,wh-節)》 / (…に対する)嫌悪,不満《+to(against)+名(doing,wh‐節)》 / (…に)反対する理由(根拠)《+to(against)+名(doing,wh‐節)》

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元となった辞書の項目

objection

名詞

(…に対する)反対,異議,異論《+to(against)+名(doing,wh-節)》 / (…に対する)嫌悪,不満《+to(against)+名(doing,wh‐節)》 / (…に)反対する理由(根拠)《+to(against)+名(doing,wh‐節)》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: objection

品詞: 名詞 (countable)

日本語の意味: 異議、反対意見、反論

「objection」は「異議」や「反対意見」を意味する名詞です。たとえば会議などで「この提案には異議があります」というように、何かに対して反対する際によく使われる言葉です。フォーマルな場面だけでなく、日常的にも「いや、それには反対だ」というときに「I have an objection.」のように使われる表現です。

難易度 (CEFR): B2(中上級)

B2レベルは複雑な議論や主張に慣れ、ある程度高度な文章を読み書きできるレベルです。「objection」はフォーマルなシーンや議論でよく登場するため、中上級レベルの語彙と言えます。

活用形・関連形


  • 基本形: objection (単数形)

  • 複数形: objections

  • 動詞形: object (objectionの動詞形。「反対する」という意味を持つ)


    • 例: I object to the proposal.「その提案には反対します。」



2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語: ob-(逆らって、対して)

  • 語幹: ject(投げる、投げかける) ※ラテン語の「iacere(投げる)」が由来。

  • 接尾語: -ion(動作・状態を表す名詞化の語尾)

したがって「objection」は「何かを投げかけて反対する」というイメージから、「反対意見、異議申し立て」を意味します。

派生語や類縁語


  • object(動詞: 反対する、異議を唱える / 名詞: 物体、対象)

  • objective(形容詞: 目的の、客観的な / 名詞: 目的、目標)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(例と日本語訳)


  1. raise an objection(異議を唱える)

  2. express an objection(異議を表明する)

  3. have no objection(異議がない)

  4. overwhelming objections(圧倒的な反対意見)

  5. strong objection(強い反対)

  6. slightest objection(わずかな異議)

  7. legal objection(法的異議)

  8. moral objection(道徳的な反対意見)

  9. without objection(異議なく/反対なしで)

  10. voice one’s objection(反対意見を声に出して言う)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の「obiectio(相手に投げかけること)」からきています。


  • ob- (対して) + iacere (投げる) → object (投げかける) → objection (投げかける行為・反対)

ニュアンスと使用上の注意:


  • 「objection」は主にフォーマルな場面(法廷や会議など)での「正式な異議」を表すときによく用いられます。

  • 日常会話でも「I have an objection」や「No objections?」のように使われることがありますが、少し堅めな印象です。カジュアルなシーンでは「I disagree」や「I don’t like that idea」などに置き換えてもよいでしょう。

  • 強い反対からやんわりしたクレームまで、程度を広く含む言葉です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun)

    「one objection」「two objections」のように数えることができます。


  • 一般的な構文・イディオム


    1. “raise an objection to + [名詞/事柄]”


      • 例: “He raised an objection to the new policy.”


    2. “have an objection to + [動名詞/事柄]”


      • 例: “I have no objection to staying late if necessary.”


    3. “objection overruled”(法廷用語: 「異議却下」)

    4. “objection sustained”(法廷用語: 「異議を認める」)


  • フォーマル / カジュアルの使い分け


    • フォーマル: “I wish to raise an objection.”

    • カジュアル: “I’m not okay with this idea.”



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I have an objection to going out so late at night.”


    • (夜遅くに出かけるのには反対なんだ。)


  2. “Do you have any objections if I invite Tom to the party?”


    • (パーティーにトムを招待するのに反対はある?)


  3. “No objections here. Let’s order pizza!”


    • (特に反対意見はないよ。ピザを頼もう!)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our team has an objection regarding the budget cuts.”


    • (我々のチームは予算削減に関して異議があります。)


  2. “If there is no objection, we will proceed with the plan.”


    • (反対意見がなければ、この計画を進めます。)


  3. “Any objections to scheduling the meeting on Monday?”


    • (ミーティングを月曜日に設定することに異議はありますか?)


(3) 学術的・公的な文脈での例文


  1. “The committee raised an objection to the proposed regulation changes.”


    • (委員会は提案された規制の変更に異議を唱えた。)


  2. “No objections were filed against the new policy in the council.”


    • (新しいポリシーに対して、評議会では何の異議も提出されなかった。)


  3. “Several faculty members expressed objections to the curriculum revisions.”


    • (複数の教員がカリキュラム改訂に対して異議を表明した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. protest(抗議)

  2. opposition(反対)

  3. disagreement(異議、意見の相違)

  4. complaint(不満、苦情)

  5. challenge(異議、疑問を呈する行為)


  • 例: “I have a disagreement with your idea.” は「意見が食い違う」というニュアンスが強く、「objection」は「明確に反対する」ニュアンスがより強い場合があります。

反意語 (Antonyms)


  1. agreement(賛成、一致)

  2. approval(承認)

  3. consent(同意)


  • 例: “I have no objection” と “I consent” はどちらも「反対しない」という点で似ていますが、“I consent” は積極的に「同意する」ニュアンスになります。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記:

/əbˈdʒɛk.ʃən/ (アメリカ英語・イギリス英語ともにほぼ同じ)


  • アクセント(強勢)は 「ob*jec*tion」の「jec」の部分に置かれます。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはありません。アメリカ英語では「ʃən」の音がややフラット気味に発音されることがあります。

  • よくある間違い: [ob-ject-ion] と最初の音節に強勢を置くことがあるので注意。「əb-JEK-ʃən」のように発音してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “objction”、 “objestion” などのつづり間違いに注意。

  • 動詞 “object” と混同: “object” は「反対する」「異議を唱える」という動詞、あるいは「物体」「対象」という名詞なので文脈で使い分ける必要があります。

  • 同音異義語/紛らわしい単語: “objective” と区別が必要。objective は「目的」「客観的な」という意味。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、会議や交渉での「反論」や「異議」に関する文脈で出題される可能性があります。後に続く前置詞 “to” とのセット表現(object to / have an objection to)がポイント。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • Prefix “ob-” = “against”Root “ject” = “throw” を思い出すと、「相手に向かって意見を投げつける」→「反対意見」をイメージしやすいです。

  • つづりのコツ: “ob + ject + ion” という風に三つのパーツに分けてCheckすると確認しやすいです。

  • 例文イメージ: 法廷ドラマでよく聞く “Objection!” は「異議あり!」という決まり文句なので、そこから覚えると印象が強く残るでしょう。


「objection」は議論の場やビジネスシーン、法廷用語としてもよく登場するため、しっかりと意味や使い方を覚えておくととても役立ちます。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
objection
意味(1)

(…に)反対する理由(根拠)《+to(against)+(do*ing,wh*)》

意味(2)

(…に対する)反対,異議,異論《+to(against)+(do*ing,wh-節*)》

意味(3)

(…に対する)嫌悪,不満《+to(against)+(do*ing,wh*)》

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