最終更新日:2025/11/10
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きちんとした

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元となった辞書の項目

neat

形容詞

きちんとした

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彼女は部屋をきちんと整理しています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: neat

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語):

• Tidy or well-organized.

• Simple and effective.

• (Informal) Great, impressive, or cool.

• (飲み物に関して) 割らずにそのままの状態の (特にお酒に対して “neat” と言う場合があります)

意味(日本語):

• きちんとした、整然とした

• (物事のやり方が)手際のよい、効率的な

• (カジュアルな表現で)すごい、かっこいい

• (お酒など)ストレートの

「neat」は主に「きちんと整った」「手際のよい」というニュアンスで使います。部屋が片付いていることを表現したり、工夫されたアイデアをほめるときに使います。また、カジュアルな会話では「かっこいいね」「いいね!」という感想を述べるときに「That’s neat!」と言うこともあります。

活用形:

形容詞なので基本的に活用は変化しませんが、副詞形「neatly(きちんと)」などに変化して派生的に使うことができます。


  • 例: “He writes neatly.”(彼はきれいに書く)

他の品詞への派生例:


  • 副詞: neatly (整然と、きちんと)

  • 名詞: neatness (きちんとしていること、こぎれいさ)

CEFRレベル(目安): B1(中級)

→ 単語自体は短くて覚えやすいですが、意味の幅が広いため、文脈による使い分けが必要です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語・接尾語を持たず、語幹 “neat” だけのシンプルな単語です。

派生語や類縁語:


  • neatly (副詞)

  • neatness (名詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. neat and tidy — きちんとして清潔な

  2. keep something neat — 何かをきちんと保つ

  3. a neat solution — 手際のよい解決策

  4. a neat idea — すごくいいアイデア

  5. neat handwriting — きれいな字

  6. neat appearance — きちんとした身なり

  7. That’s neat! — それ、いいね! / すごいね!

  8. neat trick — 便利なテクニック、巧妙なわざ

  9. neat whiskey — ウイスキーのストレート

  10. a neat pile — きちんと積み重なった状態


3. 語源とニュアンス

語源:

“Neat” はラテン語で “明るい、光った” を意味する “nitidus” に由来し、フランス語形を経て中英語に入ってきたと言われています。元々は “輝いている、整った” といったイメージが背景にあります。

ニュアンス・使用上の注意:


  • 「整然としている」「巧みである」というポジティブな印象を与えます。

  • カジュアルな会話で「That’s neat!」と言うと、「それ、いいね」「素敵だね」という軽い驚きや賞賛を表す表現です。

  • お酒を割らずに飲む場合の「neat」は、やや専門的・フォーマル寄りなバーテンダー用語でもあり、同時にカジュアルな会話にも登場します。

  • ポジティブな文脈が多い単語なので、口語では口調を柔らかくしたいときに向いています。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞としての位置:


    • 名詞の前に置いて修飾する。

      例: “He has a neat desk.”(彼の机はきれいだ)

    • 補語として使う。

      例: “The desk is neat.”(その机はきちんとしている)


  2. 可算・不可算の区別:


    • 形容詞なので可算・不可算は関係ありません。名詞になると “neatness” になるが、これは不可算名詞として使われることが多い。


  3. 副詞形との使い分け:


    • “He keeps his room neat.”(彼は部屋をきれいに保っている)

    • “He keeps his room neatly.” と言いたくなるかもしれませんが、neat は補語として機能し、本質的状況を説明します。一方、“He arranges his books neatly.” のように動作(arranges)を修飾するときは副詞 neatly を使用。


  4. フォーマル/カジュアル:


    • 「整然とした、きちんとした」という意味で使う場合はどちらにも使える。

    • 「That’s neat!」など感嘆表現はカジュアル寄り。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Your handwriting is so neat! How do you keep it that way?”

    (字がとてもきれいだね! どうやって保ってるの?)


  2. “I found a neat trick for folding laundry quickly.”

    (洗濯物を早くたたむ便利なコツを見つけたよ。)


  3. “That’s neat! I love how you reorganized your bookshelf.”

    (それいいね! 本棚の並べ替え方がすごく気に入ったよ。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “His report was neat and well-structured, making it easy to follow.”

    (彼のレポートはきちんとしていて構成も良く、とてもわかりやすかった。)


  2. “Let’s come up with a neat solution to reduce costs efficiently.”

    (コスト削減のために手際の良い解決策を考えましょう。)


  3. “The presentation slides were neat and professional looking.”

    (プレゼンのスライドは要領よくまとめられプロらしい印象でした。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “His experiment design was neat, eliminating unnecessary variables.”

    (彼の実験デザインは不要な変数を排除する、きちんとしたものだった。)


  2. “A neat proof of this theorem can be found in the appendix.”

    (この定理の簡潔な証明は付録に載っています。)


  3. “The data was presented in a neat table, simplifying our analysis.”

    (データは整理された表にまとめられており、解析しやすかった。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms):


  1. tidy(整えられた)

  2. orderly(秩序正しい)

  3. clean(清潔な)

  4. slick(手際のよい、上手い)※文脈によっては少し違ったニュアンスあり

  5. cool(かっこいい)※カジュアルな “That’s neat!” と似たような感嘆


  • “neat” と “tidy” はほぼ同義で、物の配置が整っているニュアンス。

  • “orderly” はより厳格にきちんとしているイメージ。

  • “clean” は物自体が汚れていない状態を指すことが多い。

  • “slick” はやや口語的で、「手際の良さ」や「スマートさ」を強調。

  • “cool” は「かっこいい」という意味で “neat!” に近い感嘆表現。

反意語 (antonyms):


  • messy(散らかった)

  • sloppy(だらしない)

  • disorganized(まとまりのない)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):


  • アメリカ英語: /niːt/

  • イギリス英語: /niːt/

強勢:


  • 一音節語のため、特に強勢の移動はありません。「ニー(t)」としっかり母音を伸ばして発音します。

よくある発音の間違い:


  • “neat” と “need” の混同。 “t” の発音をきちんと意識しましょう。

  • 母音 /iː/ を /ɪ/ (短い「イ」)で発音しないように注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “neet” や “nate” と書いてしまわないように注意。

  2. 同音異義語との混同: “meet” /miːt/ や “meat” /miːt/ と発音は似ているが, “neat” は “n” ではじまる別物。

  3. 使いすぎに注意: カジュアル会話では「That’s neat!」は少し古風または子供っぽいニュアンスになる場合もあるので、シーンによって「cool」や「awesome」を使うのも手。

  4. TOEICや英検での出題傾向: 辞書的意味「きちんとした」「整然とした」で問われることが多い。また、派生語「neatly」「neatness」もしばしば出題される。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 音のイメージ: 「ニー(t)」としっかり伸ばす。語源がラテン語の “nitidus(光る)” に由来するので「きらっと光る/整ったイメージ」とセットで覚えると記憶に残りやすい。

  • 勉強テクニック: 部屋やノートなどを片付けるときに「I want to keep it neat!」と言いながら学習すると定着しやすい。

  • 単語カードの裏に “That’s neat!” のフレーズを書いておき、ネイティブのリアクションをイメージ すると自然な活用法を身につけられます。


以上が、形容詞 “neat” の詳細解説です。日常的にもビジネスでも幅広く使える便利な単語ですので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
neat
意味(1)

(やり方・話し方などが)手ぎわのよい

意味(2)

《米話;現在はまれ》すばらしい,すてきな

意味(3)

(見た目に)きちんと整った,小ぎれいな

意味(4)

(人などが)きれい好きな;(服装などが)さっぱりした

意味(5)

《話》(酒などが)水で割らない,ストレートの

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