〈C〉(五感による)感覚;(…の)感覚《+of+名》 / 〈U〉《しばしばa~》(…の)感じ,気持ち《+of+名》 / 〈U〉《a~,one's~》(…の)理解(認識)力,観念,センス《+of+名》 / 《one's senses》正常な感覚,正気 / 〈C〉《しばしば冠詩をつけないで》分別,良識 / 〈C〉(行動・発言・文などの)意義,意味(meaning)《+of(in)+名(doing)》 / 〈U〉(…の)(全体的な)意向,動向《+of+名》
sense
〈C〉(五感による)感覚;(…の)感覚《+of+名》 / 〈U〉《しばしばa~》(…の)感じ,気持ち《+of+名》 / 〈U〉《a~,one's~》(…の)理解(認識)力,観念,センス《+of+名》 / 《one's senses》正常な感覚,正気 / 〈C〉《しばしば冠詩をつけないで》分別,良識 / 〈C〉(行動・発言・文などの)意義,意味(meaning)《+of(in)+名(doing)》 / 〈U〉(…の)(全体的な)意向,動向《+of+名》
1. 基本情報と概要
単語: sense
品詞: 名詞 (場合によっては動詞としても使われる)
CEFRレベル目安: B1(中級)
- 英語の「sense」は「感覚」「意味」「判断力」などを表します。
- 日本語では「感覚」「意味」「理解力」「センス」などの訳語として使われます。「なんとなく感じ取る」「全体の意味を把握する」「常識(common sense)」など、状況に応じて幅広いニュアンスを持つ単語です。
活用形
- 名詞なので基本的に活用形は変化しませんが、可算名詞として複数形はsensesとなります。
例) Five senses(五感) - 動詞で使われる場合は
sense(s)
(現在形)sensed
(過去形・過去分詞形)、sensing
(進行形) となります。
他の品詞としての例
- 動詞: to sense(感じ取る、気づく)→ “I sensed something was wrong.”
- 形容詞(派生形): sensible(分別のある)、sensitive(敏感な)、sensual(官能的な)など。
2. 語構成と詳細な意味
英語「sense」は大きく以下の意味を持ちます:
- 感覚
- 人間や動物が五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)で何かを感じ取る力
- 人間や動物が五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)で何かを感じ取る力
- 意味/意義
- 言葉や文章などが表そうとしている内容や概念
- 言葉や文章などが表そうとしている内容や概念
- 判断力/分別
- 「常識」「常識的判断」として用いられる
- 「常識」「常識的判断」として用いられる
- 知覚/気づき
- なんとなく感じ取ること
- 感覚
接頭語や接尾語は特に含まれていません。語幹はsens(ラテン語由来)で、「感じる」を表します。
関連語・派生語
- sensation(名詞): 感覚、興奮
- sensibility(名詞): 感受性
- sensitive(形容詞): 敏感な
- sensual(形容詞): 官能的な
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- make sense of ~(~を理解する)
- common sense(常識)
- sense of humor(ユーモアのセンス)
- sense of smell(嗅覚)
- sense of accomplishment(達成感)
- sense of direction(方向感覚)
- come to one’s senses(正気に戻る)
- in a sense(ある意味では)
- a sense of duty(責務感)
- a sense of security(安心感)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “sensus”(感じること、認識)からきています。同じ語源を持つ単語には「sensual」「sensitive」などがあります。
- 歴史的背景: 古フランス語を経由して中英語に取り入れられました。古くから「感じ取る力」や「意味」を表す言葉として幅広く使われてきました。
- ニュアンス/使用時の注意:
- 「sense」は日常会話からビジネス、学術的文脈まで幅広く使用されます。
- 「make sense」(筋が通る)は非常にカジュアルからフォーマルまで汎用的です。
- 「common sense」(常識)は「ある集団・社会で一般に知っているべきこと」という含みがあり、多文化環境では用い方に注意が必要です。
- 「sense」は日常会話からビジネス、学術的文脈まで幅広く使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算・不可算: 「sense」は意味によって異なります。
- 五感など、明確に数えられる感覚や特定の種類を表す場合は可算名詞(e.g., our five senses)。
- 「常識」や「意味」のような抽象概念として用いる場合は不可算名詞としても扱われることがあります。
- 五感など、明確に数えられる感覚や特定の種類を表す場合は可算名詞(e.g., our five senses)。
一般的な構文・イディオム:
- make sense → 筋が通る、理解できる
- lose one’s sense(s) → 正気を失う / 五感の働きを失う
- out of one’s senses → 狂気の状態で、正気を失っている
- make sense → 筋が通る、理解できる
フォーマル/カジュアル:
- 「sense」を使った表現はどちらでも自然に使われる。ビジネス文書でも「in a sense」や「make sense to do ~」は比較的フォーマルに使われる。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Does it make sense to you?”
(これ、わかる?/理解できる?) - “I have a weird sense that someone is watching me.”
(誰かに見られているような変な感じがする。) - “You should trust your sense of direction more.”
(自分の方向感覚をもっと信じたほうがいいよ。)
(2) ビジネスでの例文
- “We need to make sense of these sales reports before the meeting.”
(会議の前にこれらの販売レポートを整理して理解しないといけません。) - “It’s essential to develop a sense of responsibility among all team members.”
(チームメンバー全員に責任感を育てることが不可欠です。) - “His proposal for the new project doesn’t make much sense.”
(彼の新しいプロジェクト案はあまり筋が通っていません。)
(3) 学術的な文脈での例文
- “In a philosophical sense, reality depends on our perception.”
(哲学的な意味では、現実は私たちの知覚に左右される。) - “Researchers are studying the sense of time under different conditions.”
(研究者たちはさまざまな条件下での時間感覚を研究しています。) - “The linguistic sense of a term can evolve over centuries.”
(ある用語の言語学的意味は何世紀にも渡って変化しうる。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- feeling(感情・感触)
- より直接的な感情や触覚に重点
- より直接的な感情や触覚に重点
- perception(知覚・認識)
- 「脳と心で捉えたもの」を強調
- 「脳と心で捉えたもの」を強調
- awareness(意識・気づき)
- 身の回りや状況に気づいている状態
反意語
- nonsense(無意味、馬鹿げたこと)
- 「筋が通っていない」「意味をなさない」時に使う
- 「筋が通っていない」「意味をなさない」時に使う
- senselessness(意味がないこと、無分別)
- 「sense(分別・意味)」の反対となる概念
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /sens/
- アクセント: 「センス」の発音(強勢)は最初にきます。
- アメリカ英語とイギリス英語: 発音自体に大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /sɛns/、イギリス英語でも /sens/ と表記。
- よくある間違い: “sense” を “since” /sɪns/ や “cents” /sents/ と混同しないように注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “sense” を “sence” と書いてしまうミスが多い。
- 同音異義語との混同: “sense” と “cents” は発音が類似している(/sens/ と /sents/)ため、リスニングで混同しやすい。
- 試験対策: TOEICや英検では「make sense」「common sense」などのフレーズが読解・会話問題でよく登場します。「意味をとらえる力」や「常識」の意味を問う問題が多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「sense」は「センサー(sensor)」と関連づけて覚えると、「感じ取る仕組み」を連想しやすいです。
- 「センスがいい」という日本語表現でもおなじみなので、「感じる力」「分別」と関連づけると、スペルや意味のイメージがつかみやすいです。
- 単語の中に含まれる “sens” = 「感じる」という共通語幹を意識すると、「sensation」「sensitive」などもまとめて覚えやすくなります。
以上が名詞「sense」の詳細解説です。日常的にもビジネスシーンでも幅広く登場する重要な単語なので、意味や用法をしっかり押さえておくと便利です。
〈C〉(五感による)感覚;(…の)感覚《+of+名》
〈U〉《しばしばa~》(…の)感じ,気持ち《+of+名》
〈U〉《a~,one's~》(…の)理解(認識)力,観念,センス《+of+名》
〈C〉(行動・発言・文などの)意義,意味(meaning)《+of(in)+名(do*ing*)》
〈U〉(…の)(全体的な)意向,動向《+of+名》
《one's senses》正常な感覚,正気
〈C〉《しばしば冠詩をつけないで》分別,良識