最終更新日:2025/12/05

安定した, 確実性のある / 安全な

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

secure

形容詞

安定した, 確実性のある / 安全な

このボタンはなに?

私の家にセキュリティシステムがあると安心です。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: secure

品詞: 形容詞 (※動詞としても使われます)

意味(英語): safe, protected, free from danger or risk

意味(日本語): 安全な、危険やリスクから守られた状態

「secure」は、「安全である」「しっかり守られている」といったニュアンスを持つ形容詞です。たとえば「secure environment(安全な環境)」とか「secure connection(安全な接続)」のように使い、ある物や状況が危険やリスクからしっかり保護されている、というイメージを伝えます。

活用形

形容詞なので直接は変化しませんが、動詞として使う場合には以下のような活用があります:


  • 原形: secure

  • 三人称単数現在形: secures

  • 過去形: secured

  • 過去分詞: secured

  • 現在分詞: securing

動詞としては「確保する、守る、しっかり固定する」などの意味になります。

他の品詞形


  • 名詞: security(安全・保証・警備)

  • 副詞: securely(安全に、しっかりと)

  • 形容詞(反意語): insecure(不安定な、不安な)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 日常会話ではA2〜B1あたりでも耳にする機会はありますが、ビジネス文脈ややや専門的な文章で使う頻度が高いため、中上級程度のレベルの語彙と言えます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源の要素:


    • ラテン語の “securus” (気がかりがない、心配がない)に由来すると言われています。

    • “se” (無い) + “cura” (心配) という要素で「不安がない→安全な」という意味が広がりました。


代表的な派生語や類縁語


  • security(安全・警備・保障)

  • insecure(不安な、自信がない、安全でない)

  • securable(安全に固定できる、確保できる)

  • securely(安全に、しっかりと)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. secure environment – 安全な環境

  2. secure facility – 安全な施設

  3. secure network – 安全なネットワーク

  4. feel secure – 安心感を得る

  5. secure connection – 安全な接続

  6. be secure from threats – 脅威から守られている

  7. secure data – データを安全に守る

  8. secure location – 安全な場所

  9. remain secure – 安全な状態を保つ

  10. secure borders – 国境を厳重に守る


3. 語源とニュアンス

ラテン語の “securus” に由来し、元々は「心配が無い状態」という意味でした。この「心配がない」という気分から、転じて「周囲にリスクがなく安全が保障されている」状態を指すようになりました。


  • 微妙なニュアンス:

    「secure」は「守られている」「安心できる」といったポジティブな響きがあります。物理的・精神的両面で安全であることを示す場合に頻出します。


  • 使用時の注意点:

    物理的な安全だけでなく、心理的な「不安のなさ」や「確実性」が含まれることもあります。文語・ビジネス文書・技術文書など、ややフォーマル寄りのニュアンスでよく使われますが、日常会話でも比較的よく登場します。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として用いる際は、補語(be動詞や他の連結動詞のあと)にも、名詞を修飾する形にも使われます。

    例:

    – He feels secure.(彼は安心感を抱いている)

    – We need a secure environment.(私たちは安全な環境が必要です)


  • 動詞 “secure” は他動詞として「~を確保する、固定する」という意味で用いられます。

    例:

    – They secured the doors.(彼らはドアをしっかり固定した)


  • フォーマル/カジュアル:

    – “secure” はビジネス文書や公式文書で使用頻度が非常に高いです。日常会話では「safe」などのほうがよく用いられる場合もあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I always feel secure when I’m at home.”


    • 「家にいると、いつも安心できるんだ。」


  2. “Is this Wi-Fi connection secure?”


    • 「このWi-Fi接続は安全かな?」


  3. “Keep your bag secure when you travel.”


    • 「旅行のときはカバンをしっかり守ってね。」


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “We need a more secure system to protect customer data.”


    • 「顧客のデータを守るため、より安全なシステムが必要です。」


  2. “Please ensure all confidential documents are kept in a secure location.”


    • 「すべての機密書類は安全な場所に保管するようにしてください。」


  3. “Our company prides itself on having a secure network infrastructure.”


    • 「当社は安全なネットワークインフラを誇りにしています。」


学術的な文脈(3つ)


  1. “A secure communication protocol is essential for any research collaboration.”


    • 「どんな研究協力であっても、安全な通信プロトコルは必須です。」


  2. “The study focuses on developing a secure encryption algorithm.”


    • 「その研究は、安全な暗号化アルゴリズムの開発に焦点を当てています。」


  3. “Ensuring a secure database is key to protecting sensitive scholarly data.”


    • 「学術的な機密データを保護するには、安全なデータベースを確保することが重要です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. safe(安全な)


    • ニュアンス: 一般的に「危険がない」状態を幅広く指す。カジュアルな場面でよく使われる。

    • 例: “safe place” / “safe choice”


  2. protected(保護された)


    • ニュアンス: 人や物が物理的に守られているイメージが強い。

    • 例: “protected area” / “protected by law”


  3. stable(安定した)


    • ニュアンス: 状態が安定し、ブレや乱れが少ないことに焦点がある。

    • 例: “stable economy” / “stable condition”


  4. assured(保証された、自信がある)


    • ニュアンス: 自信があり、確実な感覚が強い。「secured」の意味に近いが、より感情的・心理的に強い安心。

    • 例: “assured victory” / “He felt assured of success.”


  5. confident(自信がある)


    • ニュアンス: 主に人の精神状態を表す。「不安がない」という点では似ているが、「secure」は安全面も含む。


反意語


  • insecure(不安定な、不安な、危なっかしい)


    • 例: “He felt insecure about his future.”(彼は自分の将来に不安を感じていた。)

    • 「secure」の対極に位置し、精神的・物理的に安全ではないニュアンスを含む。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /sɪˈkjʊr/

    • イギリス英語: /sɪˈkjʊə/


  • 強勢(アクセント):


    • アクセントは後ろの “-cure” の部分にあります(se-CURE)。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語では /-kjʊr/、イギリス英語では /-kjʊə/ と母音が少し伸びる傾向があります。


  • よくある誤り:


    • “se-cure” のように区切って発音する際、/skjʊr/ と濁らないで発音してしまったり、/seˈkjə/ などと弱いアクセントになってしまうことがあります。アクセントをしっかり後半に置くよう注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “secure” の “c” と “u” の位置を間違えて “secrue” としてしまう、あるいは “cure” を “care” としてしまうなど。

  • 同音異義語との混同: “secure” と “seque(r)” などは異なる単語ですが、発音が似ていて混同しがちというほどでもありません。ただしスペル面で似た単語が多いので注意してください。

  • 資格試験での出題傾向: TOEICなどでは、ビジネスメールやセキュリティ関連の文章で “secure” が出ることがあります。文脈上「確保する」「固定する」動詞の用法もよく問われます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ストーリーイメージ:

    “secure” はもともと「心配をなくす」→「安全を得る」という流れで覚えるとよいでしょう。私は「心配 (care) を分離 (se) する→不安がない」のイメージで覚えました。


  • スペリングのポイント:

    「se + cure」で、cure (治療) という単語を思い出すと覚えやすいかもしれません。「治療する (cure) ことで、不安(se) をなくす」のように連想すると記憶に残ります。


  • 勉強テクニック:


    • セキュリティ関連の記事を読むときに、一緒に “secure” や “security” を探してみる。

    • “secure(動詞)” と “secure(形容詞)” の文例を自分で書いてみる。



「secure」は安全・安心を表す重要な形容詞であり、ビジネスやテクニカルな文脈でも頻出します。意味・発音・使い方をしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
secure
意味(1)

安定した,確実性のある,保証されている

意味(2)

安全な

意味(3)

心配(疑い)のない

意味(4)

(土台などが)とっかりした,固定した

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★