最終更新日:2025/11/24

に手で触れる / を扱う / (自動車などが) 操縦できる

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元となった辞書の項目

handle

動詞

に手で触れる / を扱う / (自動車などが) 操縦できる

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解説

以下では、動詞「handle」について、できるだけ詳しく解説します。日本語で説明しますが、学習者にも分かりやすいように、できるだけ優しく書いています。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語:to manage or deal with something; to hold or manipulate with the hands

  • 日本語:何かを管理・処理する、または手や道具で取り扱う

「handle」は「何かを扱う」「物事に対処する」というニュアンスの動詞です。

たとえば、荷物を「丁寧に扱う」ときや、仕事の問題・困難を「処理する」「対処する」ときなどに使われます。

品詞


  • 動詞(他動詞)

    ※名詞として「取っ手」「ハンドル」という意味もありますが、ここでは主に動詞として解説します。

活用形


  • 原形:handle

  • 過去形:handled

  • 過去分詞:handled

  • 現在分詞:handling

  • 三人称単数現在形:handles

他の品詞形


  • 名詞形「handle」:取っ手(例:ドアの取っ手)

  • 名詞形「handler」:処理をする人、あるいは動物を扱う人(例:dog handler)

  • 形容詞形「handleable」(稀):扱いやすい

CEFRレベルの目安


  • B1(中級)〜B2(中上級)

    「handle」は日常会話でもビジネスでも頻出し、広い範囲で使えます。B1~B2あたりが目安ですが、初心者レベル(A2)でも意味を理解しやすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「hand」(手)という語幹に動詞化する接尾要素がついた形

  • 大きな接頭語や接尾語を持たない比較的シンプルな構成です。

詳細な意味


  1. 「手や道具で扱う、取り扱う」

    例:Please handle the equipment carefully.(装置を慎重に扱ってください)

  2. 「物事や問題に対処する、処理する」

    例:I can handle this problem on my own.(この問題は自分で対処できます)

  3. 「扱う能力がある、対応できる」

    例:He can’t handle that much pressure.(彼はそれほどのプレッシャーに耐えられない)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. handle with care(取り扱い注意)

  2. handle stress(ストレスに対処する)

  3. handle finances(財務を管理する)

  4. handle the situation(状況に対処する)

  5. can’t handle it(対応できない/耐えられない)

  6. handle queries(問い合わせを処理する)

  7. handle a complaint(苦情を対応・処理する)

  8. handle a tool(道具を扱う)

  9. handle the truth(真実を受け止める)

  10. handle the pressure(プレッシャーに対応する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の「handle」(動詞形) に遡り、もともとは「手(hand)で扱う」という意味から派生しています。

  • 「hand」=「手」が基本で、「〜を手中に収める」「手でコントロールする」といった発想が背景にあります。

ニュアンス・使用時の注意


  • 物理的に「手で扱う、操作する」という直接的な意味から、比喩的に「問題に対処する」「人間関係をうまく扱う」といった抽象的な意味でもよく使われます。

  • ビジネスシーンや日常会話どちらでも使われる頻出表現です。フォーマルなシーンからカジュアルなシーンまで幅広く対応可能です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • 「handle + 目的語」

    例:handle a problem, handle a task, handle stress, etc.

  • 「handle + 副詞句」

    例:handle something efficiently(効率的に何かを扱う)

イディオム


  • handle with kid gloves:とても丁寧に扱う(相手を怒らせないよう慎重に扱う)

可算/不可算


  • 動詞の「handle」は他動詞なので、目的語を伴います。

  • 名詞としては可算名詞(a handle / handles:取っ手)です。

フォーマル/カジュアル


  • 日常的な会話では「deal with」と似た意味でカジュアルに使えます。

  • ビジネスシーンでも「to handle an issue:問題に対処する」はよく使われるのでフォーマルな文脈でも問題ありません。


5. 実例と例文

さまざまなシーンで使われる例文を紹介します。

日常会話(カジュアル)


  1. “I can’t handle spicy food at all. It’s too hot for me!”

    (辛い食べ物は全然無理。辛すぎるんだよね!)

  2. “Could you handle the grocery bags for me? My hands are full.”

    (買い物袋を持ってくれる?手がふさがってるんだ。)

  3. “I’m really tired, but I can handle one more errand.”

    (すごく疲れたけど、もう1つ用事を片づけられるよ。)

ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “I will handle the client emails and follow up with them this afternoon.”

    (顧客へのメール対応は私がします。午後にフォローアップします。)

  2. “She has proven that she can handle multiple projects simultaneously.”

    (彼女は同時に複数のプロジェクトを管理できることを証明しました。)

  3. “Let’s discuss how we should handle the budget cuts.”

    (予算削減にどう対処すべきか話し合いましょう。)

学術的・専門的な文脈


  1. “The research team must handle complex data sets and ensure accuracy.”

    (研究チームは複雑なデータセットを扱い、正確性を確保しなくてはならない。)

  2. “When handling radioactive materials, safety protocols must be strictly followed.”

    (放射性物質を取り扱う際には、安全プロトコルを厳守する必要があります。)

  3. “Our system is designed to handle vast amounts of information efficiently.”

    (私たちのシステムは大量の情報を効率的に処理するように設計されています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. deal with(対処する)


    • “handle”とほぼ同義。ただ、「deal with」は「取り組む・処理する」のニュアンスが少し強い。


  2. manage(管理する、対処する)


    • “manage”は「何かを管理・制御する」感覚が強い。


  3. cope with((困難など)対処する・うまく処理する)


    • “cope with”は特に困難やストレスへの対処によく使われる。


  4. tackle(問題に立ち向かう)


    • もう少し積極的、直接的な意味合いを持つ。


  5. address(問題や課題に焦点を当てて取り組む)


    • 課題や問題点に的を絞って取り組む感じ。


反意語(Antonyms)


  • ignore(無視する)

  • neglect(放置する、怠る)

    どちらも「問題に対処しない/扱わない」という意味になります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈhændl/

  • イギリス英語: /ˈhændl/

    どちらも基本的に同じ発音です。

強勢(アクセント)の位置


  • 最初の音節(HAN-dle)にアクセントがあります。

よくある発音の間違い


  • “hand”と“handle”をつなげるときに、/d/の発音が弱くなって「ハンル」のようになることもありますが、実際には ハン-ドル に近いニュアンスで発音すると自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルの間違い


    • “handle”の最後は「-le」です。“handel”や“hander”などと誤記しないように注意。


  2. 同音やよく似た表現との混同


    • “hand out”(配る)や“hand over”(引き渡す)との区別に注意。


  3. 試験での出題傾向


    • TOEICや英検などで「問題への対処」に関連してよく出る表現。「deal with」と同義で出題されることも多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「hand(手)」がベースなので、「手でしっかりと握って対処する」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • “handle”=「手でしっかりコントロールしている様子」というイメージを頭に思い浮かべると、抽象的な意味の「問題を扱う」「状況を制御する」もイメージしやすくなります。


以上が動詞「handle」の詳細な解説です。手から派生した単語として、物理的な操作から問題の処理まで幅広く使うことができます。日常生活でもビジネスシーンでも使える汎用性の高い単語なので、ぜひ自分の表現に取り入れてみてください。

意味のイメージ
handle
意味(1)

〈材料・道具など〉‘を'手で扱う

意味(2)

〈人・動物など〉を扱い,統制する

意味(3)

〈問題など〉‘を'扱う,処理する,〈曲など〉‘を'弾きこなす

意味(4)

〈商品〉‘を'扱う,商う

意味(5)

〈自動車などが〉扱われる,操縦される(できる)

意味(6)

…‘に'手で触れる;手で持つ

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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