最終更新日:2024/06/12
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structure

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元となった辞書の項目

structure

名詞

〈C〉(建物・橋などの)建造物 / 〈U〉《…の》構造,組織《of ...》/〈C〉構造(構成)体,組織体 / 〈思想など〉を組み立てる,を組織化する

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解説

1. 基本情報と概要

単語: structure

品詞: 名詞 (動詞としても使われるが、ここでは名詞を中心に解説)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 意味(英語): The arrangement or organization of parts to form an entity, system, or whole.

  • 意味(日本語): 部品や要素をまとめて、一つのまとまりやシステムとして成り立たせる「構造」「仕組み」「組織」を指します。

「structure」は、建物の構造を表す場合にも、文章や組織、社会など、抽象的な仕組みや枠組みを表す場合にも使われます。たとえば、「ビルの構造」から「社会の仕組み」まで幅広い文脈で使用される単語です。


  • 活用形(名詞): 通常は可算名詞として扱われることが多いです(複数形:structures)。

  • 他の品詞として: 動詞の “to structure” (構成する、体系化する) などがあります。


    • 例: “We need to structure our argument.”(私たちは議論を体系化する必要がある。)



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “struct”


    • ラテン語の「建てる、組み立てる」という意味の語根 “stru(e)-” に由来します。


  • 接尾語: “-ure”


    • 状態や行為、結果を表す名詞を作る接尾語。


よく使われるコロケーションと関連フレーズ10選


  1. social structure(社会構造)

  2. organizational structure(組織構造)

  3. sentence structure(文章構造)

  4. building structure(建物の構造)

  5. hierarchical structure(階層構造)

  6. underlying structure(根底にある構造)

  7. economic structure(経済構造)

  8. logical structure(論理構造)

  9. basic structure(基本構造)

  10. genetic structure(遺伝子構造)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “struere” (積み上げる、組み立てる) に由来します。

  • 歴史的使用: 建築や構造物を指す直接的な意味で使われていましたが、時代とともにより抽象的な「組織・体系」や「枠組み」を表す意味合いでも広く使われるようになりました。

  • ニュアンス・使用上の注意:


    • 「物理的な構造」だけでなく「文章や思考、制度の枠組み」にも使われます。

    • カジュアルからフォーマルまで幅広く使用されますが、ビジネスや学術的な文脈では特に頻出です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable/uncountable): 通常は可算名詞として「a structure / structures」となりますが、文脈によっては不可算的に使われることもあります。

  • 一般的な構文の例:


    1. “The structure of [X].” → “The structure of the organization.”

    2. “[X] has a complex/simple structure.” → “The building has a simple structure.”

    3. “The basic structure is composed of [X].” → “The basic structure is composed of several layers.”


  • イディオム: 特に目立ったイディオムは少ないですが、「to get to the structure of something」は「本質(構造)を明らかにする」というニュアンスで使われることがあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I need to understand the structure of this puzzle before I solve it.”

    (このパズルの構造を理解しないと解けない。)


  2. “The structure of the new app is quite user-friendly.”

    (新しいアプリの構造はかなりユーザーフレンドリーだね。)


  3. “Could you explain the structure of your plan in simpler terms?”

    (あなたのプランの構造をもっとやさしい言葉で説明してもらえますか?)


ビジネスでの例文


  1. “We should review our company’s organizational structure for greater efficiency.”

    (効率化のために、会社の組織構造を見直すべきです。)


  2. “The manager presented the new financial structure to the board.”

    (マネージャーは新しい財務構造を取締役会に提示しました。)


  3. “A clear structure in your proposal will help investors understand your vision.”

    (提案書に明確な構造を持たせることで、投資家がビジョンを理解しやすくなります。)


学術的な文脈での例文


  1. “His research focuses on the structure of complex networks.”

    (彼の研究は複雑ネットワークの構造に焦点を当てています。)


  2. “We analyzed the sentence structure in different languages.”

    (私たちは様々な言語における文章構造を分析しました。)


  3. “Understanding the structure of a cell is crucial in biology.”

    (細胞構造を理解することは生物学において非常に重要です。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. framework(枠組み)

    2. organization(組織、編成)

    3. composition(構成)

    4. construction(建設、構造物)

    5. arrangement(配置、整理)


※「framework」はやや抽象度が高く、「organization」は管理や配置に重点があり、「composition」は「構成要素の組み合わせ」というニュアンスが強いなど、微妙に使い分けが異なります。


  • 反意語 (Antonyms)


    1. chaos(混沌)

    2. disorganization(無秩序)


「structure」が秩序だった組み立てを意味するのに対し、「chaos」「disorganization」は秩序立っていない状態を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /ˈstrʌk.tʃɚ/

    • イギリス英語: /ˈstrʌk.tʃər/


  • アクセント: 最初の “struc-” の部分に強勢があります。


  • よくある発音の間違い: “strucure” のように母音を抜かす、あるいは “sh” の音を間違って発音することがあります。


  • アメリカ英語とイギリス英語: アメリカ英語では「ストラクチャー(ストラクチャ(ʧɚ))」、イギリス英語では「ストラクチュア(ストラクチャ(ʧər))」のように聞こえます。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “structure” の “t” と “c” の順番を入れ替えて “sturctre” や “structer” としてしまうミスが多いです。

  • 同音異義語との混同: 明確な同音異義語はありませんが、「construction」との混同が起きる場合があります。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、文章理解や要約問題、リーディングパートなどで「文章の構造」「組織構造」といった文脈で頻出です。

  • 使い方のミス: “We structured the company.” の動詞用法を“structure”を名詞専用のように扱ってしまい、誤って“structure the company”を「会社の構造」と誤解してしまうケースがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「struc-」には「積み上げる、組み立てる」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • 「建築 (construction)」を連想すると、建物の骨組み(構造)に関連して「structure」も思い出しやすいでしょう。

  • スペリングが難しく感じたら「stru + ct + ure」と3つに区切って覚えるのも有効です。


「structure」は、身の回りや社会にあるあらゆる「仕組み・枠組み」を表す便利な単語です。文章や議論をわかりやすく整理する際にも使われるので、ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
structure
意味(1)

〈思想など〉‘を'組み立てる,組織化する

意味(2)

{C}(建物・橋などの)建造物

意味(3)

{U}(…の)構造,誠成,組織《+of~名》

意味(4)

{C}構造(構成)体,組織体

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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