resource
名詞 “resource” の詳細解説
1. 基本情報と概要
単語: resource
品詞: 名詞 (countable / 可算名詞)
意味 (英語): Something such as money, materials, or skills that can be used to help achieve a goal or provide support.
意味 (日本語): 何か目標を達成したりサポートしたりするために利用できる、お金や材料、技術などの「資源」や「手段」。
「resource(リソース)」は、人・組織・社会が持つ有形・無形の助けとなるもの全般を指します。たとえば自然資源、人的資源、金銭的資源などがあり、「手段」や「頼りになるもの」というニュアンスで使われる場面も多いです。
活用形
名詞のため、基本的には以下が中心です。
- 単数形: a resource
- 複数形: resources
この単語には一般的に動詞や形容詞の形は少ないですが、形容詞としては「resourceful(資源に富んだ、やりくり上手な)」という関連語があります。
CEFRレベルの目安
- B2(中上級): 新聞記事や一般的なビジネス文書などでよく使われる語彙。ある程度幅広い現代的な文脈で耳にするため、上級寄りの中上級レベル。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: source(源)
- 接頭語: re-(再び、または「戻る」)
- 本来 “re-” は「再び」といった意味ですが、かつてフランス語を介して来たため、現在の英語では大まかに「頼みとなる源」のような意味として理解されます。
関連語や派生語
- resourceful (形容詞): 資源が豊富な、工夫ややりくりが上手な
- resourcing (動名詞/現在分詞): 資源を提供すること、資金・人材を用意すること(ビジネス用語として使われる場合がある)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- natural resources(天然資源)
- financial resources(財政的資金/財源)
- human resources(人的資源、人的リソース/人事部門)
- allocate resources(資源・リソースを配分する)
- manage resources(リソースを管理する)
- unlimited resources(無限の資源)
- scarce resources(乏しい・限られた資源)
- tap into resources(資源を活用する、利用する)
- resource allocation(資源の割り当て/配分)
- to be short of resources(資源が不足している)
3. 語源とニュアンス
語源
“resource” はフランス語の “resourse” に由来し、さらにラテン語の “resurgere(再び立ち上がる・回復する)” にさかのぼります。「何かあった時の支えとして再び持ち上げてくれるもの」というイメージがあり、助けとなる要素というニュアンスを含みます。
ニュアンス・使用上の注意
- 一般的にビジネスや学術、さらに日常会話でも使われる語。
- 「リソースがある/ない」という話し方で、人員も含めた「余裕」を表すときにも用いられます。
- フォーマルでもカジュアルでも使用されますが、内容としてはわりとビジネスシーンや書類などの文面で頻繁に登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「a resource」「many resources」のように、基本的に可算扱いです。
- 「各種の資源」を示すときは “resources” と複数形で用いられるのが一般的です。
一般的な構文
- “(someone) + has + (number of) resources + (to do something)”
- 例: We have enough resources to finish the project.
- 例: We have enough resources to finish the project.
- “(someone) + lacks + resources + (to do something)”
- 例: The school lacks resources to provide better facilities.
- 例: The school lacks resources to provide better facilities.
イディオム/言い回し
- resource person: ある分野で専門知識を持つ「リソースパーソン、協力者」
- to pool resources: お互いの資源や情報を持ち寄って共有する
5. 実例と例文
日常会話(カジュアルシーン)
“I don’t have the resources to travel overseas right now.”
- 「今は海外旅行する余裕がないんだ。」
“My parents are my biggest resource when I need advice.”
- 「悩みがあるとき、両親が一番の頼りだよ。」
“If you need more information, the library is a great resource.”
- 「もっと情報が必要なら、図書館はとても役に立つよ。」
ビジネスシーン
“We need to allocate our resources carefully to meet the deadline.”
- 「納期を守るために、リソースを慎重に割り当てる必要があります。」
“Our company is investing in human resources to improve productivity.”
- 「当社は生産性向上のために人材に投資しています。」
“We have limited financial resources, so we must prioritize our projects.”
- 「私たちには限られた財源しかないので、プロジェクトに優先順位をつけなければなりません。」
学術的な文脈
“Natural resource preservation is critical for sustainable development.”
- 「持続可能な開発のためには天然資源の保護が重要です。」
“Researchers used multiple online resources to compile their data.”
- 「研究者たちはデータをまとめるために複数のオンラインリソースを利用しました。」
“A lack of resources often hinders progress in underserved regions.”
- 「資源不足は恵まれない地域での進捗を阻むことが多いです。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- supply(供給)
- 「何かを供給してくれるもの」に焦点がある。 “Supply” は具体的なモノを指す場合が多い。
- 「何かを供給してくれるもの」に焦点がある。 “Supply” は具体的なモノを指す場合が多い。
- asset(資産)
- 「価値があって役に立つもの」で、特にビジネスでは財産性を強調。
- 「価値があって役に立つもの」で、特にビジネスでは財産性を強調。
- means(手段)
- 「ある目標を達成する手段」としてやや抽象的。
- 「ある目標を達成する手段」としてやや抽象的。
- aid(援助、助け)
- 「支援」を表すが、“resource” よりも直接的な助けを意味。
- 「支援」を表すが、“resource” よりも直接的な助けを意味。
反意語(Antonym)
- 直接的な反意語はあまりありませんが、あえて挙げるなら “scarcity(不足)” が「リソースが十分でない状態」として対比的に使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈriː.sɔːrs/
- イギリス英語: /rɪˈzɔːs/ または /rɪˈsɔːs/
アクセントの位置
- アメリカ英語: 「re」の部分が強調されやすく、頭にアクセント → RE-source
- イギリス英語: 「source」の頭の “zɔːs” や “sɔːs” の部分が強く読まれる傾向もあるため、人によってやや発音に違いがあります。
よくある発音ミス
- “re-source” と「リ・ソース」くらいに区切ってしまう場合がありますが、英米でアクセントが異なることに注意するとよいでしょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “resorce” や “recourse” と書いてしまうミスが多い。
- 同音・類似語との混同:
- “recourse” は「頼みの綱」といった法律文脈などで使われる別単語。意味も異なる。
- 複数形の扱い: 単数形でも複数形でもよく使われますが、文脈に応じて使い分けが必要。
- 例: “We have enough resources.”(十分なリソースがある)
- 例: “We need a resource to get started.”(スタートするためにはひとつのリソースが必要)
- 例: “We have enough resources.”(十分なリソースがある)
- 試験対策: TOEIC や英検などのビジネス・アカデミック文脈で頻出。また「人的資源(HR)」などの言及もよく出る。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「source(源)」に “re-” がついて「もう一度手元に戻ってきて役立つもの」というイメージをもつと覚えやすいです。
- ビジネス資料などで “resources” と複数形で書かれることが多いので、「リソースがたくさんある」と必然的に捉えておくと、複数形の使い方の感覚をつかみやすくなります。
- 単語カードなどには「resource = 資源 / 頼りとなるもの」とシンプルにまとめると覚えやすいです。
以上が名詞 “resource” の詳細な解説です。自然や人、金銭面などの「支えとなるもの」を幅広く表す便利な単語なので、文脈に合った使い方をぜひマスターしてみてください。
《複数形で》(国の)資源,物資,資産,財源
臨機応変の才,機転
〈C〉(まさかのときの)最後の手段,とっておきの手
〈C〉(…の)源泉,(…を)生み出すもの《+of+名》
〈C〉退屈しのぎ,気晴らし