最終更新日:2025/11/24
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strength

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元となった辞書の項目

strength

名詞

〈U〉力, 体力 / (物の) 耐久力, 抵抗力, 影響力

このボタンはなに?

彼女は自分の恐怖心を克服するために大きな力を示しました。

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解説

以下では、英単語「strength」について、学習者向けに詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: strength

品詞: 名詞 (countable/uncountable)

意味(英語)


  • Strength: the quality or state of being physically or mentally strong.

意味(日本語)


  • 「力」や「強さ」を表す名詞です。身体的な力、精神的な強さ、長所など、幅広いニュアンスがあります。

  • 「筋力」を表す時にも使いますし、「長所」「強み」のように抽象的な強さを表すときにも使われます。

  • こういった場面で使われる単語です。たとえば、「友人の助けを必要としないほどの体力(筋力)」や「逆境に負けない強い意思」を表したいときにはこの単語がよく登場します。

活用形

名詞なので活用形はありませんが、複数形を表す場合は「strengths」となります。


  • 単数形: strength

  • 複数形: strengths

他の品詞になったときの例


  • 形容詞形: strong (強い)

  • 名詞形: strength (強さ)

  • 副詞形: strongly (強く)

想定CEFRレベル


  • B1(中級)程度


    • 現実的な話題でよく使われる単語であり、「strong」などとセットで覚えると便利です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: strength

  • 接頭語や接尾語はありませんが、「strong(強い)」が原型的な形容詞で、それに名詞化の -th がついた形です。

関連語(派生語・類縁語など)


  • strong (形容詞: 強い)

  • strengthen (動詞: 強化する)

  • strongly (副詞: 強く)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. gain strength(力をつける)

  2. build up strength(力を増強する)

  3. inner strength(内面の強さ/精神的な強さ)

  4. mental strength(精神力)

  5. physical strength(身体的な強さ)

  6. strength and weakness(強みと弱み)

  7. show one’s strength(自分の強さを示す)

  8. essential strength(不可欠な強さ)

  9. test your strength(自分の力を試す)

  10. find strength in 〜(〜に強さを見いだす)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語「strengðu」が語源で、形容詞の「strong(強い)」から名詞派生した形です。

  • 古くは身体的な力だけでなく、精神的・道徳的強さも表す言葉として使用されてきました。

ニュアンスと使用上の注意


  • 肉体的な「力」にも、心の「強さ」にも使えるオールマイティーな名詞です。

  • ビジネスシーンでは「強み」「長所」という意味合いで使われることも多く、面接で「My strengths are...(私の強みは...)」というように用いられます。

  • フォーマル、カジュアルどちらでも使える単語で、口語・文章の両方でよく登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算・不可算の区別


    • 「strength」は基本的に不可算名詞(抽象的な「強さ」)として使われますが、「長所」など具体的な個別の「強み」を並べる場合には可算扱いになります。

    • 例: I have many strengths. (私にはたくさんの強みがあります。)


  2. 一般的な構文


    • “(one’s) strength lies in 〜” (〜に(人)の強みがある)

    • “draw/reserve/muster strength” (力を引き出す/蓄える/奮い起こす)


  3. イディオム


    • “go from strength to strength” (ますます成功・進歩する)

    • “on the strength of 〜” (〜を根拠にして、〜に頼って)


  4. 使用シーン


    • フォーマル・カジュアルともに問題なく使用される。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I need to build more strength to lift these boxes.”

    「この箱を持ち上げるには、もっと筋力をつけないといけないな。」


  2. “Her emotional strength surprised everyone.”

    「彼女の精神的な強さには、みんな驚かされたよ。」


  3. “What do you think is your biggest strength?”

    「あなたの一番の強みは何だと思う?」


ビジネス


  1. “Our team's strength lies in its diversity.”

    「私たちのチームの強みは多様性にあります。」


  2. “We need to assess each member’s strengths to maximize productivity.”

    「生産性を最大化するために、それぞれのメンバーの強みを評価する必要があります。」


  3. “Recognizing your unique strengths will help you succeed in this position.”

    「あなた固有の強みを認識することが、この職位で成功するカギになります。」


学術的/フォーマル


  1. “The strength of the material was tested under various conditions.”

    「その材料の強度はさまざまな条件下でテストされました。」


  2. “Cultural strength often manifests in community resilience.”

    「文化的な強さは、コミュニティの回復力として現れることが多いです。」


  3. “He wrote a paper on the strength of social bonds in rural areas.”

    「彼は地方地域における社会的絆の強さについて論文を書いた。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. power (パワー)


    • 主に「力・権力」を意味するが、電力や権力として政治的な文脈でも使われる。

    • physical power など身体的な力も表すが、抽象的な部分よりも「エネルギー」や「権力」のイメージが強い。


  2. might (マイト)


    • 文語的/古風なニュアンス。「非常に強い力」を表す。

    • “might”には「かもしれない(助動詞)」という意味もあるため、注意。


  3. vigor (ヴィガー)


    • 体力的・精神的な活力、エネルギーを表す。

    • “vigor”はややフォーマル・文語寄り。


反意語


  1. weakness (弱さ)


    • 直訳で「弱さ」。力を持っていない状態や弱点を指す。

    • “strengths and weaknesses (強みと弱み)”



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /strɛŋθ/

    • イギリス英語: /strɛŋθ/ (/streŋθ/ のように母音がやや短めに発音される場合もある)


  • 強勢(アクセント)


    • 「strength」の1音節目(str)にアクセントが来ます。

    • 音としては「ストゥ-reng-th」と舌を巻き込むのが難しく、特に「ng」+「th」の部分で発音がしにくいので注意が必要です。


  • よくある発音ミス


    • 「スレングス」「ストレンクス」など、子音群(str- / -ngth)を誤って発音することが多いです。

    • 「-th」がクリアに発音しにくいので、舌先を軽く歯の間に入れて息を吐き出すイメージで発音しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “strenth”や“strenght”など、母音や子音群の順番を間違えやすい。


    • n → g → t → h の順番を意識しましょう。


  2. 同音異義語との混同: 似た発音の単語はありませんが、発音ミスで“string”など別単語に聞こえることがあるので注意。

  3. 試験対策:


    • TOEICや英検などのリスニングで「strong」と混同しやすいので、文脈に注意して区別しましょう。

    • 英作文では、 “strength” と “power” を混同せずに正しく使うと文章がより自然になります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  1. 「strong + -th」で「強さ」と覚えやすい。

  2. 単語のスペリングで、“n → g → t → h” の順番を何度か書いて慣れると良い。

  3. 語源や派生語をセットで覚える: strong ⇒ strengthen ⇒ strength と流れを意識すると記憶に定着しやすい。

  4. 「ストレングス」とカタカナで書いて発音に惑わされないように、“str”+“en”+“gth” と分解して練習すると正しい発音に近づく。


以上が「strength」の詳細な解説です。身体的・精神的な「強さ」を表すだけでなく、ビジネスの文脈などで「長所・強み」を表すのに便利な単語なので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
strength
意味(1)

(身体的な),体力,強さ

意味(2)

(精神的な),強,能力

意味(3)

(物の)耐久力,抵抗力

意味(4)

(酒などの)濃度,(電流などの)強さ,(薬などの)効力

意味(5)

兵力,兵員;(一般に)人数;定員

意味(6)

力(頼り)となる人(もの),強み,長所

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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