最終更新日:2025/11/30
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staff

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元となった辞書の項目

staff

名詞

〈C〉つえ / 支えとなるもの / 《集合的に》職員,社員 / 【動/他】...に職員を置く /

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ホテルのスタッフはとても親切でフレンドリーでした。

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解説

1. 基本情報と概要

英語での意味

“Staff” は、主に「ある組織に属する従業員全体」や「職員」を指す英単語です。また、歴史的・物理的な意味では「杖(つえ)」という意味もあります。

日本語での意味

「スタッフ」「職員」「従業員」「杖」を指す言葉です。よく「会社のスタッフ」「お店のスタッフ」などと言うときに使われる、集団を表す名詞です。人員のまとまりを指すほか、「杖」という意味もありますが、現代では多くの場合「従業員」や「職員全体」として使われることが多いです。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • staff(単数/集合的に使う名詞形)

  • staffs(まれに「複数の職員集団」として使われることがありますが、一般的ではありません)

  • staffing(動詞 “to staff” の動名詞形。組織に人員を配置すること)

  • staffed(動詞 “to staff” の過去形・過去分詞形)

他の品詞になった例


  • 動詞 “to staff”:「人員を配置する」「~をスタッフで満たす」という意味で使われます。

    例:“We need to staff the reception desk for the event.”

    (イベントの受付に人員を配置する必要がある。)

CEFR レベル


  • B1(中級)

    日常的な職場やグループの話をする時に重要で、頻出度も比較的高い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語は特になく、語幹 “staff” の形でシンプルに使われます。

詳細な意味


  1. 「従業員・職員・スタッフ全体」

    会社や組織、学校などで働く人々をまとめて指すときに使われます。

  2. 「杖」

    歴史的には人が支えに使う「棒・杖」を意味することがありますが、現代ではこの用法は文学的または特定の場面(ファンタジー作品など)で目にすることが多いです。

関連単語


  • “staffing” (人員配置)

  • “staffer” (スタッフの一員、職員)

  • “personnel” (職員、人員) - 類義語

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. teaching staff(教職員)

  2. staff meeting(スタッフ会議/職員会議)

  3. staff shortage(人員不足)

  4. staff turnover(スタッフの入れ替え、離職率)

  5. support staff(サポートスタッフ)

  6. medical staff(医療スタッフ)

  7. staff lounge(スタッフ用休憩室)

  8. staff discount(従業員割引)

  9. staff performance(スタッフの業績・パフォーマンス)

  10. senior staff(上級スタッフ)


3. 語源とニュアンス

語源

古英語の “stæf” が起源で、「棒」「細い木の枝」などの意味をもちました。杖のように、人を支える「棒」という意味から転じて、人の働きを支える「スタッフ(職員)」という用法へと広がっていったとされています。

ニュアンス・使用時の注意


  • ビジネスシーンや組織内で従業員全体をまとめて表すフォーマルな表現として使用されます。

  • 「杖」という原義のイメージから「支える」というニュアンスが含まれており、「組織を下支えする人々」を指すときによく使われます。

  • カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く使えますが、主に職員やグループをまとめて指すため、一人ひとりを「staff」と呼ぶのは文脈次第で不自然になる場合があります(その場合は “staff member” や “employee” などを使うことが多い)。


4. 文法的な特徴と構文


  1. [可算/不可算]


    • 主に集合的不可算名詞として扱われます。例:


      • “The staff in this office is always helpful.” (単数扱い)

      • “The staff in this office are always helpful.” (複数扱い)

        イギリス英語では複数扱い、アメリカ英語では単数扱いをすることがよくあります。



  2. [動詞形] “to staff”


    • 他動詞として使われ、「~に人員を配置する」という意味になります。

      例:“We need to staff the new branch office immediately.”


一般的な構文・イディオム


  • “Staff up”: 必要に応じてスタッフを増強すること

    例:“We must staff up for the busy season.”

  • “Short-staffed”: スタッフ不足の

    例:“We were short-staffed during the holiday.”


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “The staff at the café are so friendly, I love coming here.”

    (このカフェのスタッフはとても親切だから、ここに来るのが大好き。)

  2. “I asked one of the staff members to help me find my size.”

    (スタッフの方に自分のサイズを探すのを手伝ってもらった。)

  3. “Our staff party is next Friday, don't forget!”

    (うちのスタッフパーティーは来週の金曜日だから、忘れないで!)

(2) ビジネスでの例文


  1. “We have a staff meeting every Monday morning.”

    (私たちは毎週月曜の朝にスタッフ会議を行います。)

  2. “The new policy will affect all staff within the company.”

    (新しい方針は会社内のすべてのスタッフに影響します。)

  3. “Due to budget cuts, we’re operating with a reduced staff right now.”

    (予算削減のため、現在は少人数のスタッフで運営しています。)

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The teaching staff at this university includes many renowned professors.”

    (この大学の教員陣には著名な教授が多数含まれています。)

  2. “According to the survey, staff satisfaction directly impacts student performance.”

    (調査によると、スタッフの満足度は学生の成績に直接影響を与える。)

  3. “We need more research staff for our ongoing project on climate change.”

    (気候変動に関する進行中のプロジェクトには、さらなる研究スタッフが必要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • “Personnel”(人員・職員)

    “Staff” と似ていますが、よりフォーマルで官公庁や大企業の書類などで見られます。

  • “Employees”(従業員)

    個々の従業員を指すのに適しており、集合的なニュアンスがやや薄い。

  • “Workforce”(労働力)

    組織全体や産業の労働力をまとめて指す言葉として使われます。

反意語


  • 明確な「反意語」はありませんが、「失業者(the unemployed)」や「クライアント(clients)」など、職員とは異なる立場を表す言葉が対比として挙げられる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /stæf/

  • IPA (イギリス英語): /stɑːf/

発音の違い


  • アメリカ英語では「スタッフ」のように「ア」母音が入るイメージ([æ])。

  • イギリス英語ではやや長めの [ɑː] で「スターフ」のように聞こえます。

  • 強勢はひとつの音節しかないため、特にアクセントの移動はありません。

よくある発音ミス


  • “stuff”(物・こと)と混同して発音する間違い。

  • イギリス英語を意識するなら “stɑːf” と長めに。アメリカ英語なら “stæf” と短めの音で発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス

    “stuff” と混同しがちなので要注意。

  2. 単数・複数扱い

    “The staff is…” と単数扱いする場合もあれば “The staff are…” と複数扱いされる場合もあり、混乱しやすいです。イギリス英語では複数扱いがやや一般的です。

  3. 英検・TOEIC などの試験でも、ビジネス文脈でよく出題されます。集合名詞として単数・複数扱いどちらが適切かなどが問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「スタッフ (staff) は人(=組織を支える杖)」と覚える

    古英語の“stæf”=「棒」「杖」というイメージから、「会社や組織を支える人たち」を簡単にイメージすると記憶しやすいです。

  • “Staff = Support” という連想をしておくと、「支える」「下支えする」という概念がスッと頭に入り、単語の意味を結びつけやすくなります。

以上が名詞 “staff” の詳細解説です。企業やお店、大学など、どのような組織にも所属する「人」のまとまりを表す便利な単語なので、ぜひ使い方をマスターしておきましょう。

意味のイメージ
staff
意味(1)

つえ,棒,さお;旗ざお

意味(2)

(職能・権威などを示す)つえ,権標・指揮棒

意味(3)

(…の)支え[となるもの],頼り[となるもの]

意味(4)

《集合的に》職員,社員,局員,スタッフ;幹部

意味(5)

《集合的に》幕僚

意味(6)

(音譜などを記す)譜表,五線(stave)

意味(7)

〈職場など〉‘に'(…の)職員(部員など)を置く《++with+

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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