元となった辞書の項目
invite
解説
1. 基本情報と概要
単語: invite
品詞: 動詞 (他動詞)
活用形:
- 原形: invite
- 三人称単数現在形: invites
- 現在進行形: inviting
- 過去形: invited
- 過去分詞形: invited
英語の意味: to ask someone to come to a social event, to do something, or to go somewhere.
日本語の意味: 「誰かを行事や何かをする場所に招待する」。パーティーやイベントに「どうぞ来てください!」と声をかけるようなニュアンスの動詞です。
他の品詞形:
- 名詞: invitation (あなたを招くこと、招待状)
- 形容詞: inviting (魅力的な、誘いをかけるような)
CEFRレベルの目安: A2 (初級)〜B1 (中級)
- A2: 「初級」レベルの学習者でも日常会話でよく使う重要語
- B1: 「中級」でも様々な状況での使い分けを学ぶ単語
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- ラテン語の “invitare” (呼びかける、招待する) が起源。
- 接頭語や接尾語ははっきり分かれていませんが、ラテン語の in- (~へ) + vitare (招く) という要素がもとになっています。
関連語や派生語:
- invitation (名詞): 招待、招待状
- inviting (形容詞): 誘惑的な、魅力的な
- reinvite (動詞): 再び招待する(あまり一般的ではありません)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選:
- invite someone to a party(誰かをパーティーに招待する)
- invite someone over for dinner(誰かを夕食に招く)
- invite feedback(フィードバックを求める)
- invite questions(質問を募る)
- invite someone for coffee(コーヒーに誘う)
- cordially invite(公式に/丁重に招待する)
- invite discussion(議論を呼びかける)
- widely invite(広く招待する・幅広く募集する)
- personally invite(個人的に招待する)
- invite comparison(比較対象として話題を呼び起こす)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語 “invitare” (呼びかける、招待する) から派生し、フランス語 “inviter” などを経て英語に取り入れられました。古くから「誰かを何かに呼び寄せる」という意味で使われています。
ニュアンスや使用時の注意点:
- 「人を何かに呼ぶ」動作を直接的に表します。
- フォーマル・カジュアルの両方で使われ、文章でも口語でもよく使われます。
- 「参加してほしい」「一緒に何かしてほしい」という積極的な意図を含みます。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞: invite は必ず「人」や「組織」など目的語をとります。
例) I invited my friend. (友達を招待した) - 構文パターン:
- invite + 目的語 + to + 動詞の原形
例) I invited him to join the meeting. - invite + 目的語 + to + 場所・イベント
例) I invited her to the party.
- invite + 目的語 + to + 動詞の原形
- イディオム:
- invite trouble (面倒を招く)
- invite someone along (一緒に来るよう誘う)
- invite trouble (面倒を招く)
使用シーン:
- カジュアル: 家に招く、友達をパーティーに呼ぶなど。
- フォーマル: ビジネスイベントや公式行事への招待など。
5. 実例と例文
ここでは、日常会話・ビジネス・学術的な場面での例文をそれぞれ3つずつ示します。
A) 日常会話での例文
- I’d like to invite you over for dinner this weekend.
(今週末、夕食に招待したいんだ。) - We’re going to the beach tomorrow; do you want to invite Sarah, too?
(明日ビーチに行くんだけど、サラも誘う?) - Could I invite a few friends to watch the game at your place?
(試合を見るのに、友達を何人かあなたの家に招いてもいいかな?)
B) ビジネスでの例文
- We would like to invite all our clients to the product launch event.
(製品発表イベントに顧客の皆様を招待したいと考えています。) - Let me invite you to our next strategy meeting on Monday.
(次の戦略会議にあなたをお招きしたいのですが、いかがでしょうか。) - I will invite the project managers to discuss the new timeline.
(新しいスケジュールについて話し合うためにプロジェクトマネージャーを招集します。)
C) 学術的な文脈・フォーマルな場面での例文
- The professor invited notable scholars to present their research.
(教授は著名な研究者たちを招いて研究成果を発表してもらった。) - We invite submissions for the upcoming academic conference.
(今度開催する学術会議への投稿を募集いたします。) - The university invited him to give a keynote speech at their annual symposium.
(その大学は、年次シンポジウムの基調講演をしてもらうため彼を招いた。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- ask over(家に招く)
- 招待する対象が“自宅や何かの場所”に強調される。
- 招待する対象が“自宅や何かの場所”に強調される。
- ask out(デートなどに誘う)
- 恋愛的なニュアンスや一対一の社交的誘いにフォーカス。
- 恋愛的なニュアンスや一対一の社交的誘いにフォーカス。
- request one’s presence(人を求める)
- かなりフォーマルで形式的に「お越しください」を意味する。
- かなりフォーマルで形式的に「お越しください」を意味する。
反意語 (Antonyms)
- shun(避ける)
- 「招待する」とは逆で、相手を敬遠する・避けるニュアンス。
- 「招待する」とは逆で、相手を敬遠する・避けるニュアンス。
- exclude(除外する)
- 「招待しない」という意味合いを強調。
使い分けのポイント:
- 「ask over」はカジュアルに「家に呼ぶ」イメージ、
- 「request one’s presence」はかしこまった場面で使う表現。
- 反意語では相手を積極的に呼ばない、むしろ避けたり排除したりする意味。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA: /ɪnˈvaɪt/
- アクセントは「in-VITE」の第2音節 “vite” に置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語
- アメリカ英語: /ɪnˈvaɪt/(インヴァイト)
- イギリス英語: /ɪnˈvaɪt/(ほぼ同じ発音)
よくある発音の間違い:
- “in-BITE” と「バイト」のように濁らせてしまうことがあるので注意が必要です。
- ゆっくりと「イン・ヴァイト」と区切って練習するとよいでしょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「invate」「envite」などの間違い。正しくは「invite」。
- 前置詞の使い方: 「invite 人 to イベント/場所」の “to” を忘れてしまう例が多い。
- 同音異義語との混同: 特になし(“invent”“invest” などとはスペルが異なる)。
- 試験対策: TOEICや英検などでも「オフィスイベントに顧客を招く」などビジネスシーンでよく出題される。前置詞の誤用や時制(invited, inviting)に注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「in + vite」で、「中へ招いて、入ってきて」というイメージを持つと覚えやすいです。
- 日本語の「インバイト」(ゲームなどで出てくる招待機能)で親しみをもつと忘れにくいです。
- 紙に「Invite」と「Invitation」を書いて、「招待する」「招待状」のセットで覚えると効果的です。
以上が、動詞 invite の詳細な解説です。招待するときはぜひ「invite + 人 + to + 行き先/イベント」を意識して使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
…‘を'丁重に依頼する
意味(2)
〈物事が〉…‘を'誘い起こす,誘発する
意味(3)
(…に)〈人〉‘を'招待する,招く《+名〈人〉+to+名》