最終更新日:2025/09/04
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fortune

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元となった辞書の項目

fortune

名詞

〈U〉運,運勢,運命 / 〈U〉〈C〉幸運;《F-》運命の女神 / 〈U〉富(とみ),財産(riches, wealth);〈C〉大金,巨万の富

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彼女は宝くじに当たるという幸運を得た。

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解説

以下では、英単語「fortune」を、学習者向けにできるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: fortune

  • 日本語: 「運」「運勢」「資産」「財産」「幸運」などの意味を表す名詞です。

    例えば、「He made a fortune on the stock market.(彼は株式市場で一財産築いた)」のように、主に「多額の財産」や「利益」を指す場合もあります。また、「May fortune smile upon you.(幸運を祈ります)」のように抽象的に「幸運」や「運命」を示す時にも使われます。

「fortune」は、日常会話でもビジネスシーンでもよく出てくる単語で、「運」や「幸運」「財産」といった幅広い意味があります。感覚としては、「ラッキー」「運命」「お金をたくさん持っている」といったニュアンスが含まれています。


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 活用形: 基本的に名詞なので時制による活用はありません。ただし、複数形は「fortunes」となります。

  • 他の品詞: 形容詞形は「fortunate(幸運な)」、名詞で「misfortune(不運)」などが派生語としてあります。

CEFRレベル


  • 推定B1(中級)

    「fortune」は、日常会話や文書でも頻出する単語です。意味と用法を覚えると、表現の幅が広がります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語:なし

  • 語幹:「fortun-」

  • 接尾語:-e(語尾のeは発音しないことが多いですが、単語の綴りとして残っています)

関連する派生語・類縁語


  • fortunate (形容詞) : 幸運な

  • unfortunately (副詞) : 不運にも

  • misfortune (名詞) : 不運、逆境

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. make a fortune(大儲けする / 財産を築く)

  2. tell someone’s fortune(誰かの運勢を占う)

  3. fortune cookie(おみくじクッキー)

  4. good fortune(幸運)

  5. bad fortune(不運)

  6. seek one’s fortune(運を求める/成功を求める)

  7. a fortune in (something)(〜において大金がかかっている/〜で財産を築いている)

  8. fortune smiles on/upon (someone)(幸運が〜に微笑む)

  9. inherit a fortune(財産を相続する)

  10. fortune favors the bold(運は大胆な者に味方する/大胆不敵な人に幸運が訪れる)


3. 語源とニュアンス

語源

「fortune」はラテン語の「fortuna」から来ており、これはローマ神話の「幸運の女神Fortuna」に由来します。古くは「運命」や「幸運」を司る女神として呼ばれてきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 大きな金額や「お金」を連想させる場合もあれば、抽象的に「運」や「運命」を表すこともあり、文脈によって使い方が違います。

  • 日常会話からビジネス、フォーマルな場面まで幅広く使用されます。

  • カジュアル: “Good fortune!”(幸運を祈るよ)

  • フォーマル: “He amassed a considerable fortune through his investments.”(彼は投資を通じてかなりの財産を築いた)


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・イディオム


  • make a fortune + 前置詞句 / 動名詞

    例: “He made a fortune selling vintage cars.”

  • tell one’s fortune

    例: “She told my fortune using tarot cards.”

名詞としての可算・不可算


  • 通常「fortune」は可算名詞として扱われ、「a fortune」として「一財産」「一大金」「運命」といった形で使われます。

  • しかし、文脈によっては「He lost all his fortune.(彼は全財産を失った)」のように複数形の「fortunes」が用いられることもあります(「fortunes of war(戦運、戦況)」のように抽象的な「運」など)。

フォーマル/カジュアル


  • 口語でも使われますし、ビジネス文書などフォーマルな文脈でもよく目にする言葉です。


5. 実例と例文

以下、それぞれ3つの例文を示します。

日常会話


  1. “I hope fortune smiles on you in the competition!”

    (その大会で幸運が君に微笑むといいね!)

  2. “I don’t believe in telling fortunes, but let’s see what the fortune cookie says.”

    (占いは信じてないけど、このフォーチュンクッキーに何が書いてあるか見てみよう。)

  3. “She’s always had good fortune finding great deals.”

    (彼女は掘り出し物を見つけるのがいつも運がいいんだ。)

ビジネスシーン


  1. “He made a fortune in real estate and retired early.”

    (彼は不動産で一財産築いて早期退職した。)

  2. “Our company’s fortune depends on the success of this new product.”

    (我々の会社の将来はこの新製品の成功にかかっています。)

  3. “Invest wisely if you want to build a fortune over time.”

    (長期的に財産を築きたいなら、賢く投資をしなければなりません。)

学術的・アカデミックな文脈


  1. “The concept of fortune in ancient Rome was heavily associated with the goddess Fortuna.”

    (古代ローマにおけるfortuneの概念は女神フォルトゥナと深く結びついていた。)

  2. “Historians often examine the changing fortunes of royal families to understand power dynamics.”

    (歴史家は権力構造を理解するために、王族の変わりゆく運命をよく研究します。)

  3. “The fortunes of a nation can fluctuate dramatically depending on economic and political influences.”

    (国の運勢は、経済や政治の影響次第で劇的に変動しうる。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. luck(運)


    • 「luck」はよりカジュアルに「運」を指す。短い言葉で日常的に使われる。


  2. fate(運命)


    • 「fortune」よりも「避けられない運命」というニュアンスが強い。


  3. destiny(運命)


    • 「fate」と近く、人生の方向性を決定づけるイメージ。


  4. wealth(富)


    • 「fortune」が抽象的な幸運を含むのに対し、「wealth」は主に「経済的富」を指す。


  5. prosperity(繁栄)


    • 「fortune」は個人レベルで使うことが多いが、「prosperity」は国や企業などの豊かさを示すのにもよく使う。


反意語


  • misfortune(不運・不幸)

    例: “She overcame many misfortunes in her life.”(彼女は人生における多くの不運を乗り越えた。)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号):


    • アメリカ英語: /ˈfɔːr.tʃuːn/

    • イギリス英語: /ˈfɔː.tʃuːn/


  • アクセントは「for」の部分(第1音節)にきます: FOR-tune

  • アメリカ英語とイギリス英語の大きな違いは、アメリカ英語では「r」の音がはっきり発音される点です。

  • よくある間違いは「フォーチュン」と発音が伸びすぎることや、「フォー”チェン”」と /tʃən/ をあいまいにすることです。アクセントをしっかり最初に置いて、「フォー(r)-チュン」と言うように意識しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 「fortune」と「fortunate(幸運な)」を混同しないようにしましょう。スペルだけでなく、意味と品詞も異なります。

  • 「fortune」を「不確定な未来予測」の意味で多用しすぎると誤解を招くことがあります。文脈にあった使い方を心がけましょう。

  • TOEICや英検などの資格試験でも、「make a fortune」や「good fortune」といった表現がビジネス文脈・日常表現で出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「fortune」はラテン語の「fortuna(フォルトゥナ)」由来で、幸運の女神を想像すると覚えやすいです。

  • 「フォー(tune)」と覚えて「チューン」は音楽のイメージですが、実際は「女神が運を『調整』(tune)する」と連想すると、感覚的に記憶に残ります。

  • 「make a fortune」のフレーズは特に頻繁に使うので、ビジネスやニュースを見るときにチェックしてみてください。


以上が、名詞「fortune」の詳細な解説です。「運」や「幸運」「財産」など、幅広い意味で使われる便利な単語なので、ぜひ例文とともに覚えてみてください。

意味のイメージ
fortune
意味(1)

〈U〉,運勢,運命

意味(2)

〈U〉〈C〉幸運;《F-》運命の女神

意味(3)

〈U〉(とみ),財産(riches, wealth);〈C〉大金,巨万の富

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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