最終更新日:2025/02/25
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approach

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元となった辞書の項目

approach

名詞

〈U〉〈C〉(…に)接近,近づくこと《+to+名》 / 《しばしば複数形で》(ある目的で)(人に)近づくこと,取り入ること《+to+名》 / 〈U〉(…との)近似,類似《+to+名》 / 〈C〉(…へ)近づく道,(…への)入り口《+to+名》 / 〈C〉(問題・作品などの)扱い方,手引き;(…の)学習(研究)法《+to+名》

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その問題に別な取り組み方をしてみよう。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: approach (名詞)

意味(英語): a way of dealing with something, a method or procedure to handle a situation or problem

意味(日本語): 何かに対処するときの方法、手段、または取り組み方のことです。「アプローチを変える」というように使われ、問題や課題に対してどのような姿勢や手段を使うかを指します。日常会話でもビジネスでも比較的フォーマルに使われることが多い単語です。


  • 品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

  • 活用形: 名詞のため直接的な活用はありません。複数形は「approaches」です。

  • 他の品詞:


    • 動詞: approach (~に近づく、取り組む)

    • 形容詞: approachable (親しみやすい、近づきやすい)


CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • ある程度英語に慣れた学習者が使い始めるレベルの単語です。意味やニュアンス、文脈に合わせた使い分けを習得することで、より自然な表現が可能になります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: 「ap-」(ラテン語由来の ad-「~に向かって」から変化した形)

  • 語幹: 「proach」(ラテン語 “propiare”「近づく」から派生)

もともと「~に向かって近づく」というようなニュアンスが込められています。

派生語や関連語


  • 動詞: approach (近づく、取り組む)

  • 形容詞: approachable (近づきやすい、話しやすい)

  • 副詞: 直接の副詞形はあまり使用されません(approachably などは非常にまれ)。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. a new approach → 新しいアプローチ

  2. adopt an approach →(ある)アプローチを採用する

  3. a direct approach → 直接的なアプローチ

  4. a cautious approach → 慎重なアプローチ

  5. a holistic approach → 全体的なアプローチ

  6. a creative approach → 創造的なアプローチ

  7. an alternative approach → 代わりのアプローチ

  8. a problem-solving approach → 問題解決のアプローチ

  9. the best approach → 最適なアプローチ

  10. a systematic approach → 体系的なアプローチ


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語 approchen (動詞) から派生し、古フランス語の aprochier あるいはラテン語の appropiare(~に近づく)に由来します。

  • 「~に向かって近づく」という原義から発展して、「取り組み方」「方法」という意味に至りました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 名詞の “approach” は、比較的フォーマルな文脈(ビジネスや学術的な文章)でもよく使われますが、日常会話でも「問題への取り組み姿勢・手段」を説明する際に自然に使われます。

  • 感情的な響きはあまりなく、客観的な「方法」「手段」というイメージが強いです。

  • 口語でも文章でも使えますが、ビジネスや学術の文脈で特に頻出します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “approach” は可算名詞です。単数形で使う場合は “an approach” や “the approach” のように冠詞を伴います。複数形は “approaches”。

  • 一般的な構文:


    • “(Someone) takes/adopts an approach to (something)” → 「(人が)(何か)に対してアプローチを取る」

    • “(Something) requires a particular approach” → 「(何か)には特定のアプローチが必要だ」


  • イディオム的表現:


    • “come up with a new approach” → 新しいアプローチ(方法)を思いつく・考案する

    • “take a different approach” → 別のアプローチを取る


ビジネスや学術以外でも「何かに取り組む」際に使うため、幅広い場面で応用可能です。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I need a fresh approach to organizing my room.”


    • (部屋の片付けに新しいアプローチが必要だな。)


  2. “Your approach to making friends is very open and friendly.”


    • (君の友達作りのアプローチはとてもオープンで友好的だね。)


  3. “Let’s try a different approach for planning our weekend trip.”


    • (週末旅行を計画するのに、別のアプローチを試してみよう。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We should consider a more data-driven approach to improve sales.”


    • (売上を伸ばすには、もっとデータ重視のアプローチを考えるべきです。)


  2. “Her approach to team management has really boosted morale.”


    • (彼女のチーム管理のアプローチが士気を大いに高めました。)


  3. “This company is known for its innovative approach to product design.”


    • (この会社は製品デザインに対する革新的なアプローチで知られています。)


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “The researcher introduced a novel approach to analyze the data set.”


    • (その研究者はデータセットを分析するための新しいアプローチを導入しました。)


  2. “Our study compares two distinct approaches to language acquisition.”


    • (私たちの研究は、言語習得に対する2つの異なるアプローチを比較しています。)


  3. “This interdisciplinary approach combines psychology and neuroscience.”


    • (この学際的アプローチは心理学と神経科学を組み合わせています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. method(方法)


    • “method” は「体系的な方法」というニュアンスがあり、実際の手順や技術的アプローチを示すことが多いです。


  2. way(やり方)


    • 一般的に「やり方」を示す言葉で、より口語的かつ広範囲に使われます。


  3. technique(技術)


    • “approach” よりも具体的な技能・技術的側面に焦点を当てる印象があります。


  4. strategy(戦略)


    • “approach” は広く「取り組み方」を示すのに対し、“strategy” はより計画性・意図的な要素が強いです。


反意語 (Antonyms)


  • 厳密な反意語はありませんが、強いて挙げるなら “avoidance” (回避) や “neglect” (無視) が「近づく・取り組む」ことの反対として考えられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • UK: /əˈprəʊtʃ/

    • US: /əˈproʊtʃ/


  • 強勢(アクセント): 「proach」の部分にストレスがあります (ア・プローチ)。

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い: 母音の発音に若干の差がありますが、意味やアクセント位置は共通です。

  • よくある間違い: “aproach” のように “p” を1つ落としてしまうスペルミスや、アクセントを誤って [áp-proach] と強調してしまうケースがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “ap*p*roach” の “pp” を1つにしてしまうなどの誤りを起こしがちです。

  • 動詞との混同: “approach” は名詞と動詞が同形のため、文脈で品詞をしっかり判断しましょう。


    • 例: “I like your approach.”(名詞) vs. “I will approach the manager.”(動詞)


  • 試験対策: ビジネス英語やアカデミック英語で頻出の単語です。TOEIC、IELTS、TOEFLなどでもよく出題され、“method” との置き換え問題や、コロケーションとしての出題に注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ap(向かって) + proach(近づく)” という構成を覚えると、「問題などに向かって近づく」というイメージがわきやすいです。

  • 「アプローチが大事!」と日本語でも使われているので、意味のブレが少なく覚えやすいでしょう。

  • スペリングが意外と間違えやすいので、“a-pp-roach” と発音しながらつづりを意識するとよいです。


以上が名詞 “approach” の詳細な解説になります。日常会話からビジネス、学術まで幅広く使える便利な英単語なので、ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
approach
意味(1)

〈U〉〈C〉(…に)接近,近づくこと《+to+

外交的なアプローチこそが最適な解決方法でした。

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意味(2)

《しばしば複数形で》(ある目的で)(人に)近づくこと,取り入ること《+to+

意味(3)

〈U〉(…との)近似,類似《+to+

意味(4)

〈C〉(…へ)近づく道,(…への)入り口《+to+

その市に入る道はこの道路しかない。

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意味(5)

〈C〉(問題・作品などの)扱い方,手引き;(…の)学習(研究)法《+to+

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基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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