最終更新日:2025/02/25
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after

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元となった辞書の項目

after

前後置詞

《時・順序》…の後に,…後に, …の次に / …を求めて,の後を追って / …の名をとって,にならって, …ふうに(の) / …のことを心配して,に関して / …だから,…の結果

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私は普通、夕食の後に散歩に行きます。

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解説

以下では、英単語 after をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “after”

  • 日本語: 「~の後に」「~に続いて」「~のあとで」

「after」は、時間や順序が「あとであること」「後ろに位置すること」を示す前置詞(preposition)です。

例えば「食事の後で」「彼が来た後で」というように、何かが先に起こって、その次に続いて何かが起こる、というニュアンスを持っています。日常会話やビジネスシーンなど、非常に幅広く使われる基本的な単語です。

品詞と活用


  • 主な品詞: 前置詞 (preposition)、接続詞 (conjunction)、副詞 (adverb)


    • 前置詞: “I will meet you after lunch.”

    • 接続詞: “I went home after I finished work.”

    • 副詞: “He arrived soon after.”


  • 形容詞的用法(まれ): “an after effect” など、名詞の前に置いて “後の” という形容詞の働きをすることもあります。

※「after」は動詞のように特殊な活用形はありませんが、前後に言葉がつながることで文全体の時制に影響を与える場合があります。

他の品詞になったときの例


  • 名詞形: “the hereafter” (「来世」「今後」) – 宗教的・やや古めかしい文脈で使われることがあります。

  • 「look after」や「take after」など、句動詞 (phrasal verbs) を作る重要な要素にもなっています。

CEFRレベル


  • A2(初級): 「after」は非常に基本的な前置詞・接続詞のため、初級レベルでも習うことが多い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語や接尾語が明確にはない単語ですが、古英語では “æfter” と綴り、「後ろに・後続する」という意味を持っていました。

派生語・類縁語


  • afternoon (午後): 「正午の後」を意味する

  • aftershock (余震): 地震の「後」の衝撃

  • afterthought (後からの考え・思いつき)

  • hereafter (今後、この先): “here” + “after”

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. after all → 結局、やはり

  2. look after someone → (人の)世話をする

  3. take after someone → (家族に)似る

  4. after you → (人に先に)どうぞ

  5. day after day → 毎日毎日

  6. year after year → 毎年毎年

  7. after hours → 勤務時間外に

  8. after a while → しばらくして

  9. soon after → その後すぐに

  10. go after something/someone → 〜を追いかける・得ようとする


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “æfter” に由来し、「後ろに位置する」「後方にある」という意味を持っていました。この概念から派生して、時間・順番・空間的に「後」を意味するようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 時間や順序を強調する場合に使われ、非常に広い文脈で用いられます。

  • 口語でも文章でも頻繁に使われ、カジュアル・フォーマルどちらにも対応できる便利な単語です。

  • 「look after」のように意味が変わる句動詞も多いので、文脈によっては訳やニュアンスが変わる点に注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  1. 前置詞としての使い方


    • “after + 名詞(または動名詞)”

    • 例: “I’ll call you after dinner.”


  2. 接続詞としての使い方


    • “after + 主語 + 動詞”

    • 例: “I went to bed after I finished my homework.”


  3. 副詞としての使い方


    • 例: “He arrived first, and the others came soon after.”


イディオム


  • after all: 「結局」, 「色々あったが結局は」という意味

  • look after: 「〜の世話をする / 管理する」

  • take after: 「血縁上の誰かに似ている」

使用シーン


  • フォーマルにもカジュアルにも使えるが、接続詞として使う場合、「after which」のように少し硬い表現になることもあります。


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的文脈の3つに分けて、各3例ずつ挙げます。

① 日常会話での例文


  1. “Let’s watch a movie after dinner.”


    • 「夕食の後に映画を見ようよ。」


  2. “I usually take a nap after lunch.”


    • 「私は普段、昼食の後に昼寝をします。」


  3. “He came back soon after.”


    • 「彼はその後すぐに戻ってきたよ。」


② ビジネスシーンでの例文


  1. “Could we reschedule the meeting after the holiday?”


    • 「休暇のあとにミーティングを再調整できますか?」


  2. “I’ll send you the report after I have finalized the data.”


    • 「データを最終確定した後、報告書をお送りします。」


  3. “He joined the company after completing his MBA.”


    • 「彼はMBAを修了した後、その会社に入社しました。」


③ 学術的な文脈での例文


  1. “After conducting the experiment, we analyzed the results in detail.”


    • 「実験を行った後、私たちは詳細に結果を分析しました。」


  2. “The theory was developed after numerous observations had been made.”


    • 「その理論は数多くの観察がなされた後に発展しました。」


  3. “After reviewing existing literature, the authors proposed a new model.”


    • 「既存の文献を精査した後、著者たちは新しいモデルを提案しました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. following (〜に続いて)


    • “following” はややフォーマルです。 “after the meeting” → “following the meeting.”


  2. subsequent to (〜に続いて、生じる)


    • より堅い文脈で使われます。法的書類やアカデミックな文書などで使用。


  3. later than (〜より後に)


    • 時間の比較に重きを置きたい場合に使う。


反意語(Antonyms)


  • before (〜の前に)

  • prior to (〜に先立って)


    • どちらも「〜の前に」という意味で、文脈やフォーマル度に合わせて使います。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /ˈæf.tɚ/

    • イギリス英語: /ˈɑːf.tə/ または /ˈæf.tə/


  • アクセント(ストレス)


    • 最初の音節 “af-” にストレスが置かれます。


  • よくある間違い


    • “aft-“ の部分を曖昧に発音して “uhfter” のようにならないように意識すると、クリアな発音になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “after” を “afther” や “ater” と綴るミスに注意。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、 “later” (あとで) との使い分けに注意。

  • 句動詞の混同: “look after” と “look for” など、意味がまったく異なるので使い分けに注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは前置詞・接続詞を問う問題によく出題されがちです。時制(未来・過去)との組み合わせをしっかり理解しておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「A(~)の後に ‘FTER(ふた)を閉める’」というイメージで、すべてが「閉じた後に次が来る」と覚えるとイメージしやすいかもしれません。

  • 時間と順序を意識して「after」を見ると、「ある動作・出来事の後ろに来る」という感覚がつかみやすいです。

  • “after” は「○○のあとに」という意味なので、日常生活の中で「食後」「授業後」「仕事後」など何度も使いやすいシチュエーションがあります。声に出して自然に使えるようになると覚えが早いです。


以上が“after”の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術文献まで幅広く使える単語なので、さまざまな例文やフレーズで慣れていってください。

意味のイメージ
after
意味(1)

《時・順序》…の後に,…後に;…の次に

意味(2)

を求めて,の後を追って

意味(3)

の名をとって,にならって;…ふうに(の)

意味(4)

…のことを心配して,に関して

意味(5)

だから,…の結果

意味(6)

《前後に同じ名詞を用いて連続・反復など》

意味(7)

《時》…した後で(に),してから

意味(8)

《順序・時》後に,後ろから,後で

意味(9)

後の,次の

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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