最終更新日:2025/11/01

What I want to say is this.

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私の言いたいことはこのことだ。

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元となった文法の項目
228
B2.1

強調構文(whatを用いた疑似分裂文)

「こと」を表すwhatを使った強調構文

私の言いたいことはこのことだ。

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説明

以下では、whatを使った強調構文(疑似分裂文)について、元の説明に加えてより詳しく解説します。なお、itを使った強調構文と比較しながら理解するとわかりやすいです。


1. whatを使った強調構文(疑似分裂文)とは?

whatを使った強調構文(疑似分裂文)は、「What S + V ~ is …」という形で、「S(主語)がVするものは…だ」のように表現し、文中のある部分を強調するために用いられます。


  • 例文:


    • What I want to say is this.

    • 意味: 「私が言いたいことは、これです。」


ここで強調されているのは、文末にくる“this”の部分です。「私が言いたいのは“this”なんだ」と、聞き手に対して“this”を強く印象づける構造になっています。


ポイント


  • whatは「…するもの・こと」という意味合いを持っています(「the thing(s) that…」)。

  • 「What I want to say」は「私の言いたいこと」を意味し、最後の“this”を強調して伝えています。



2. itを使った強調構文との比較

itを使った強調構文(It is … that…)whatを使った強調構文(What S V … is …)は、どちらも文中のある語句を取り出して焦点を当てるために使われます。

2-1. itを使った強調構文の例


  • 例文:


    • It is the phrase that I want to say.

    • 意味: 「私の言いたいのは、このフレーズです。」


この文では、“the phrase”の部分を強調しており、「このフレーズこそ、私が言いたいんだ」というニュアンスを与えます。


  • “It is 〜 that…” の構造全体が強調構文としてはたらき、強調したい部分を “it is” と “that” で挟み込む形になります。

2-2. whatを使った強調構文の例


  • 例文(先ほどの文をwhat構文にした場合):


    • What I want to say is the phrase.

    • 意味: 「私が言いたいことは、このフレーズです。」


こちらも、文中の強調点は文末の“the phrase”で、「私が言いたい“こと”はこのフレーズだ」と示しています。


  • この場合、“What I want to say” が主語になり、そこに「私の言いたいもの(=what)」という意味が含まれています。


3. 使い分けとニュアンス


  1. ニュースやスピーチなどで、結論や要点(強調したい内容)を文末に置きたい場合


    • “What S V … is …” の形だと、強調するものを文末に配置するので、話し言葉やライティングで「最後に大事なことをもってくる」印象を与えやすいです。


  2. 最初に強調したいもの(または人)を目立たせたい場合


    • “It is … that …” の形だと、文の頭に強調したい言葉を持ってくることができます。特に人物名や特定の名詞を先に持ってきたほうが意味を汲み取りやすいケースでよく使います。


  3. 文法構造の好みや文章全体のリズム


    • 実用的には、どちらを使っても理解に大きな差はありませんが、ライティングの流れやスタイルで選ぶことがあります。



4. まとめ


  • what構文(疑似分裂文): 「What S + V ~ is …」


    • 強調したい要素を文末に持ってきて焦点を当てる。

    • “what”が「…するもの/こと」を意味し、その部分が名詞的に機能する。


  • it構文(強調構文): 「It is … that …」


    • 強調したい要素を “it is” と “that” で挟み込む。

    • 強調部分を文頭に出すため、聞き手や読み手がすぐに注目しやすい。


どちらの構文も英文を書くうえで頻繁に登場し、話し手の意図をより際立たせられる便利な表現です。 シチュエーションや流れに合わせて、whatを使った疑似分裂文itを使った強調構文を使い分けるようにしましょう。

準上級英文法問題(B2)

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