英和辞書

what

/wɒt/

代名詞

《疑問代名詞》《情報・種別・数量などを求めて》『何』,どんなもの(こと) / 《職業・地位・国籍などを尋ねて》どんな人,何をする人 / 《関係代名詞》《名詞節を導いて》『…するもの(こと)』 / 《副詞的に働く挿入節を導いて》『…なことには』

What is your favorite color?

あなたの好きな色は何ですか？

解説

1. 基本情報と概要

単語: what

品詞: 代名詞 (他にも疑問形容詞、感嘆文などで使用される機能あり)

活用形: 代名詞のため、通常変化はしません。

他の品詞での例:

• 疑問形容詞: “What book are you reading?” (どんな本を読んでいるの？)
  


• 関係代名詞的な使い方: “I understand what you mean.” (あなたの言っていることはわかります。)

意味（英語）: (1) “What” is used to ask for information about something. (2) In exclamations, it can show surprise or emphasis.

意味（日本語）: (1) “何”や“どんな”など、情報を求めるときに使われる疑問詞。 (2) 感嘆文で「なんて～だ！」という驚きのニュアンスを表す。

「誰かに質問するときに、何が・何を・何のことを尋ねたいときに使われる、とても基本的な疑問詞です。また、感嘆文で『なんてことだ！』という驚きを表すときにも使われます。」

CEFRレベル: A1 (超初心者)

→ 英語の学習を始めたばかりの段階から頻繁に登場する非常に基本的な疑問詞です。

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2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 「what」は単独で機能する短い語で、基本的に接頭語・接尾語を持ちません。
  


• 古英語の “hwæt” からの派生で、疑問詞 “who / when / where” などと同様に “wh-” が疑問を示すことが多いです。

関連する派生語や類縁語

• whatever: 「何でも」「なんであれ」
  


• whatsoever: 「全く」「少しも…ない」 (否定文や条件文で強調)
  


• whichever: 「どちらでも」「どちらの～でも」 (which の派生)

よく使われるコロケーション（共起表現）や関連フレーズ（10個）

1. what if + 主語 + 動詞 → 「もし～したらどうなる？」
   


2. what about ～? → 「～はどう？」／「～については？」
   


3. what else → 「他に何が～」
   


4. what do you think? → 「どう思う？」
   


5. guess what → 「ねえ、聞いて (何だと思う？)」
   


6. know what ～ → 「～を知ってる？」／「～をわかってる？」
   


7. what on earth → 「いったい何が」(強い驚き・困惑)
   


8. so what? → 「それで？(だから何？)」(やや挑戦的・カジュアル)
   


9. what a + 形容詞 + 名詞 → 「なんて～なんだ！」(感嘆文)
   


10. what’s up? → 「どうしたの？」／「やあ、元気？」（カジュアルな挨拶）

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3. 語源とニュアンス

語源

• 古英語の “hwæt” (古くは /ˈxwæt/ などと発音) が語源で、疑問詞の一つとして長い歴史をもっています。英語の “wh-” 系疑問詞 (who, when, where, why, which) と同祖。

ニュアンスや注意点

• 感嘆文 “What a beautiful day!” のように、驚きや強調を表すニュアンスがある。
  


• 口語でも文章でも頻繁に使う、非常に基本的かつ便利な単語。
  


• “So what?” のようにカジュアルかつややぶっきらぼうな表現もあるので、シーンに応じてトーンを検討する必要があります。

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4. 文法的な特徴と構文

1. 疑問代名詞として:

   
   
   • 文頭に置き、尋ねたい情報を求める。
     
   
   
   • 例: “What is this?” (これは何？)
   
   



2. 疑問形容詞として:

   
   
   • 名詞の前に置き、「どんな～？」「何の～？」を尋ねる。
     
   
   
   • 例: “What color do you like?” (何色が好き？)
   
   



3. 関係代名詞的用法 (名詞節を導く):

   
   
   • “I know what you did last summer.” (私はあなたが去年の夏に何をしたか知っています。)
     
   
   
   • “what”以下が節全体で一つの名詞として働く。
   
   



4. 感嘆文:

   
   
   • “What + (a) + 形容詞 + 名詞 + (主語 + 動詞)!”
     
   
   
   • 例: “What a wonderful surprise!” (なんて素晴らしい驚きなんだ！)
   
   

使用シーン

• フォーマル/カジュアルどちらでもOK。
  


• ビジネスメールなどでも “What do you think of ～?” などと尋ねる表現として使える。

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5. 実例と例文

以下、場面別に3例ずつ紹介します。

(1) 日常会話

1. “What’s in this sandwich? It tastes great.”
   
   
   
   • 「このサンドイッチの中身は何？ すごくおいしいね。」
   
   


2. “What time do you usually get up?”
   
   
   
   • 「普段は何時に起きるの？」
   
   


3. “What’s happening outside? It sounds so noisy.”
   
   
   
   • 「外で何が起こっているの？すごく騒がしいね。」
   
   

(2) ビジネスシーン

1. “What are your thoughts on the new marketing strategy?”
   
   
   
   • 「新しいマーケティング戦略についてどう思いますか？」
   
   


2. “Could you clarify what you meant in your report?”
   
   
   
   • 「レポートでおっしゃっていたことの意味を明確にしていただけますか？」
   
   


3. “What would be the best approach to reduce costs?”
   
   
   
   • 「コスト削減のための最善のアプローチは何でしょうか？」
   
   

(3) 学術・フォーマルな文脈

1. “What is the primary hypothesis of your research?”
   
   
   
   • 「あなたの研究の主要仮説は何ですか？」
   
   


2. “I need to understand what data was collected in the initial phase.”
   
   
   
   • 「初期段階でどのようなデータが収集されたのか理解する必要があります。」
   
   


3. “What the study reveals is a significant change in consumer behavior.”
   
   
   
   • 「その研究が明らかにしたのは、消費者行動における顕著な変化です。」
   
   

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6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. which (どれ)
   
   
   
   • 「複数の選択肢」の中から具体的に選ぶ場合に使う。
     
   
   
   • 例: “Which color do you prefer, red or blue?”
     
   
   


2. whatever (何でも)
   
   
   
   • 選択肢を限定せず、何でも構わない時に使う。
     
   
   
   • 例: “You can choose whatever you like.”
     
   
   


3. that (それ)
   
   
   
   • 疑問詞ではなく、指示代名詞／関係代名詞。「そのこと」などを意味する。
     
   
   
   • 例: “That’s interesting.”
     
   
   

反意語

• “what” は疑問詞なので、直接的な「反意語」はありませんが、あえて言うなら「something (何か)」や「nothing (何も～ない)」は答えとして対になる概念です。

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7. 発音とアクセントの特徴

IPA:

• 米国英語: /wʌt/, /wɑt/
  


• イギリス英語: /wɒt/ または /wʌt/

強勢（アクセント）の位置:

• 短い単語なので、強勢は基本的に単語全体にかかります。会話の中では文脈に応じて強めに発音される場合もあります。

よくある発音の間違い:

• “what” を「ワット」と発音してしまうと、電力単位の「watt」と混同しがち。質問詞としての “what” は少し曖昧な母音 (ʌ/ɑ/ɒ) で発音されることが多いです。

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8. 学習上の注意点・よくある間違い

• “what” と “want” を混同してスペルミスする例が多い (“whant” など)
  


• 同音異義語の “watt” (電力の単位) と区別する必要がある。
  


• TOEIC や英検などの英語試験では、基本的な疑問文を作る問題や、関係代名詞の文法問題などで頻出。
  


• 感嘆文での “What a ～!” の形を忘れがちなので注意。

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9. 記憶に残るヒントやイメージ

• スペリングのポイント: “wh” は “ホワ”と読むケースが多い (who / when / where など)。
  


• 音と意味のイメージ: “What?” と短く強めに発音すると、驚きや疑問の強調になる。
  


• 勉強テクニック: 疑問詞すべて(Who, What, When, Where, Why, How)をまとめて覚えると、質問する練習がしやすい。
  


• “what” の文字を頭に描き、“w + hat” のように「帽子(hat)の前に w」をつけたイメージでスペルを定着させる、というユニークな覚え方も役立つかもしれません。

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以上が、代名詞「what」の詳細な解説です。疑問文で最も頻繁に使う単語のひとつなので、日頃から会話表現で使い慣れていくとスムーズに身につきます。ぜひいろいろな例文を自分で作って、自然に口から出てくるように練習してみてください。

意味のイメージ

意味（1）

《疑問代名詞》

意味（2）

《情報・種別・数量などを求めて》何,どんなもの(こと)

意味（3）

《職業・地位・国籍などを尋ねて》どんな人,何をする人

意味（4）

《相手の言葉が聞きとれないときなどにその反復を求めて》

意味（5）

《関係代名詞》

意味（6）

《名詞節を導いて》…するもの(こと)

意味（7）

《副詞的に働く挿入節を導いて》…なことには

意味（8）

《A is to B what C is to Dの形で比例関係を表す》…が…に対するごとく

意味（9）

《疑問形容詞》何の,何という,どの,どんな

意味（10）

《感嘆文で》何という

意味（11）

《関係形容詞》…するものは何でも;…だけの

意味（12）

いかに,どれほど

意味（13）

《驚き・怒り・当惑など》なんだって,なに,えっ,おや