最終更新日:2025/11/23

This is the window which was broken by the boy.

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これはその少年が壊した窓です。

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元となった文法の項目
90
A1.3-B1.2

関係代名詞: 主格(which)

モノを表す関係代名詞which

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説明

以下では、関係代名詞 which が「主格」として使われる場合について、できるだけ詳しくわかりやすく解説します。


1. 関係代名詞 which(主格)とは?


  • 主格の関係代名詞: 関係代名詞 (which, who, that など) が文中の「主語」として機能する形を指します。

  • “which” の特徴: 主格の which は、先行詞(関係代名詞の前にある名詞)として必ず「モノ」を指す名詞を受けます。人を指すときには使用できません。


例:

The book which is on the table belongs to me.

(テーブルの上にある本は私のものです。)


上の例で whichThe book(モノ)を指し、文中では “is” の主語として働いています。つまり、“which” の部分が「本」を主語として受け取り、「(テーブルの上にある)本が私のものだ」という意味を作り出しています。


2. 主格の関係代名詞 which の文構造


  1. 先行詞(モノ) + 関係代名詞 “which” + 動詞

  2. 「~する(もしくは~である)モノ」という意味を持つ節を作り、先行詞の情報を詳しく説明する役割を果たします。


例文1:

・This is the phone which broke yesterday.

(これは昨日壊れた電話です。)

which は「電話 (the phone)」を指す主語になり、“(The phone) broke yesterday” という節を作っています。

例文2:

・I bought a laptop which has a larger screen.

(私はより大きな画面を持つノートパソコンを買いました。)

which は「ノートパソコン (a laptop)」を指す主語になり、“(The laptop) has a larger screen” という節を作っています。



3. which と「モノ」の結びつき


  • 主格の “which” は人ではなく「モノ」にだけ使われることがポイントです。


    • 人の場合は “who” を使います。

    • モノ以外に、動物も「モノ」として扱われる場合は “which” を使えます。 ただし、動物を人間に近い存在として扱いたい場合には稀に “who” が使われることもあります。



例:

The dog (which/who) lives next door barks all night.

通常は “which” でOKですが、飼い犬などを家族同様に扱う場合 “who” と表現されることもまれにあります。



4. 他の関係代名詞との違い


  • “that”: 先行詞がモノでも、人でも使えることがあります。ただし、制限用法(詳細説明や補足ではなく、情報をしぼって先行詞を特定する役割)で使われることが多いです。


    • 例: The car that runs fast is mine.


  • “which”: 先行詞がモノのみ。制限用法・非制限用法の両方で使われます。


    • 例: The car, which runs fast, is mine. (非制限用法)


※ 先行詞が「モノ」のとき、that と同じように使えることがあるため、どちらを使うかは文脈や好み、制限用法か非制限用法かにより変わってきます。


5. まとめ


  • 主格の関係代名詞 which は、先行詞が「モノ」のときに使用し、節内の主語として働く

  • “which” を用いると、先行詞に対して「~である(~する)モノ」という追加情報を与えることが可能。

  • 人を先行詞とする場合は “who”、モノ・動物・概念などには “which” が基本。

  • that との違いは、用法(非制限用法・制限用法)や文脈で判断する。


上記のポイントを意識しながら例文に触れてみると、主格の which がどのように先行詞を説明しているのか、より深く理解しやすくなります。ぜひ、実際の英文を読むときや書くときに活用してみてください。

中級英文法問題(CEFR-J B1)

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