as ... as (肯定文・疑問文)
同等比較の as .... as
以下では、いわゆる「as ... as」構文(肯定文・疑問文)について、より詳しく、わかりやすく解説します。
「as ... as」構文の基本形
「as ... as」構文は、次のような形をとります。
as + [形容詞/副詞の原級] + as
「…と同じくらい○○だ」という意味で、2つのものや人の性質・状態・動作が“同等”であることを表します。
例文
(肯定文)
I am as tall as my brother.
(私は兄[弟]と同じくらい背が高いです。)(疑問文)
Is this place as quiet as the library?
(ここは図書館と同じくらい静かですか?)
★ポイント
・比較する対象の性質や動作が「同じ程度」であることを強調するのが「as ... as」構文です。
・[形容詞/副詞] は必ず「原級(変化していない元の形)」を用います。
肯定文での使い方
肯定文では、「A is as 形容詞/副詞(原級) as B.」という書き方で、「AはBと同じくらい~である」という意味になります。表示したい性質が形容詞なら「形容詞の原級」を、副詞なら「副詞の原級」を使います。
例文
- She runs as fast as her coach.
(彼女はコーチと同じくらい速く走る。) - This smartphone is as popular as that one.
(このスマートフォンはあのスマートフォンと同じくらい人気がある。)
★ポイント
・「形容詞/副詞の原級」を必ず用いる。
・「AはBと同じくらい~だ」という「同等比較」を示す。
疑問文での使い方
疑問文では、be動詞や助動詞を文頭に持ってきて「Is A as 形容詞 as B?」「Does A 動詞 as 副詞 as B?」という形にします。相手に「AはBと同じくらい~ですか?」と尋ねる表現です。
例文
(be動詞を使う場合)
- Is she as busy as her boss?
(彼女は上司と同じくらい忙しいのですか?)
- Is she as busy as her boss?
(一般動詞を使う場合)
- Does he speak English as well as you do?
(彼はあなたと同じくらい上手に英語を話しますか?)
- Does he speak English as well as you do?
★ポイント
・疑問文の場合、「be動詞/助動詞+主語+as + 原級 + as …?」の形を意識する。
・相手に「同じくらいかどうか」をたずねる表現。
「as ... as」でよく使われるパターン
as + 形容詞 + as ~
- 意味:形容詞が表す性質(美しさ、大きさ、重要性など)を同程度であると示す。
- 意味:形容詞が表す性質(美しさ、大きさ、重要性など)を同程度であると示す。
as + 副詞 + as ~
- 意味:副詞が表す動作や状態(速さ、上手さなど)を同程度であると示す。
- 意味:副詞が表す動作や状態(速さ、上手さなど)を同程度であると示す。
★例文
- The movie was as exciting as I expected.(その映画は私が期待していたと同じくらいわくわくしました。)
- They sang as beautifully as a professional choir.(彼らはプロの合唱団と同じくらい美しく歌いました。)
「as ... as」構文を使うときに気をつけること
形容詞・副詞は必ず原級を使う
比較級(taller, bigger など)や最上級(the tallest, the biggest など)を使わないことに注意しましょう。比較対象を明確にする
「A is as ◯◯ as B.」のB部分で比較対象をはっきり示すことで、意味が伝わりやすくなります。文脈によっては「just」「almost」などの副詞を補足する
- just as ... as ~: 「まったく同じくらい~」
- almost as ... as ~: 「ほとんど同じくらい~」
といったニュアンスを加味できます。
- just as ... as ~: 「まったく同じくらい~」
まとめ
- 「as ... as」構文は、「AはBと同じくらい~だ」と同等関係を示す表現。
- 形容詞・副詞は「原級」を必ず使用。
- 肯定文では「A is as 形容詞/副詞(原級) as B.」の形。
- 疑問文では「Is A as 形容詞(原級) as B?」などの形で相手に程度が同じかを尋ねる。
- 「as just ... as」「almost as ... as」などの副詞を加えると、より細かいニュアンスを表せる。
「as ... as」構文は英語の比較表現の中でもよく使われる基本形なので、しっかりと覚えておきましょう。