WH-疑問文: What+名詞 ...?
疑問詞whatで始まる疑問文
以下では、「WH-疑問文」の中でも特に “What + 名詞 …?” の形について、より詳しく、わかりやすく解説します。
WH-疑問文とは
英語の疑問文には、文頭に who, which, when, where, why, how など “wh” で始まる単語を使うものがあります。これらは「WH-疑問詞」と呼ばれ、質問内容に応じて文全体の意味が変わります。
- who : 「誰が(を)」
- which : 「どちらが(を)/どの(を)」
- when : 「いつ」
- where : 「どこで/に」
- why : 「なぜ」
- how : 「どのように/どうやって」
“What” とは?
“What” は「何が(を)」「何の」という意味を持つ疑問詞で、主に「物事や事柄」をたずねるときに使います。英語では「あなたが知りたい『何か』は何?」というニュアンスになります。
例文
What is this?
これは何ですか?What do you want to eat?
あなたは何が食べたいですか?
“What + 名詞 …?” の形
“What” に特定の名詞を続け、「どんな〇〇?」「なんの〇〇?」などをたずねる表現が “What + 名詞 …?” です。
例文で見るパターン
What color do you like?
(どんな色が好きですか?)
→ “color” が名詞で、「好きな色は何か」をたずねています。What day is it today?
(今日は何曜日ですか?)
→ “day” が名詞で、「今日はどんな日(何曜日)?」を聞いています。What time do you usually get up?
(普段は何時に起きますか?)
→ “time” が名詞で、「どの時刻に起きるか」を聞いています。What kind of movies do you watch?
(どんな種類の映画を見ますか?)
→ “kind of movies” という名詞句を使い、「どんな映画か」を問う表現です。
文の組み立て方
“What + 名詞” を文頭に置く場合、疑問文の一般的な形と同じく、その後に (助動詞 + 主語 + 動詞) や、be動詞 + 主語 の順序が続きます。
【例】
What + (名詞) + do/does + 主語 + 動詞 + 補語・修飾語句 … ?
What food do you recommend?
(あなたはどんな食べ物をおすすめしますか?)What books does he read?
(彼はどんな本を読みますか?)
“What” と “Which” の違い
What: 可能性や候補が特に限定されていない場合に用いる。
例) What do you want to drink? (何が飲みたい? → 候補は特に絞られていない)Which: いくつかの選択肢があって、その中から選ぶ場合に用いる。
例) Which do you want to drink, coffee or tea? (コーヒーと紅茶のどちらが飲みたい? → 選択肢が明確)
ポイントのおさらい
- What は「何が(を)」「何の?」という意味で、主に「物事」を質問するときに使う。
- What + 名詞 の形にすることで「どんな〇〇?」という具体的な分野や種類を尋ねられる。
- 文の構造は一般的な疑問文と同じく、助動詞やbe動詞のあとに主語 + 動詞が続く。
- 候補がはっきりしていれば Which を使うが、明確でなければ What を使う。
上記のポイントを押さえておくと、“What + 名詞?” を使った疑問文をスムーズに作って、様々な状況に応用できます。ぜひ、例文を参考にしながら実際に使ってみてください。