最終更新日:2025/03/12

You'll find it difficult to meet her.

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彼女に会うのはむずかしいとわかるだろう。

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元となった文法の項目
181
B1.1-B2.1

形式目的語 it + to不定詞

形式目的語itを使った第五文型(to不定詞)

彼女に会うのはむずかしいとわかるだろう。

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説明

以下の解説は、「形式目的語 it + to 不定詞」の構文をより詳しく、わかりやすく説明したものです。ポイントを整理しながら解説していきます。


1. 形式目的語 it とは?

英語の文では、動詞の目的語(動詞の後ろにくる言葉)が長くなると、文が読みにくくなることがあります。そこで、先に「it」を置き、後から「to 不定詞」で本来の(“真の”)目的語を入れる構文があります。この「it」が“形式目的語”と呼ばれるものです。


2. なぜ「形式目的語 it」を使うのか?


  • 文章が長くなり、分かりにくくなるのを避けるため

  • 動詞と目的語の間がスッキリ見え、英文を読みやすく聞きやすくするため

例えば、以下の文を考えてみましょう。


I found to read the French book difficult.


このままでも意味は伝わりますが、目的語(to read the French book)が長く、文の構造が分かりにくくなります。そこで「形式目的語 it」を使います。


I found it difficult to read the French book.


このように書き換えると、文がすっきりして理解しやすくなります。


3. 構文パターン

「形式目的語 it + 形容詞 + to 不定詞」の形が典型的です。


  • I found it difficult to read the French book.


    • 「そのフランス語の本を読むことが難しいと分かった」


動詞としては、主に「find, think, consider, believe, make など、補語をとる動詞」でよく使われます。“何かを …と感じる・思う・考える”といった意味合いを持つ動詞です。


4. 文の要素を整理する

書き換え構文の前後で文の要素(S, V, O, C)は同じ働きを保っています。


  1. 主語(S): I

  2. 動詞(V): found

  3. 形式目的語(O): it

  4. 補語(C): difficult

  5. 真の目的語 → to 不定詞部分: (to read the French book)

このうち (3) の it が形式目的語で、(5) が実際の内容(真の目的語)を表しています。


5. 他の例文


  • I think it necessary to study English every day.


    • (毎日英語を勉強することが必要だと思う)


  • We made it clear to invite all members to the party.


    • (私たちは全メンバーをパーティーに招待することをはっきりと決めた)


  • They considered it rude to talk loudly in the library.


    • (彼らは図書館で大声で話すのは失礼だと考えた)


どの例文でも「it」はあとにくる「to 不定詞」を指しています。


6. まとめ


  • 「形式目的語 it」は、後ろに続く“長い目的語”を先に「it」として受け、その後に to 不定詞で“真の目的語”を表す便利な構文です。

  • 文をすっきりさせ、読みやすく、自然な英語にするためによく使われます。

以上のように、「形式目的語 it + to 不定詞」の構文は英語で文を組み立てる際、複雑になりがちな目的語部分を整理するために非常に有用です。ぜひ、いろいろな文章で使ってみてください。

CEFR-J B2 / 文法問題

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