tuberculosis
1. 基本情報と概要
英単語: tuberculosis
品詞: 名詞 (不可算名詞)
日本語訳: 結核(けっかく)
英語での意味:
An infectious disease caused by the bacterium Mycobacterium tuberculosis, commonly affecting the lungs but also capable of affecting other parts of the body.
日本語での説明:
「結核」という、主に肺に感染する細菌性の病気を指します。肺だけでなく全身にも広がる感染症です。学術的・医療的な文章でよく使われる単語ですが、一般的に「TB」という略称でも呼ばれます。
活用形:
- tuberculosis(単数形)
- ※不可算名詞なので、通常複数形はありません。
- tuberculosis(単数形)
関連する品詞形:
- tubercular (形容詞):「結核の」「結核性の」 例: tubercular lesions (結核性病変)
CEFRレベル: C1(上級)
※専門用語であり、やや上級レベルの医学関連語として扱われます。
2. 語構成と詳細な意味
語源構造:
- 「tubercul-」は「小さなこぶ」「結核菌による病変(結核結節)」を意味するラテン語 “tuberculum” に由来
- 「-osis」は「~の状態」「病気」を表すギリシャ語由来の接尾辞
- 「tubercul-」は「小さなこぶ」「結核菌による病変(結核結節)」を意味するラテン語 “tuberculum” に由来
派生・類縁語:
- TB(略称)
- tubercle(名詞): 小さな隆起、特に結核結節
- tubercular(形容詞): 結核の
- TB(略称)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選:
- latent tuberculosis → 潜在性結核
- active tuberculosis → 活動性結核
- pulmonary tuberculosis → 肺結核
- extrapulmonary tuberculosis → 肺外結核
- multi-drug-resistant tuberculosis → 多剤耐性結核
- tuberculosis outbreak → 結核の発生
- tuberculosis vaccine → 結核ワクチン
- diagnosis of tuberculosis → 結核の診断
- tuberculosis screening → 結核スクリーニング
- tuberculosis infection control → 結核感染対策
- latent tuberculosis → 潜在性結核
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語 “tuberculum”(小さな瘤)+ギリシャ語由来の接尾辞 “-osis” (状態・病気)。最初は「小さなしこりを伴う病気」という意味合いから始まりました。歴史的用法:
かつては「肺病」(phthisis) とも呼ばれ、大流行した経緯があります。現代でも世界的に重要な感染症として認知されています。使用時の注意点:
- 主に医療や学術、ニュースなど、フォーマルな文脈で使用されます。
- 口語では「TB」と略されることが多く、医療関係者の間でも通用します。
- 主に医療や学術、ニュースなど、フォーマルな文脈で使用されます。
感情的な響き・微妙なニュアンス:
深刻な伝染病としてのイメージが強いため、患者や家族に対する配慮が求められる言葉でもあります。
4. 文法的な特徴と構文
品詞: 不可算名詞
- 冠詞や複数形は基本的に用いません。例: “Tuberculosis is a serious disease.”
- 冠詞や複数形は基本的に用いません。例: “Tuberculosis is a serious disease.”
使用構文:
- “S + be diagnosed with tuberculosis” (誰かが結核と診断される)
例: “He was diagnosed with tuberculosis last week.” - “S + develop tuberculosis” (結核を発症する)
例: “Some patients may develop tuberculosis if their immune systems weaken.”
- “S + be diagnosed with tuberculosis” (誰かが結核と診断される)
フォーマル / カジュアル:
- フォーマルな文章(医療文書・公的文書)向き
- カジュアル会話では “TB” のほうがやや使われやすい
- フォーマルな文章(医療文書・公的文書)向き
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“My neighbor told me he has tuberculosis, so he’s taking medication every day.”
「近所の人が結核で、毎日薬を飲んでいるそうです。」“I’ve heard that tuberculosis can spread through the air. Is that true?”
「結核は空気を通してうつるって聞いたけど、本当なの?」“Growing up, I was vaccinated against tuberculosis.”
「子どもの頃、結核の予防接種を受けました。」
(2) ビジネスシーンでの例文
“Our company is conducting a health awareness campaign on tuberculosis prevention.”
「当社では、結核予防に関する健康啓発キャンペーンを実施しています。」“Before traveling to certain regions, employees must undergo tuberculosis screening.”
「特定地域への出張前には、従業員は結核検査を受けなければなりません。」“Collaboration with healthcare providers is key to reducing tuberculosis cases.”
「医療機関との協力が、結核患者数を減らす鍵となります。」
(3) 学術的・専門的文章での例文
“Recent studies indicate an increase in multi-drug-resistant tuberculosis worldwide.”
「最近の研究によると、多剤耐性結核が世界的に増加しているとのことです。」“Latent tuberculosis infection can remain asymptomatic for years.”
「潜在性結核感染は何年もの間、症状が出ないまま経過する可能性があります。」“Pulmonary tuberculosis requires a combination of antibiotics for effective treatment.”
「肺結核の効果的な治療には、複数の抗生物質の併用が必要です。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- TB (略称) → 「結核」の口語的略称。
- phthisis (古風な言い方) → 歴史的文献で見られる結核の古称。
- consumption (古風な言い方) → かつて結核を「身体が消耗される病気」として呼んだ名称。
- TB (略称) → 「結核」の口語的略称。
反意語:
- 結核に直接対応する「反意語」は存在しませんが、病気であるため、健康状態を指す words like “health” などと対比されることはあります。
ニュアンスや使い分け:
- “tuberculosis” は医学的・正式。
- “TB” は略語でカジュアルもしくは口頭での医療スラング的に用いられる。
- “phthisis” は文献や古い書物で見かけることがたまにあるが、現代ではほぼ使用されない。
- “tuberculosis” は医学的・正式。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA:
- アメリカ英語: /tuːˌbɝːkjəˈloʊsɪs/
- イギリス英語: /tjuːˌbɜː(r)kjʊˈləʊsɪs/
- アメリカ英語: /tuːˌbɝːkjəˈloʊsɪs/
強勢(アクセント)の位置:
- “tu-ber-cu-lo-sis” の “lo” のあたりに主アクセント(stress)が置かれます。
よくある発音ミス:
- “tuber-cu-losis” の “-cu-” を “-ciu-” のように誤って発音してしまう。
- アメリカ英語とイギリス英語で最初の “tu- / tju-” がやや異なるので注意。
- “tuber-cu-losis” の “-cu-” を “-ciu-” のように誤って発音してしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
- “turberculosis” や “tuberculosys” のように “r” や “y” が混ざる誤りに注意。
同音異義語との混同:
- とくに “tubercle” (小さな突起) とは別単語なので注意。
試験対策での注意点:
- 医療英語や専門用語として、医療系の資格試験や英語検定の読解パートで出る可能性があります。
- 意味が分からなくても文脈から「結核」という病気であることを推測しやすいので、読解時には感染症に関連する語として把握しておくとよいでしょう。
- 医療英語や専門用語として、医療系の資格試験や英語検定の読解パートで出る可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
“TB” という略称で覚える:
- 頭文字のみなので覚えやすく、会話でも頻繁に使われる。
“tuber” は「球根、塊茎」という意味もあり、「こぶのある病気」というイメージで思い出すと印象に残りやすい。
スペルの最後は “-osis” で終わる病名は、「~症」という意味をもつものが多い。例えば “neurosis” (神経症) など。またそのパターンを覚えることで、他の医学用語にも応用できる。
以上が “tuberculosis” の詳細解説です。学習の参考にしてみてください。
結核({略}TB,T.B.)
肺結核