元となった辞書の項目
owl
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: owl
品詞: 名詞 (countable noun)
意味 (英語): A nocturnal bird of prey with large eyes and a flat face.
意味 (日本語): 夜行性の猛禽類で、大きな目と平らな顔をもつ鳥。日本語では一般的に「フクロウ」を指します。
こういう場面で使われる: 森や夜のイメージを表現するときや、「夜型人間」を表すときにも比喩的に使われます。知恵や学問の象徴として扱われる場面が多い単語です。
活用形
- 単数: owl
- 複数: owls
他の品詞になる例
- 形容詞: owl-like(フクロウのような)
- 例: He has an owl-like gaze.(彼はフクロウのような視線をしている)
CEFRレベル: A2 (初級)
「フクロウ」としての生物名称は日常会話で頻繁には出ないかもしれませんが、児童書や基本的な自然学習の場面など、それほど難しくない段階で目にする可能性があります。
2. 語構成と詳細な意味
owl は特に接頭語・接尾語がつかないシンプルな単語です。語幹そのものが「owl」という形になります。
派生語・関連語
- owl-like(フクロウのような)
- owlish(フクロウのような、フクロウじみた、まじめで賢そうな)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- wise owl(賢いフクロウ)
- night owl(夜型人間 ※比喩的に)
- parliament of owls(フクロウの群れ)
- barn owl(メンフクロウ)
- snowy owl(シロフクロウ)
- spotted owl(メキシコフクロウなど斑点のある種類)
- owl sanctuary(フクロウ保護区)
- owl hoot(フクロウの鳴き声)
- owl’s nest(フクロウの巣)
- owlish expression(フクロウのように賢そうな表情)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語で「ule」「uile」などと綴られていた語が転じて「owl」となりました。古くからヨーロッパを中心に、学問や知恵のシンボルとされてきました。
使用時のニュアンス・注意点
- フクロウは「賢い鳥」「夜行性」のイメージが強いため、「wise like an owl(フクロウのように賢い)」「night owl(夜型人間)」のような比喩表現としてもよく使われます。
- カジュアルな会話からフォーマルな文章まで、幅広く使われますが、比喩的表現は文章よりも口語表現でよく見られます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (countable): 普通名詞として「1羽のフクロウ (an owl)」「数羽のフクロウ (some owls)」のように数を表すことができます。
- 「night owl」のように、慣用的に「夜ふかしをする人」を指す表現があります。これは口語的ですが、日常会話やカジュアルな文章でもよく使われます。
イディオム・構文例
- “He’s a night owl.” (彼は夜型人間だ)
- “A wise owl once said…” (ある賢いフクロウがかつてこう言った… ※寓話などで使われる表現)
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “I spotted an owl in the backyard last night.”
「昨晩、裏庭でフクロウを見かけたんだ。」 - “My sister is a night owl; she stays up until 2 AM.”
「私の姉は夜型人間で、いつも夜中2時まで起きてるの。」 - “Have you ever heard an owl hooting in the wild?”
「野生でフクロウがホーホー鳴くのを聞いたことある?」
(2) ビジネス
- “We used an owl logo to symbolize wisdom in our marketing campaign.”
「マーケティングキャンペーンでは、知恵の象徴としてフクロウのロゴを使いました。」 - “The night shift workers often joke about being night owls.”
「夜勤の従業員たちは、夜型人間(ナイトアウル)だとよく冗談を言い合っています。」 - “Our company’s mascot, an owl, represents knowledge and insight.”
「当社のマスコットであるフクロウは、知識と洞察力を象徴しています。」
(3) 学術的な文脈
- “The barn owl is known for its exceptional hearing, aiding in nocturnal hunting.”
「メンフクロウは夜間の狩りを助ける並外れた聴力で知られています。」 - “Studies indicate that owl populations are sensitive to environmental changes.”
「研究によると、フクロウの個体数は環境変化に対して敏感だと示されています。」 - “The snowy owl’s migration patterns have become a subject of recent scientific interest.”
「シロフクロウの渡りパターンは近年、科学的に注目されているテーマです。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- hawk(タカ): フクロウと同じ猛禽類ですが、昼行性であり、フクロウほど「神秘的」「夜行性的」なイメージはありません。
- eagle(ワシ): タカよりも大型の猛禽類。フクロウは夜行性、ワシは昼行性。
- dove(ハト): 鳥でも平和の象徴的ニュアンス。フクロウのような「知恵」や「夜行性」のイメージよりも、「平和」「優しい」イメージが強い。
- hawk(タカ): フクロウと同じ猛禽類ですが、昼行性であり、フクロウほど「神秘的」「夜行性的」なイメージはありません。
反意語 (厳密な反意語はないが、対照的な特徴をもつ例として):
- lark(ヒバリ): しばしば “early bird” を象徴する鳥。フクロウが「夜型」を示唆するなら、ヒバリは「朝型」のイメージ。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /aʊl/
- アメリカ英語: [áʊl](「アウル」に近い発音で、母音がしっかり二重母音化)
- イギリス英語: [aʊl](母音の違いはありますが、ほぼ同様に二重母音)
- アクセント: 「owl」の1語なので特に区別する強勢はありませんが、二重母音 /aʊ/ をはっきり発音するのがポイント。
- よくある間違い: /oʊl/など、「おうる」として発音してしまうケース。正しい二重母音 /aʊ/ を意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “owl” を “awl” (千枚通し) のように綴ってしまう間違い。
- 同音異義語ではありませんが、語頭の “o” の発音を “aw”(オー)や “ou”(オウ)と混同しないように注意。
- 英検などでは、動物関連の語彙問題で出ることがあります。TOEICではあまり頻出しませんが、比喩表現“night owl”やロゴやマスコットとしての説明文に登場する可能性はあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「二重母音 /aʊ/ をフクロウの “アウー” という鳴き声のイメージで覚える」と連想すると、スペルと発音が定着しやすいです。
- 「夜に目が輝くフクロウ」のイメージを持っておくと、比喩的に使われる “night owl” も一緒に覚えやすくなります。
- 音やスペリングのポイント: 頭文字 “o” の後に “w” を続ける英単語は多くないので、owl、own などの単語とまとめて復習すると効果的です。
以上が owl についての詳細な解説です。夜の森や知恵を象徴するようなシーンで頻出する単語なので、イメージとあわせて楽しく学んでみてください。
意味のイメージ
意味(1)
フクロウ