最終更新日:2024/06/17

彼女は倹約なことで知られ、お金を決して無駄にしない。

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She is known for being frugal and never wasting money.

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元となった辞書の項目

frugal

形容詞

倹約な,つましい / 金を掛けない,質素な

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彼女は倹約なことで知られ、お金を決して無駄にしない。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: frugal

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): spending very little money and only on things that are really necessary; economical in use or expenditure

意味(日本語): 「倹約的な」「質素な」「つつましい」などを表す単語です。あまりお金をかけずに必要最低限でやりくりするイメージの形容詞です。普段の生活や買い物で無駄遣いをしないというニュアンスが強く、たとえば “He is very frugal with his money.” と言うと、「彼はとても倹約家だ」という意味になります。


  • 活用・関連語形:


    • 形容詞: frugal

    • 副詞: frugally (倹約的に、質素に)

    • 名詞: frugality (倹約、質素)


CEFRレベル目安: B2(中上級)

中上級くらいのレベルになると、「倹約家」「つつましく暮らす」といった微妙なニュアンスを伝えたいときに使われます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語・接尾語: 特に明確な接頭語・接尾語は含まれず、語幹として “frug-” に由来する形で用いられます。

  • 関連語:


    • frugality (名詞) - 倹約、質素

    • frugally (副詞) - 倹約的に、質素に


  • よく使われるコロケーション(共起表現)(それぞれ日本語訳つきで 10 個):



  1. frugal lifestyle (質素な生活)

  2. be frugal with money (お金を節約して使う)

  3. frugal meal (質素な食事)

  4. frugal spending habit(s) (倹約的な支出習慣)

  5. encourage frugality (倹約を奨励する)

  6. frugal approach (倹約的なアプローチ)

  7. frugal choices (節約的な選択)

  8. frugal consumer (倹約的な消費者)

  9. frugal attitude (節約志向)

  10. frugal mindset (倹約的な考え方)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の frugalis に由来し、「節度のある」「道徳的に正しい」などのニュアンスが含まれていました。

  • 歴史的背景: 節度ある暮らし方・無駄遣いを避ける意味で、古くから「質素さ」「倹約」を示す単語として使われてきました。

  • 注意すべきニュアンス:


    • 「わざわざお金をかけない」「必要以上のことはしない」というポジティブな印象が基本ですが、時に「ケチ」っぽく響くこともあります。文脈によって受け取られ方が変わるため、stingy(ケチ)と混同しないよう注意が必要です。

    • フォーマルすぎる言葉ではありませんが、カジュアルな場面では “cheap” が使われることも多いため、「きちんと節約している」イメージを伝えたいときに frugal を使うとよいでしょう。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント


    • 形容詞なので、通常は “be + frugal” や “He/She is frugal” の形で使われたり、名詞の前に置いて “a frugal person”等のように使われます。

    • 他動詞・自動詞の使い分けの問題はなく、あくまでも形容詞として補語・修飾語で使われます。


  • 一般的な構文やイディオムの例:


    • “to live (a) frugal life” (倹約生活を送る)

    • “to be frugal with resources” (資源を節約して使う)

    • “He was known for his frugal nature.” (彼は倹約家として知られていた)


  • 使用シーン: フォーマル、カジュアル両方で使われますが、「節約」や「質素」を強調したいときに用いられます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I try to be frugal with my grocery shopping by planning meals in advance.”

    (食事の計画をあらかじめ立てて、スーパーの買い物を倹約するようにしている。)


  2. “He’s always been frugal, so he rarely eats out.”

    (彼はいつも倹約家なので、めったに外食しない。)


  3. “My parents taught me to live a frugal life from a young age.”

    (両親は幼い頃から私に倹約的な暮らしを教えてくれた。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our CEO encourages a frugal approach to company spending.”

    (我が社のCEOは企業の支出を倹約的に行う方針を推奨している。)


  2. “By adopting a frugal mindset, the startup managed to break even early.”

    (倹約的な考え方を採り入れたことで、そのスタートアップは早期に損益分岐点を超えた。)


  3. “Investors appreciate how frugal the company is with its operational costs.”

    (投資家たちは、その企業の運営コストが倹約的である点を評価している。)


(3) 学術的・フォーマルな場面での例文


  1. “A frugal lifestyle can contribute to long-term financial stability.”

    (倹約的な生活様式は長期的な経済的安定に寄与しうる。)


  2. “Researchers suggest that adopting frugal practices can also reduce environmental impact.”

    (研究者たちは、倹約的な実践が環境への影響を軽減する可能性があると指摘している。)


  3. “Organizations with a frugal culture often demonstrate resilience during economic downturns.”

    (倹約的な文化を持つ組織は、景気の低迷時にも強い回復力を示すことが多い。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語(synonyms)


    1. thrifty(倹約家の)


      • “thrifty” も「倹約家」「質素」といった意味を持ちますが、より「無駄を出さない賢さ」を示唆します。


    2. economical(経済的な)


      • “economical” は「値段的に経済的」「コストパフォーマンスが良い」などにも使われ、物や行動に直接使いやすい言葉です。


    3. sparing(控えめに使う)


      • “sparing” は「(資源などを)できるだけ節約して使う」ニュアンスが強く、やや書き言葉寄りです。



  • 反意語(antonyms)


    1. extravagant(浪費する)

    2. wasteful(無駄づかいをする)

    3. lavish(惜しみなく使う、豪華な)


たとえば “He is frugal, not stingy.”(彼は倹約家だが、ケチなわけではない)というように、「frugal」は必ずしもネガティブとは限らない点がポイントです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈfruː.ɡəl/

  • アクセントの位置: 最初の音節 “fru-” にアクセントがあります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: ともに /ˈfruː.ɡəl/ で大きな違いはありません。

  • よくある発音ミス: “フルーガル”と「ル」にややクセをつけすぎる、あるいは “フラグル” としてしまうミスがあります。母音 “u” は「ウー」に近い長音で発音してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “frugal” を “fruagal” あるいは “frogal” としてしまう場合があります。

  • 同音異義語との混同: “frugal” と “fragile” (壊れやすい) はスペルが似ていますが、意味が全く異なります。

  • 試験対策・出題傾向: TOEICや英検などでは「経済」「家計管理」「企業活動」などの文脈で「倹約」「節約」のニュアンスを問う問題に登場する可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “fruit”のようなイメージ: 実際は別の語源ですが、目の前の“フルーツ (fruit)”を大事に食べて無駄にしないとイメージすると「無駄遣いしない」感覚がつかみやすいかもしれません。

  • 覚え方のコツ: “fru-” は「果実を活かす」イメージを持ち、そこから「余すところなく有益に使う → 倹約」という流れで頭に入れると、スペルと意味を同時に覚えやすいでしょう。

  • 勉強テクニック: 類義語と比較しながら、実際の生活シーンやビジネスの話題に絡めて例文を作ると「frugal」のニュアンスをより定着させやすいです。


以上が、形容詞 “frugal” の詳細な解説です。倹約や質素という意味から、ポジティブな場合もあれば否定的に捉えられる場合もあるので、前後の文脈や相手の受け取り方に注意して使ってみてください。

意味のイメージ
frugal
意味(1)

倹約な,つましい

意味(2)

金を掛けない,質素な

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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