最終更新日:2025/02/25

彼女は危険に立ち向かう勇敢さを示しました。

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She showed great bravery in the face of danger.

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元となった辞書の項目

bravery

名詞

『勇敢』,『勇気』 / 《文》華美,美装

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彼女は危険に立ち向かう勇敢さを示しました。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: bravery

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): The quality or state of having or showing courage.

意味(日本語): 勇敢さ、勇気。自分の恐怖や不安に打ち克って、困難に立ち向かうときに示される心の強さを表します。例えば、困難な状況で逃げずに挑戦する場面で使われます。

活用形について

名詞のため動詞のような活用はありませんが、形容詞形・副詞形は以下のとおりです。


  • 形容詞: brave (勇敢な)

  • 副詞: bravely (勇敢に)

他の品詞の例


  • brave (adjective) — 例: “He is brave.” (彼は勇敢だ)

  • bravely (adverb) — 例: “She faced the challenge bravely.” (彼女は勇敢にその挑戦に立ち向かった)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

「bravery」という単語は抽象名詞であり、日常会話でも登場しますが、ややフォーマルな印象があり、少し抽象的な概念を表すためB2レベル(中上級)程度として考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

「bravery」は「brave(形容詞)」に名詞の接尾語 -ry がついた形と考えられます。


  • brave(語幹): 勇敢な

  • -ry(接尾語): 性質や状態を表す名詞化の接尾語

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. show bravery — 勇気を示す

  2. act of bravery — 勇敢な行動

  3. immense bravery — 計り知れない勇気

  4. a display of bravery — 勇敢さの発露

  5. question one’s bravery — 誰かの勇気を疑う

  6. reward for bravery — 勇気に対する褒賞

  7. pay tribute to someone’s bravery — 誰かの勇気をたたえる

  8. summon up (one’s) bravery — 勇気を奮い起こす

  9. remarkable bravery — 注目に値する勇気

  10. test of bravery — 勇気を試すもの(試練)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「bravery」の元になった「brave」は、フランス語からの借用(Middle French: brave)とされ、さらにイタリア語 bravare(威張る)等も起源に関係すると言われます。「気高い」「堂々とした」といった意味合いを持ち、そこから「勇敢」という意味へと移行してきました。

使用時のニュアンスや注意点


  • 「bravery」は比較的フォーマルな文脈でも、カジュアルな文脈でも使われます。

  • 「courage」との区別では、どちらも「勇気」を指しますが、「bravery」はやや行動面に焦点が当たる傾向があります。「勇気ある行動」のニュアンスが強調されるイメージです。

どのような場面で使うか


  • 自分が恐怖を感じているにもかかわらず、行動に移す能力や美徳を称えるとき

  • 劇的・感動的なシーンや、日常で誰かの頑張りを評価するとき


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント


  • 名詞なので可算・不可算を意識することがあります。通常「bravery」は抽象名詞として不可算扱いが多いです。具体的な行為や行動について言及するときは、しばしば「an act of bravery」のように表現します。

  • 他動詞・自動詞の使い分けなどはありませんが、「demonstrate bravery」「exhibit bravery」などの表現でよく用いられます。

一般的な構文やイディオム


  • (to) show bravery — 勇気を示す

  • (to) be awarded for bravery — 勇気を讃えられる

  • (an) act of bravery — 勇気ある行動

フォーマル/カジュアルの使い分け


  • フォーマル: “His bravery during the rescue operation was widely commended.”

  • カジュアル: “I really admired her bravery when she spoke up.”


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I admire your bravery in trying out that new sport.”

    (新しいスポーツに挑戦しているあなたの勇気を尊敬するよ。)

  2. “Thanks for your bravery in speaking up for me.”

    (私を擁護してくれて、勇気ある行動をしてくれてありがとう。)

  3. “Facing the crowd took a lot of bravery.”

    (大勢の人の前に出るのは相当な勇気が必要だった。)

ビジネス (ややフォーマル)


  1. “Her bravery in addressing controversial topics gained the respect of the entire team.”

    (困難な話題に真っ向から取り組む彼女の勇気は、チーム全体の尊敬を集めた。)

  2. “We awarded him a certificate for his bravery in crisis management.”

    (私たちは危機管理における彼の勇気を称えて、表彰状を授与した。)

  3. “Promoting a climate of bravery encourages innovation.”

    (挑戦を称える風土を作ることで、革新が促進される。)

学術的・専門的 (フォーマル)


  1. “Historical records highlight the bravery of local heroes in times of war.”

    (歴史記録は、戦時における地域の英雄たちの勇敢さを強調している。)

  2. “Psychological studies often attempt to quantify bravery within risky scenarios.”

    (心理学の研究では、リスキーな状況において勇敢さを定量化しようとすることが多い。)

  3. “In literature, the theme of bravery frequently appears to denote moral and ethical fortitude.”

    (文学において、勇気のテーマは道徳的・倫理的な強さを示すために頻繁に登場する。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. courage(勇気)


    • 「勇敢さ」とほぼ同義ですが、精神的側面にフォーカスする傾向が強い。


  2. valor(武勇)


    • 特に戦場や武器を取るような場面での勇気を強調するときに使う。


  3. heroism(英雄的行為)


    • 他者を救うような、より崇高な行動に注目するときに使う。


反意語


  1. cowardice(臆病)


    • 「bravery」の真逆の意味。恐怖に負けて行動ができない性質。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語 (GA): /ˈbreɪvəri/

  • イギリス英語 (RP): /ˈbreɪvəri/

アクセント(強勢)の位置


  • 「bravery」の最初の音節 “bray” (breɪ) に強勢があります。

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • 大きな違いはほとんどありませんが、/r/ の発音の仕方が地域によって変わる場合があります。

  • アメリカ英語では /r/ がはっきりと発音され、イギリス英語では語末などで弱めになることがあります。

よくある発音の間違い


  • “bray” を /bra/ などと濁らせたり、母音を曖昧にしないよう注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “braveary” や “bavary” などと書かないように注意。

  2. 同音異義語との混同: 現在「bravery」と音の似た同音異義語はあまりありませんが、「brewery」(醸造所) と一部の音が似ているため、耳で聞くと混同する学習者がいるかもしれません。

  3. TOEICや英検での出題傾向:


    • 文意把握問題で「courage」「confidence」など類義語と区別する問題が出ることがあります。

    • 抽象名詞を具体的な文脈でどう使うかを問われることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ブラ(ブレイ) + very(とても)” のように音を区切ってイメージ

    「勇気を“とても(very)”“ブラ(音の響き)”で見せる」といったなんとなくの語呂合わせで覚えると印象に残りやすいかもしれません。

  • 関連ストーリー:「中世の騎士がドラゴンに立ち向かうときの勇敢さ(Bravery)」をイメージし、危険に立ち向かう姿を連想すると覚えやすいです。


以上が「bravery」の詳細解説です。普段の会話だけでなく、エッセイやスピーチなどフォーマルな場面でもしばしば用いられる便利な単語です。ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
bravery
意味(1)

勇敢,勇気

意味(2)

《文》華美,美装

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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