最終更新日:2025/07/13

Using too many words to express the same idea is redundant.

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同じ意味を表現するために余計な言葉を使うことは冗長です。

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元となった辞書の項目

redundant

形容詞

余計な; 冗長な, くどい; 豊富な; 〔英〕 解雇された, (労働力が)余剰な・余分な表現が多い・(物などが)余分な,必要以上の

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解説

形容詞 “redundant” の解説


1. 基本情報と概要

英単語: redundant

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): unnecessary because something else covers the same ground; surplus to requirements.

意味(日本語): 「余計な」「不要な」「重複している」という意味で、同じ内容を繰り返していて必要性がなくなっている状態を表します。「もう必要とされていない」「余分」といったニュアンスです。

「redundant」は主に「すでに他のもので十分にカバーされているので、そこにある必要がなくなったもの」を指すときに使われます。たとえば、文章やスピーチで同じ内容を繰り返している箇所があれば「redundant」と表現することがあります。


  • 活用形: 形容詞なので、比較級・最上級をつくる場合は “more redundant” / “most redundant”等を用いますが、実務ではあまり使われません。

  • 他の品詞: 名詞形に “redundancy” という言葉があります(例: There is a lot of redundancy in this text.)。

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2(中上級):日常的な話題だけでなく、抽象的な話題にも自由に対応するレベル。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語:特になし

  • 接尾語:-ant(形容詞をつくる接尾語の一つ)

  • 語幹:redund-(「あふれる状態、超過、豊富さ」の感覚をもつ “redundare”〈ラテン語〉が元)

派生語や類縁語


  • redundancy (名詞):重複、余剰

  • redundantly (副詞):冗長に、余分に

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “redundant information”「重複情報」

  2. “redundant system”「冗長システム」(特にIT分野でバックアップがあるシステム)

  3. “make someone redundant”「(英国で) 解雇する、リストラする」

  4. “redundant phrase”「冗長なフレーズ」

  5. “redundant data”「重複データ」

  6. “redundant code”「冗長コード」(プログラミングなど)

  7. “redundant words”「不要な単語」

  8. “become redundant”「不必要になる、リストラされる」

  9. “render something redundant”「~を不要にする」

  10. “technologically redundant”「技術的進歩によって不要になった」


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “redundare” (「あふれる、充満する、余分にある」の意味) に由来します。

  • 中世英語を経て、現代英語では「重複している」「余分な」という意味になりました。

ニュアンスと使用時の注意点


  • 「何かがすでに十分すぎる状態」を強調します。特に文章や発言が冗長なときや、組織で人員や機能が「余っている」状況を指すときなどに多用されます。

  • イギリス英語では「会社都合の解雇」のニュアンス(“to be made redundant”)もあります。

  • 口語・文書どちらでも使われますが、ビジネスや文書表現で目にする機会が多いです。フォーマル寄りの単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての役割: 名詞を修飾し、「重複している」「不要な」という意味を付与します。

  • 他動詞・自動詞の区別などは対象外ですが、“make someone redundant” という形で他の動詞と組み合わせられます。

  • “redundant” は可算名詞・不可算名詞を修飾することができますが、文脈によっては特定の形に変化しません。

一般的なイディオム


  • “be made redundant”: リストラされる、解雇される (主に英)

    例: “200 employees were made redundant last month.”

  • “redundant expression”: 余分な表現、冗長表現


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I think repeating the same story is redundant in this context.”

    (同じ話を繰り返すのは、この状況では余計だと思う。)


  2. “Don’t you feel this paragraph is redundant? We already covered this point.”

    (この段落、冗長だと思わない? もう同じポイントを説明したよね。)


  3. “That extra shelf might be redundant because we have plenty of storage space.”

    (その追加の棚は余計かもね、収納スペースはもう十分あるし。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to remove redundant steps in the approval process to save time.”

    (承認プロセスにある不要なステップを削除して時間を節約する必要があります。)


  2. “As the market changes, some positions become redundant and need to be reassessed.”

    (市場の変化に伴い、一部の職種が不要となり、再評価する必要があります。)


  3. “The report was too long and contained redundant data. Let’s summarize it.”

    (報告書が長すぎて重複データを含んでいました。要約しましょう。)


(3) 学術的な場面での例文


  1. “The paper’s methodology section included redundant details not necessary for understanding the results.”

    (その論文の方法論セクションには、結果の理解に必要ない冗長な詳細が含まれていた。)


  2. “To ensure stability, a redundant power supply was installed in the lab's equipment.”

    (安定性を確保するために、実験室の機器には冗長電源が設置された。)


  3. “In linguistics, certain redundant markers appear in some languages to reinforce meaning.”

    (言語学では、特定の言語に意味を強調するための冗長なマーカーが出現することがある。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. unnecessary(不要な)


    • “unnecessary” は「必要でない」という直接的な表現。


  2. superfluous(余計な)


    • かなりフォーマル。不要さが際立つニュアンス。


  3. surplus(余剰の)


    • 数量的に余っているニュアンス。


  4. needless(不必要な)


    • 「無駄な」というやや強い語感。


反意語 (Antonyms)


  1. necessary(必要な)

  2. essential(不可欠な)

  3. indispensable(欠かせない)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /rɪˈdʌndənt/


    • アクセントは第2音節「-dun-」の部分にあります。


  • アメリカ英語・イギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語の場合 [ɹ] がやや硬めに発音されることがあります。

  • よくある間違い: “redandant” のように “u” を抜かしてしまうスペルミスに注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “redundant” の “u” を忘れて “redandant”, “redundent” と書いてしまうことが多いので注意。

  • 同音・類似形の混同: “abundant”(豊富な)とスペルが似ている点に注意。“redundant” と “abundant” は意味が異なります。

  • 試験対策: TOEICなどのビジネス英語で、「リストラする」(make ~ redundant)や「冗長な」という文脈で出題される可能性があります。

  • 英検など: 高レベルで出題される語彙です。B2レベル以上を目指す人は覚えておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “re + dundant” で「再び + あふれるような」をイメージし、「あふれていて余分にあるからいらない」と覚えるとよいでしょう。

  • “redundant” → “リダンダント”とカタカナを当てるとやや長いですが、語尾 “-ant” に注意して「レ」 + 「ダン」 + 「ダント」で発音を確認するのもおすすめ。

  • 文章を書くときに「不必要にダラダラと重複していないか?」と意識する場面で思い出すと定着しやすいです。


「redundant」は、文章作成やビジネス文書、またはIT・技術分野でしばしば登場する重要な単語です。冗長性や不要性を指す表現としてさまざまな場面で使えるため、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
redundant
意味(1)

余計な; 冗長な, くどい; 豊富な; 〔英〕 解雇された, (労働力が)余剰な・余分な表現が多い・(物などが)余分な,必要以上の

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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