最終更新日:2025/10/09

I heard a peep coming from the nest.

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巣からピーピーという鳴き声が聞こえました。

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元となった辞書の項目

peep

IPA(発音記号)
名詞

(ひな鳥・ネズミなどの鳴き声の)ピーピー,チューチュー / 《単数形で》《話》不平,泣き言 / ピーピー(チューチュー)鳴く

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解説

以下では、名詞としての“peep”を、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “peep” (noun)

  • 日本語: 「うかがい見」「小さな音」「かすかな声」

「peep」は、誰かや何かをこっそりとのぞき見すること、または小さく短い音・声を指す意味の名詞です。「ピーピー」「ピーッ」という小鳥の鳴き声や、小さい子が出す声などにも使われます。状況によっては「小さくかすかな主張」のようにも使われます。

「チラッと見」「小さな鳴き声・音」というニュアンスを持ち、かわいらしい、あるいは隠れて行うような状況で使われる単語です。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形

名詞ですので、通常の可算名詞としての複数形は“peeps”になります。

ただ、“peep”という単語は動詞としても使われます。動詞の場合は“peep - peeped - peeped”のように活用し、「のぞき見する」「チュンチュン(ピーピー)鳴く」といった意味になります。

他の品詞への変化


  • 動詞 “to peep”: 「のぞき見する」「(小鳥のように)さえずる」


    • 例: “He peeped through the keyhole.”(彼は鍵穴からのぞき見した)


  • 名詞 “peeper”: 「のぞき魔/のぞき見る人」を指すスラング的用法(あまり一般的ではありませんが、見かけることがあります)

CEFRレベルの目安

“peep”は日常会話に頻出するわけではありませんが、物語や子ども向けの本などで扱われることがあります。レベルとしては B1(中級)~ B2(中上級)程度の単語として学習者にとってはやや難しい単語と言えるでしょう。


  • B1: 中級 → 基礎的な英単語や表現を把握して、話題によっては応用できる段階。

  • B2: 中上級 → より幅広い話題を理解し自分の言葉で話せるようになる段階。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

“peep”は特定の接頭語や接尾語がついているわけではなく、単独で成立する短い単語です。

派生語や関連語


  • “to peep” (動詞): 「こっそり見る」「のぞく」

  • “peeping Tom”: のぞき魔を指す俗語的表現

  • “a peep out of (someone)”: 「(誰かが)声を発すること」(否定文で “He didn't make a peep.” のように使い、「声をまったく出さなかった」というニュアンスを表現します)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


  1. “take a peep at …”

    「…をちらりと見る」

  2. “have a peep”

    「ちらりと見る、こっそりのぞく」

  3. “not a peep”

    「全く声を出さない、一言も言わない」

  4. “peep of dawn”

    「夜明けのほんの微かな光」

  5. “give a peep”

    「短い音を出す、言葉を少しだけ言う」

  6. “peep through the window”

    「窓からのぞく」

  7. “without a peep”

    「一言も言わずに」

  8. “peep out”

    「(少しだけ)顔や様子を覗かせる」

  9. “not a peep from (someone)”

    「(誰かからの)何の返事もない」

  10. “a peep behind the curtain”

    「舞台裏をちらりとのぞく、(秘密を)少しだけ見る」


3. 語源とニュアンス

語源

“peep”は中期英語(Middle English)頃から見られ、擬音語的な起源を持つと考えられています。小鳥のさえずりや小さな音を表すオノマトペ(擬音語)から派生して、「こっそり見る」や「小継ぎの音」などの意味が生まれたと考えられています。

微妙なニュアンスや感情的な響き


  • 小さくて控えめ:大きな主張や堂々とした行動ではなく、隠れて行う感じが強い。

  • かわいらしさ:小鳥の鳴き声や赤ちゃんの声を連想させるため、愛らしいニュアンスが出ることも多い。

使用時の注意点


  • 「のぞき見」の意味合い:適切でないシーンで使うと、行動としてはプライバシー侵害のニュアンスが生まれることがあるので注意が必要。

  • 情報量の少なさ:言葉や声、行動などが「ほんの少しだけ」だというニュアンスがこもる。

カジュアルかフォーマルか


  • “peep”はどちらかといえばカジュアルな単語です。 文章でも使えますが、フォーマルな文書ではあまり見かけません。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文やイディオム


  • “Not a peep was heard.”

    「一言も聞こえなかった」

  • “He didn’t say a peep.”

    「彼は一言も言わなかった」

使用シーン


  • カジュアルな会話:日常のちょっとした「のぞき見」「小さな声」などを表現したいとき。

  • ストーリーや描写:童話や小説などで、鳥や動物、赤ん坊などの小さな鳴き声を表現する際。

  • フォーマルな文脈ではあまり使用されない。

名詞としての可算・不可算


  • 可算名詞として扱われます。「ひとつの小声」「ひとかけらののぞき」のように、回数や形をカウントする場合は “peeps” と複数形になります。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル) の例文3つ


  1. “I just took a quick peep at my phone to see what time it was.”

    (ちょっと今何時か確認するために携帯をちらっと見ただけなんだ。)


  2. “Don’t make a peep while the baby’s sleeping.”

    (赤ちゃんが寝ている間は、声を立てないでね。)


  3. “She gave a little peep of surprise when she saw the gift.”

    (彼女はプレゼントを見て、小さな驚きの声を上げた。)


ビジネス (少しフォーマル寄り) の例文3つ


  1. “Not a peep has been heard from the client regarding our proposal.”

    (提案に関して、クライアントからは何の反応もありません。)


  2. “I took a peep at the competitor’s product for market research.”

    (市場調査のために、競合他社の製品をちらりと見ました。)


  3. “He never uttered a peep during the entire meeting.”

    (彼はミーティングの間、一言も発言しませんでした。)


学術的/公的な文脈の例文3つ


  1. “The study offers a peep into the early stages of language acquisition in infants.”

    (その研究は、乳児の言語習得の初期段階をちらりとのぞかせてくれるものだ。)


  2. “Researchers managed to capture a peep of the rare bird species in their natural habitat.”

    (研究者たちは、その希少な鳥の種を自然の生息地で一瞬だけ観察することに成功した。)


  3. “Historical documents provide a peep into the lives of ordinary citizens in medieval times.”

    (歴史的文書は、中世時代における一般市民の生活を少しだけのぞかせてくれる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “peek” (のぞき見)


    • “peek”は「ちらっと見る」を意味する動詞・名詞。より短く一瞬な感じ、秘密めいたニュアンスは似ています。


  2. “glimpse” (ちらりと見ること)


    • 「ちらりと見る、目に入る」という意味。意図せず目に入る場合でも使えます。


  3. “look” (見ること)


    • ごく一般的な「見る」。ニュアンスとしては「peep」ほど隠密感はなく、幅広い意味があります。


反意語 (Antonyms)


  • “gaze” (じっと見る)


    • 長い時間見つめる、はっきり見ている感じで、こっそり感のある“peep”と対照的。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • イギリス英語 (BrE): /piːp/

  • アメリカ英語 (AmE): /piːp/

どちらも長い「ピー」という音です。よくある間違いとしては短い [pɪp] とすることや、「ピープ」と余分に伸ばしすぎたりすることが挙げられますが、正しくは [piːp] で長めの「ピー」音です。

アクセント


  • 1音節語なので、特にアクセントの移動はなく、/piːp/ と平坦に発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “peep”を“peap”などと書き間違えることがあるので注意。

  2. 同音異義語: “peep”と同じ発音の単語は特にありませんが、“pip” (/pɪp/) は別単語なので、子音母音に注意。

  3. “peek”と“peep”の混同: どちらも「のぞき見る」のニュアンスがあるため混同されやすいですが、用法は少し異なります。

  4. 資格試験での出題: センテンス内で「静かに見る」「声を出さない」の意味合いを問う文脈で登場する場合がありますが、頻出度はそれほど高くありません。単語レベルの問題として注意しておくと、文脈理解の助けになります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  1. 「ピーピー」や「ピヨピヨ」の音を思い浮かべると、鳥や赤ちゃんの小さな音を連想しやすいです。

  2. “peep” = 「こっそり見る → 小さい音を出す → 秘密めいたイメージ」と関連付けて覚えましょう。

  3. “peek” のスペルとよく似ているので、「ee」の発音の長い “ピ~”で始まり、“p”で終わる「短い音(peep)」をイメージ強化すると間違いを減らせます。


以上が名詞“peep”の詳しい解説です。特有の「こっそり」と「小さな声・音」というニュアンスをうまく使いこなすと、表現の幅が広がります。ぜひ、例文やコロケーションと併せて覚えてみてください。

意味のイメージ
peep
意味(1)

(ひな鳥・ネズミなどの鳴き声の)ピーピー,チューチュー

意味(2)

《単数形で》《話》不平,泣き言

意味(3)

ピーピー(チューチュー)鳴く

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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