indulge
〈欲望など〉を満足させる / 〈人〉の思いのままにさせる / 〈子供など〉を甘やかす / 《...に》ふける, 《...を》楽しむ《in ...》 / (欲望などを) 満足させる
1. 基本情報と概要
単語: indulge
品詞: 動詞 (verb)
意味(英語): to allow oneself or someone else to have or do something they enjoy; to give in to one's desires
意味(日本語): 自分自身(または他の人)にとって快いことを許す、欲望・気ままにふける、喜ばせる
「indulge」は「ついつい甘やかす、あるいは欲求に身をまかせる」というニュアンスの動詞です。たとえば、お菓子や趣味など、ちょっとした楽しみにふけるときに使われます。
活用形
- 現在形:indulge
- 過去形:indulged
- 過去分詞:indulged
- 現在分詞 / 動名詞:indulging
- 現在形:indulge
他の品詞形
- 形容詞:indulgent(甘やかすような、寛大な)
- 名詞:indulgence(甘やかし、耽溺、嗜好など)
- 形容詞:indulgent(甘やかすような、寛大な)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
- B2:中上級レベル。実用的な文章や会話に出てくる少し抽象的な単語が理解・使用できるレベル。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語「in-」: 「~の中に」「~へ」といったニュアンスを持つことが多い。
- 語幹「dulge」: ラテン語の “indulgēre” から来ており、「優しく扱う」や「許す」のような意味。
- 接頭語「in-」: 「~の中に」「~へ」といったニュアンスを持つことが多い。
派生語・関連性:
- indulge → indulgence (名詞形)
- indulge → indulgent (形容詞形)
- self-indulgent (形容詞): 「自己満足に浸る、好き勝手する」
- indulge → indulgence (名詞形)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- indulge in sweets(お菓子にふける)
- indulge in a luxury spa(贅沢なスパを堪能する)
- indulge in shopping(買い物を存分に楽しむ)
- indulge in a hobby(趣味に夢中になる)
- indulge one's children(子どもを甘やかす)
- indulge yourself with dessert(デザートで自分を甘やかす)
- indulge a craving(欲求を満たす)
- indulge in daydreaming(夢想にふける)
- indulge in fine dining(高級料理を堪能する)
- indulge in a glass of wine(ワインを一杯楽しむ)
- indulge in sweets(お菓子にふける)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語 “indulgēre” から派生し、「寛容である、許す」という意味を含んでいます。中世フランス語などを経て、現在の「甘やかす、欲求を満たす」ニュアンスへと変化しました。
ニュアンス・使用上の注意:
- 「自分を甘やかす・楽しみにふける」というややポジティブあるいは親しみのある響きがありますが、度を越すと「やりすぎ」感を伴うこともあります。
- 「子どもを甘やかす」のように、肯定的でも否定的でも使えるため、文脈に注意が必要です。
- カジュアルからフォーマルまで幅広い場面で使用可能ですが、文語表現よりも会話や文章の中で柔軟に使われることが多いです。
- 「自分を甘やかす・楽しみにふける」というややポジティブあるいは親しみのある響きがありますが、度を越すと「やりすぎ」感を伴うこともあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- indulge in + 名詞/動名詞 … 「~にふける」
例: I indulged in watching movies all weekend. - indulge + 目的語(人) + with + 物 … 「(人)を(物)で甘やかす / 喜ばせる」
例: She indulged her mother with a lavish dinner. - indulge + oneself … 「自分を甘やかす」
例: He decided to indulge himself on his birthday.
- indulge in + 名詞/動名詞 … 「~にふける」
使用シーン:
- カジュアル: 「デザートを食べ過ぎた」など。日常的な会話でよく使う。
- フォーマル: 書き言葉でも使用可能。「彼女はたびたび子どもたちの欲求を満たしすぎる」など。
- カジュアル: 「デザートを食べ過ぎた」など。日常的な会話でよく使う。
文法ポイント:
- 他動詞としても自動詞としても使われるが、多くの場合「indulge in (何か)」という構文が一般的。
- 他動詞としても自動詞としても使われるが、多くの場合「indulge in (何か)」という構文が一般的。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I’m going to indulge in some chocolate cake tonight.”
(今夜はチョコレートケーキを堪能するつもり。) - “Why not indulge yourself a little? You deserve a break.”
(少し自分を甘やかしてみたら?休むに値するわよ。) - “I love to indulge in a long bath after a hard day’s work.”
(一日の仕事を終えたら、長いお風呂でゆっくりするのが大好き。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “He tends to indulge in coffee breaks a bit too often.”
(彼はコーヒーブレイクを少し取りすぎるきらいがある。) - “The company decided to indulge its employees with a year-end bonus.”
(その会社は従業員に年末ボーナスを出すことで甘やかす/喜ばせることにした。) - “Don’t indulge in personal matters during an important meeting.”
(大事な会議中に私用なことにふけるのはやめましょう。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
- “Researchers should not indulge in speculative conclusions without sufficient evidence.”
(研究者は十分な証拠がない推測的な結論にふけってはならない。) - “Senior management refused to indulge in any form of corporate favoritism.”
(上層部はいかなる形の社内のえこひいきにも加担しないと表明した。) - “The article warns not to indulge in sensationalism when reporting scientific data.”
(その論文は、科学的データを報道する際にセンセーショナリズムに走ってはならないと警告している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- spoil(甘やかす、台無しにする)
- 「子どもを甘やかす」ようなイメージ。「甘やかしすぎてダメにする」というニュアンスも含む。
- 「子どもを甘やかす」ようなイメージ。「甘やかしすぎてダメにする」というニュアンスも含む。
- pamper(甘やかす、特別扱いする)
- 「丁重にもてなす、リラックスさせる」という意味合いが強い。
- 「丁重にもてなす、リラックスさせる」という意味合いが強い。
- yield to(~に屈する、~に身を任せる)
- 差し迫った欲求・誘惑に「屈して」しまう感じ。よりフォーマル。
- 差し迫った欲求・誘惑に「屈して」しまう感じ。よりフォーマル。
- bask in(浴する、浸る)
- 主に「光や喜びなど」に浸るときに用いられる。
- 主に「光や喜びなど」に浸るときに用いられる。
- treat oneself to(~を自分におごる、自分を楽しませる)
- 「自分へのご褒美」というイメージが強い表現。
- spoil(甘やかす、台無しにする)
反意語(Antonyms)
- resist(抵抗する): 欲求を我慢するという反対の意味。
- deny oneself(~を自制する): 自分に許さない。
- resist(抵抗する): 欲求を我慢するという反対の意味。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語 (AE): /ɪnˈdʌldʒ/
- イギリス英語 (BE): /ɪnˈdʌldʒ/
- アメリカ英語 (AE): /ɪnˈdʌldʒ/
強勢(アクセント)の位置
- 第2音節の “-dul-” に強勢がきます: in-DULGE
よくある発音の間違い
- “-dul-” を /dʒ/ ではなく /g/ や /dz/ と濁らせず、しっかり /dʒ/ で発音する。
- アクセントが最初に来ると「IN-dulge」と微妙に違和感が出るので注意。
- “-dul-” を /dʒ/ ではなく /g/ や /dz/ と濁らせず、しっかり /dʒ/ で発音する。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
- ×「induldge」や「indudge」と書いてしまう誤りが多い。
- 「u」の後に「l」一文字のみ、「d」も一文字であることに注意。
- ×「induldge」や「indudge」と書いてしまう誤りが多い。
- 同音異義語との混同:
- とくに似た音の単語はあまりありませんが、音が似ている “indulge” と “indulgent” の使い方の違いに注意。
- とくに似た音の単語はあまりありませんが、音が似ている “indulge” と “indulgent” の使い方の違いに注意。
- TOEICや英検などの出題傾向:
- 「感情表現」「願望表現」を問う文脈で登場する場合がある。特に「~を自由に楽しむ」「~にふける」の表現を理解しているかどうかを問う。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- スペリングの覚え方: 「in(中に)+ dul(甘い印象のダル)+ ge(ジ)」と小分けにして覚えると混同しにくいです。
- イメージ: 「(in) 中に入り込んで、(dul) うっとり甘く、(ge) 自分を解放する」ような発想で覚えると、実際に「自分を甘やかす」イメージに結びつきます。
- 勉強テクニック:
- 「indulge in ○○」というフレーズで覚えると、実際の会話で使いやすい。
- 何か誘惑に「ふけりたい」「楽しみたい」という表現が出てきたときに、すぐに “indulge” を思い浮かべられるよう、実際に自分の趣味などに置き換えて練習すると定着しやすいです。
- 「indulge in ○○」というフレーズで覚えると、実際の会話で使いやすい。
以上が “indulge” の詳細解説です。「誘惑に負けて楽しむ」「我慢せず自分にご褒美をあげる」という文脈でよく使われる単語なので、ぜひいろいろなシーンで使ってみてください。
〈欲望など〉‘を'満足させる;〈人〉‘の'思いのままにさせる
〈子供など〉‘を'甘やかす
《...に》ふける, 《...を》楽しむ《in ...》
(欲望などを)満足させる,(…を)思いのままにする《+in+名(do*ing*)》