最終更新日:2025/10/29

She was indifferent to his opinion.

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彼女は彼の意見に関心がなかった。

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元となった辞書の項目

indifferent

形容詞

(人が)『関心のない』,無頓着な,冷淡な / よくも悪くもない,平均的な

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解説

以下では、英単語 indifferent を、学習者の方にもわかりやすいように、9つの観点でできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英単語

indifferent

品詞

形容詞 (adjective)

意味(英語)

• Having no particular interest or sympathy; unconcerned.

• Neither good nor bad; mediocre.

意味(日本語)

• 無関心な、興味や関心がない

• どちらでも同じ、可もなく不可もない

「indifferent」は、他人や物事について「特に興味がない」「気にしていない」というニュアンスの表現です。何かに対して“どちらでも良い”や“関心がない”ときに使われます。

活用形

形容詞のため、基本的に「indifferent」の形で用います。比較級や最上級は通常あまり使われませんが、形容詞の規則に従って以下のように作れます。

• 比較級: more indifferent

• 最上級: most indifferent

その他の品詞形

• 名詞形: indifference (無関心、無頓着)

• 副詞形: indifferently (無関心に、気にかけずに)

難易度(CEFRレベル)

• B2(中上級)レベル

→ 「indifferent」は少し抽象的で、感情や態度に言及するときによく使われ、説得力を持たせたり客観的なトーンを加えたりするときに取り入れる表現です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: in-


    • 「not」の意味を持ち、否定を表します。


  • 語幹・由来: different


    • 「違う」という意味。ここでは「違いがない」というニュアンスを強調する使い方になっています。


「in + different」で「違いがない」→「区別できない」「興味がない」、つまり「無関心」という意味に変化しました。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. be indifferent to ~(~に無関心である)

  2. remain indifferent to ~(~に対して依然として無関心である)

  3. seem indifferent about ~(~に関して無関心そうに見える)

  4. feel indifferent toward ~(~に対して無関心だと感じる)

  5. largely indifferent(大部分において無関心である)

  6. indifferent attitude(無関心な態度)

  7. grow indifferent(無関心になっていく)

  8. utterly indifferent(全く無関心)

  9. indifferent spectator(無関心な傍観者)

  10. indifferent response(無関心な反応)

いずれも、「何かに対して心が動かない」という意味合いで使われます。


3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語の「indifferēns」(in-「否定」+ differre「異なる」)が由来です。

もともとは「よしあしの差がない」「善悪に関わらない」という意味合いで使われていました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 感情的に反応しない、関心がないということを表し、「冷たい」「興味を持てない」ニュアンスを伝えます。

  • 人や物事に対して強い感情や好悪がない場合に用いるため、「冷淡」とほぼ同じように感じられる場合もあります。

  • カジュアルな会話でも使えますが、ビジネス文章やフォーマルな文書の中でも、相手がある問題に対して「無関心である」ことを批判したり客観的に述べたりする場合に用いられます。


4. 文法的な特徴と構文

形容詞としての使い方

「be + indifferent to + 名詞/動名詞」などで、何かに対して無関心であるという文を作ることが多いです。


  • The manager is indifferent to her employees’ suggestions.

    (そのマネージャーは従業員の提案に無関心だ。)

「他動詞/自動詞」の区別は不要で、形容詞として用いられる点が主です。

使用シーン


  • フォーマル・カジュアルともに用いられますが、論文や意見文など、書き言葉で使うとよりフォーマルな印象を与えます。

  • 口語でも「I’m indifferent to it.」といった形で使われることがありますが、その場合は「自分は興味がない」「どちらであっても構わない」というスタンスを示すので、やや冷淡に聞こえるかもしれません。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例文3つ


  1. I’m indifferent to sports; I don’t really watch any games.


    • (私はスポーツに無関心なんだ。特に試合も見ないよ。)


  2. They seemed indifferent to the party theme; they showed up in casual clothes.


    • (彼らはパーティーのテーマに興味がなさそうだった。普通の服装で来ていたよ。)


  3. He’s indifferent about what we have for dinner, so I’ll just pick something.


    • (夕食を何にするか彼は関心がないみたいだから、私が適当に選ぶね。)


ビジネスシーンでの例文3つ


  1. The board of directors appeared indifferent to the concerns raised by the employees.


    • (取締役会は、従業員からの懸念に対して無関心のように見えた。)


  2. If our competitors are indifferent to market trends, they might lose their edge.


    • (もし競合他社が市場の動向に無関心ならば、競争力を失ってしまうかもしれません。)


  3. A customer service representative should never be indifferent to client complaints.


    • (カスタマーサービスの担当者は、お客様の苦情に対して決して無関心であってはならない。)


学術的・フォーマルな文脈での例文3つ


  1. Many individuals remain indifferent to climate change due to a lack of direct impact on their daily lives.


    • (多くの人々は、日常生活への直接的な影響がないため気候変動に無関心のままでいる。)


  2. Society’s progress is hindered when citizens grow indifferent to political engagement.


    • (国民が政治参加に無関心になると、社会の進歩は妨げられる。)


  3. The researcher noted that participants were surprisingly indifferent to the survey’s sensitive questions.


    • (研究者は、参加者がアンケートの敏感な質問に全く無関心であることに驚いたと指摘した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(類似の意味を持つ単語)


  1. apathetic(無感覚な、無情な)


    • より強く「興味も感情も薄い」ことを表します。


  2. uninterested(興味がない)


    • 「好きではない」「関心が湧かない」という点で「indifferent」と近いです。


  3. unconcerned(心配しない、関心を持たない)


    • 「自分の問題として捉えない」という意味合いが強いです。


  4. nonchalant(無頓着な、平然としている)


    • 余裕があるように見せる意味合いが入り、ややクールでおしゃれな雰囲気を感じる場合もあります。


反意語(反対の意味を持つ単語)


  1. interested(興味を持っている)

  2. concerned(懸念している、心配している)

  3. engaged(積極的に関わっている)


7. 発音とアクセントの特徴

IPA(国際音声記号)

• イギリス英語 (RP): /ɪnˈdɪf.ər.ənt/

• アメリカ英語 (GA): /ɪnˈdɪf.ɚ.ənt/

強勢(アクセント)の位置

• “di” の部分に強勢がきます (in-DIF-fer-ent)

よくある発音の間違い


  • 「イ」ではなく「イン」で始まり、アクセントがdifに来る点がポイントです。

  • 末尾の「-ent」が強くならず、弱く「-ント」のように発音されがちです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • 「indifferent」の綴りが長く、i-d-i-f-f-e-r-e-n-t とfが重なる部分でまちがえるケースが多いです。


  2. 「違い (difference)」 と混同:


    • 「indifference (無関心)」は「違い・差」を意味する「difference」とスペルが似ているため混乱しないようにしましょう。


  3. 試験での出題:


    • TOEIC・英検などで、文意を問う問題や読解問題の選択肢として「indifferent」が登場する場合があります。文脈で「興味がない」「どちらでも良い」というニュアンスを掴むようにしてください。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「in + different = 違いがない」→「差がないから興味もわかない」

  • 性能の差を実感できなければ「どっちでもいいや」と思う感覚をイメージすると覚えやすいです。

  • スペルを覚えるときは「in - dif - fe - rent」と3〜4つに区切って声に出してみると間違いが減ります。


以上が、形容詞 indifferent の詳細解説です。「関心がない」「どちらでもいい」という態度を表したいときに、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
indifferent
意味(1)

(人が)関心のない,無頓着な,冷淡な

意味(2)

よくも悪くもない,平均的な

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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