最終更新日:2025/10/05
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炎が風に舞った。

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元となった辞書の項目

flame

名詞

〈U〉〈C〉《しばしば複数形で》『炎』 / 〈U〉炎のような輝き;炎色 / 〈C〉《おもに文》(…の)(燃えるような)情熱,激情《+『of』+『名』》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: flame

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): A hot, bright stream of burning gas that comes from something that is on fire.

意味(日本語): 炎。火が燃えているときに出る、明るく熱を持ったガスの流れのことです。

「flame」は、何かが燃えているときに見える明るい炎を指します。実際の物理的な炎のことをいうだけでなく、比喩的に「強い怒り」「激しい感情」などを表すこともあります。「彼は怒りの炎を燃やしている」のように、情熱や感情を強調するときにも使われます。

CEFRレベル: B2(中上級)

比較的よく使われる単語ですが、日常会話〜抽象的・文学的な表現まで幅広く使われるため、中上級レベルとして学習すると理解が深まります。

活用形:


  • 単数形: flame

  • 複数形: flames

他品詞になる例:


  • 動詞形 (to flame): 「燃え上がる」「炎を上げる」「(インターネットで) 相手を攻撃するような投稿をする」などの意味になります。

    例) The fire flamed up suddenly. (火が突然燃え上がった)

  • 形容詞形 (flaming): 「燃え上がる」「燃えるように赤い」「価値観や感情が激しい」などのニュアンスがあります。

    例) a flaming torch (燃え上がるたいまつ)


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: 「flame」は特に明確な接頭語・接尾語を含まない、ラテン系由来の語幹です。

  • 派生語・類縁語


    • flammable (形容詞): 可燃性の

    • inflame (動詞): 炎症を起こさせる、激しい感情を引き起こす

    • inflammation (名詞): 炎症


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. burst into flame → 「突然炎を上げる」

  2. go up in flames → 「炎上する、焼失する」

  3. fan the flames → 「炎を煽る、感情を煽る」

  4. die down to a flame → 「(炎が)小さくなる、鎮まる」

  5. flame of passion → 「情熱の炎」

  6. extinguish a flame → 「炎を消す」

  7. feed the flames → 「炎を大きくする、事態を悪化させる」

  8. flame color → 「炎色」(科学実験などで使われる言い方)

  9. dancing flames → 「揺らめく炎」

  10. hold a flame for someone → 「(主に比喩的に) 誰かに想いを寄せ続ける」


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の “flamma” (炎) に由来し、古フランス語 “flam(m)e” を経由して中英語に入ってきました。

歴史的には「燃えているものの可視的な部分」を表す意味から、情熱や激しい感情の象徴としても使われてきました。

ニュアンス:


  • 物理的な「実際の炎」の意味が最も基本的です。

  • 感情を示す「炎(ほのお)」として比喩的に使われることもしばしばあります。

  • 文語的・詩的な表現として感情を強調するニュアンスを持つ場合もあります。

  • 日常会話で「炎」としてももちろん使えます。

使用時の注意: 「flame」は比喩的に使うと大げさに聞こえることもしばしばあるので、カジュアル・フォーマルどちらでも使えますが、状況に応じて使い分けが必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞: flame は、通常「炎のひとつ・炎の形」などを区別するときに扱われます。そのため可算名詞として複数形 (flames) で使うことも多いです。


    • 例) The flames were dancing in the fireplace. (暖炉の中で炎が揺れていた)


  2. 構文例:


    • “(something) burst into flames” → (何かが) 炎上する

    • “(feel) the flame of (emotion)” → (感情)の炎を感じる


  3. イディオムや定型表現


    • “old flame” → 昔の恋人

    • “fan the flames” → 感情などをあおる (直訳は「炎を扇ぐ」)



5. 実例と例文

以下は、さまざまなシーンで使われる例文です。

日常会話 (3例)


  1. “Be careful around the candle; the flame is very high.”

    (ろうそくに気をつけてね。炎がけっこう高いから。)


  2. “The flames in the fireplace make the living room feel cozy.”

    (暖炉の炎がリビングを居心地よくしてくれるね。)


  3. “I love watching the dancing flames at a campsite.”

    (キャンプ場で揺れ動く炎を見ているのが好きだよ。)


ビジネスシーン (3例)


  1. “After the lab accident, the flames had to be extinguished immediately.”

    (研究室での事故の後、炎はすぐに消火しなければならなかった。)


  2. “The manager tried to calm everyone down, but his harsh words only fanned the flames of dissent.”

    (マネージャーは皆を落ち着かせようとしたが、彼の厳しい言葉は不満の炎を煽るだけだった。)


  3. “We must keep the flame of innovation alive in our company.”

    (我が社では革新の炎を絶やさないようにしなければなりません。)


学術的な文脈 (3例)


  1. “The substance changed color when exposed to a Bunsen burner flame.”

    (ブンゼンバーナーの炎にさらしたとき、その物質は色が変わった。)


  2. “Flame tests are commonly used in chemistry to identify metal ions.”

    (炎色反応は、化学では金属イオンを識別するためによく使われる。)


  3. “Researchers observed the flame’s behavior under microgravity conditions.”

    (研究者は微小重力下での炎の挙動を観察した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. fire (火) → 一般的に火全般を指す。flameの一部ではなく、より広い概念。

  2. blaze (炎、強い火) → 大きく激しく燃える炎。より勢いが強いニュアンス。

  3. glow (仄かな光) → 炎そのものではなく、熱や光が発している状態。

反意語 (Antonyms)


  • extinguishment (消火) → 「炎を消すこと」を表す動作名詞。

  • coolness (冷却, 冷たさ) → 炎や熱の反対概念として「冷たさ」を表す。

ニュアンスの違い:


  • 「flame」は主に見た目としての炎を強調します。

  • 「fire」は燃えている状態そのものを指し、「火事」にも使える幅広い単語です。

  • 「blaze」は勢いが強い炎という印象があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /fleɪm/

  • アクセント: 「フレイム」(最初の母音にアクセント)

  • 発音の違い: アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。どちらも [fleɪm] と発音します。

  • よくある間違い: 語末を [flɪm] など短い音で切ってしまう発音ミスに注意しましょう。「エイ」の二重母音をはっきりと発音すると通じやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「frame」(枠)と間違えやすいので注意。

  2. 同音異義語との混同: “flame” と似た発音の同音異義語はありませんが、“flair”や“flare”など、似たスペルの単語と混同しがちです。

  3. 試験での出題傾向: TOEICなどのリーディングで、比喩的表現でも「inflame」「flamboyant」など関連語が問われることがあります。英検でも読解や文脈問題で「炎」や「情熱」を示す単語として登場することがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「flame」の中に含まれる “lame” (足が不自由な) とは関係がないので混同しないように。

  • 「燃えるような気持ち」や「燃え上がる」というイメージを思い浮かべると覚えやすいです。

  • スペリングは「f-l-a-m-e」。

  • 「ファイヤー(fire)」より鮮やかな“燃え上がる炎”をイメージするとニュアンスがつかみやすいでしょう。

学習するときは、実際に火を見たり炎の写真を見ながら覚えるとビジュアルと結びついて忘れにくくなります。

意味のイメージ
flame
意味(1)

〈U〉〈C〉《しばしば複数形で》

意味(2)

〈U〉炎のような輝き;炎色

意味(3)

〈C〉《おもに文》(…の)(燃えるような)情熱,激情《+of+

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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