fire brigade
1. 基本情報と概要
単語: fire brigade
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A group of people trained to extinguish fires and rescue people from dangerous situations.
意味(日本語): 火災を消火したり、人命救助を行ったりするために訓練された人々の集まり(消防隊)。
「fire brigade」は主にイギリス英語で使われる表現で、アメリカ英語では “fire department” と言うのが一般的です。日本語の「消防隊」にあたり、「こういう場面で使われる」「こういうニュアンスがある」など、具体的にいうと、火災や救助活動現場で活躍する公的機関やその隊員のことを指します。
- 活用形: 名詞のため、いわゆる動詞のような活用形はありません(単数形 “fire brigade”、複数形 “fire brigades”)。
- 他の品詞形: 直接的にはありませんが、形容詞で “fire-brigade” のように一部表現されることはごくまれにあります。
CEFRレベル: B1(中級)
英語学習がある程度進んだ段階で出てくる単語です。A1・A2レベルではあまり登場せず、ニュース記事や日常会話で出てくる場合があるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- fire + brigade
- “fire” (火) と “brigade” (隊、団) が合わさった複合名詞です。
- fire + brigade
関連語:
- fire department (米)
- firefighting (消火活動)
- firefighter (消防士)
- fire department (米)
コロケーションや関連フレーズ 10 個
- call the fire brigade(消防隊を呼ぶ)
- the local fire brigade(地元の消防隊)
- volunteer fire brigade(ボランティア消防隊)
- fire brigade headquarters(消防隊本部)
- fire brigade officers(消防隊員)
- join the fire brigade(消防隊に入る)
- a rapid response by the fire brigade(消防隊の迅速な対応)
- a fire brigade drill(消防隊の訓練/避難訓練)
- deploy the fire brigade(消防隊を派遣する)
- reliance on the fire brigade(消防隊への依存)
- call the fire brigade(消防隊を呼ぶ)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- “fire” は古英語 “fȳr” から派生した単語で、「火」の意味。
- “brigade” はフランス語の “brigade” (部隊、隊列)に由来し、さらにイタリア語の “brigata” にさかのぼります。
- “fire” は古英語 “fȳr” から派生した単語で、「火」の意味。
- 歴史的背景:
- 都市が拡大する過程で火災被害を食い止める専門的な組織が必要とされ、19世紀ごろから英国を中心に “fire brigade” という名前が定着してきました。
- ニュアンス・使用時の注意点:
- “fire brigade” はイギリスや英連邦圏で一般的。
- フォーマル・インフォーマル問わず、広く使用されますが、アメリカ英語の文脈では “fire department” のほうが自然です。
- “fire brigade” はイギリスや英連邦圏で一般的。
4. 文法的な特徴と構文
- 文法上のポイント:
- 名詞(可算): “a fire brigade” (単数)、 “two fire brigades” (複数)
- 主に「the fire brigade」と特定の機関を指して使われる場合が多い。
- 名詞(可算): “a fire brigade” (単数)、 “two fire brigades” (複数)
- よく使われる構文・イディオム:
- “The fire brigade was called.”(消防隊が呼ばれた)
- “We need the fire brigade here immediately.”(すぐに消防隊が必要だ)
- 文章・会話ともに使えますが、文脈によっては “fire department” との使い分けが求められます。
- “The fire brigade was called.”(消防隊が呼ばれた)
5. 実例と例文
(1) 日常会話
“I smell smoke! Should we call the fire brigade?”
「煙のにおいがする! 消防隊を呼ぶべきかな?」“The fire brigade arrived within five minutes.”
「消防隊は5分以内に到着したよ。」“My cousin joined the fire brigade last year.”
「私のいとこは去年消防隊に入隊したんだ。」
(2) ビジネスシーン
“We are required by law to conduct regular fire brigade drills.”
「法律により、定期的な消防訓練が義務付けられています。」“The local fire brigade provided training sessions for our employees.”
「地域の消防隊が社員向けの研修を実施してくれました。」“Our fire safety policy ensures close cooperation with the fire brigade.”
「当社の防火対策方針では消防隊との緊密な連携を確保しています。」
(3) 学術・マスコミなどの文脈
“Historical records show that early fire brigades were often voluntary.”
「歴史的記録によると、初期の消防隊はしばしばボランティアだったことが分かっています。」“The efficiency of the city’s fire brigade has been studied extensively in recent years.”
「近年、その都市の消防隊の効率性について広範囲な研究が行われています。」“Modern fire brigades rely heavily on advanced technology to combat large-scale fires.”
「現代の消防隊は大型火災に対抗するため、先端技術に大きく依存している。」
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語:
- “fire department”(消防署、消防隊): 主にアメリカ英語。
- “fire service”(消防機関): イギリス英語や公的ドキュメントで使われることがある。
- “fire department”(消防署、消防隊): 主にアメリカ英語。
これらはほぼ同じ意味ですが、地域によって使われ方が異なります。
- 米国: “fire department”
英国: “fire brigade” / “fire service”
- 反意語:
- 反意語:
消防隊の反意語というものは直接はありませんが、形としては “arsonist” (放火犯)など関係する反対の概念を持つ単語があります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- イギリス英語: /ˈfaɪə brɪˌɡeɪd/
- アメリカ英語: /ˈfaɪər brɪˌɡeɪd/
- イギリス英語: /ˈfaɪə brɪˌɡeɪd/
- アクセント:
- 第一音節 “fire” の “faɪ(ア)” に強勢が置かれます。
- “brigade” の “-ade” にもやや強勢を感じますが、全体的には “fire” の方が強めです。
- 第一音節 “fire” の “faɪ(ア)” に強勢が置かれます。
- よくある発音の間違い:
- “fire” の “r” を曖昧にしてしまう。
- “brigade” の発音で /briˈɡɑːd/ のように伸ばしすぎる。
- “fire” の “r” を曖昧にしてしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “brigade” を “brigate” と書いてしまうなどのミス。
- 同音異義語との混同: 直接的にはありませんが、“fire” 部分で “fair” と混同しないように注意。
- 試験対策: TOEICや英検ではあまり細かく問われる単語ではありませんが、英国英語のリスニングやリーディングで見かけることがあります。米英の表現差異について知っているかどうかを確認する問題が出る場合もあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “fire brigade” は「火」の “fire” と「部隊」の “brigade” に分けて覚えるとイメージしやすいです。
- アメリカ英語の “fire department” を知っていると、同じ意味のイギリス英語バージョンとして“fire brigade”をセットで覚えると効果的です。
- “brigade” のスペルに注意して、語尾が “-ade”(レモネードの “-ade” と同じ響き)になっていることもイメージの手助けになります。
以上が名詞 “fire brigade” の詳細な解説になります。消防隊を指すイギリス英語特有の表現として、ぜひ活用してみてください。
=fire department